[2016]中部ミッドシニア(2R成績表)・記事・インタビュー・フォトギャラリー 掲載

2016.09.16

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平成28年度(第23回)中部ミッドシニアゴルフ選手権競技

開催日/平成28年9月15日(木)・16日(金)
会 場/南山カントリークラブ
参加人数/第1日・222名(内棄権、3名、 欠場27名)、第2日103名(内棄権7名)
天候/曇りのち晴れ

第2日成績表・・・・・・・・・・・・・・button_report_result

赤壁光夫選手(加賀)が逆転、通算1オーバーでルーキーV

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65歳以上に出場資格のある中部ミッドシニアゴルフ選手権競技。第23回の今年は、愛知県の南山カントリークラブで開催された。昨日の予選ラウンドには、実に222人のエントリーがあり、競技は午前6時30分からと、午前11時からの2部に分けて行われた。予選ラウンドの成績により、82ストロークまでの103人が今日の決勝ラウンドに進出した。

P1250164初日トップは、中村行宏選手(名古屋)で1アンダー71。1打差で赤壁光夫選手(加賀)、さらに1打差で鈴木正臣選手(南山)が追う展開となった決勝ラウンド。2番H(507Y、パー5)で中村選手が第3打をグリーン手前バンカーに入れ、そこから寄せきれずボギーとし、通算イーブンパーで赤壁選手と並んだ。その後、赤壁選手が4番Hでボギーとするも、中村選手が続く5番Hでダブルボギー、6番Hもボギーで、赤壁選手が2打リードした。ショットが今ひとつ安定しなかった中村選手に対し、赤壁選手は力強いショットを連発し、危なげないゴルフを展開していた。しかし、このまま、開いていくのかと思った7番H(161Y、パー3)で中村選手がピン奥1メートルにつけ鮮やかなバーディとして、その差は1打差に。さらに、9番Hで赤壁選手が右の池に落としボギーとすると、再び、二人が通算2オーバーで並び、前半が終了した。

P1250208前半の時点で、二人に続く選手は、天野和雄選手(葵)小林利治選手(豊田)の二人で、通算4オーバーだった。
後半に入り、赤壁選手の力強いゴルフはますます安定しパーキープが続いた。一方、中村選手はボギーが先行する。14番H(515Y、パー5)で2オンに成功、イーグルチャンスを逃してのバーディを奪い、こらえるものの、16番H(476Y、パー5)で赤壁選手がバーディを奪取して通算1オーバー、ここで2位との差を3打差として突き放した。最終18番H(372Y、パー4)では、赤壁選手はグリーン左のバンカーに入れてしまったが、1ピン奥に乗せ、その微妙な距離もあっさりと沈めてパー、65歳ルーキーでの初優勝を決めた。

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<入賞>敬称略
優勝 赤壁光夫(加賀) 145=72、73
2位 小林利治(豊田) 149=76、73
3位 中村行宏(名古屋) 150=71、79
4T 矢田義孝(三重) 151=77、74
4T 坂井治(グレイスヒルズ) 151=74、77

2日間の競技の結果、154ストロークまでの11人に、11月1日(火)2日(水)に岐阜県・愛岐カントリークラブ(中・東コース)で開催される日本ミッドシニアゴルフ選手権競技への出場権が与えられた。この中で、8位に入った柴山俊治選手(岐阜稲口)は、72位タイで通称裏街道からスタート、今日のベストスコア72でホールアウトし、大ジャンプアップを果たした。

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日本ミッドシニアへの出場権を得た選手たち
写真;前列左から、坂田治(4T)、中村行宏(3位)、赤壁光夫(優勝)、小林利治(2位)、矢田義孝(4T)。後列左から、塚田信一(9T)、柴山俊治(8位)、田中鋭郎(6T)、内藤良司(9T)

★第1日目に、エージシュート&ホールインワン達成★

鈴木正臣選手(74歳、南山)が73をマークし、エージシュートを達成した。また、橋本進選手(グランディ浜名湖)が17番ホールでホールインワンを達成した。両選手には、会場の南山CCより記念品が贈られた。

DSC00458鈴木正臣選手

★なお、今回エントリーした222人のうち、1951年生まれのルーキーは30人、その中で決勝に進んだルーキーは17人だった。過去最高のエントリーのあった中部ミッドシニアであったが、欠場も27人と多かったのは残念。今回は特に、2部制にしており、会場倶楽部や競技委員、その他関係者の協力のもとスムーズに運営が行われた。

廣瀬1<インタビュー>

「2日目で崩れないように、とだけ考えてた」
赤壁光夫選手(加賀) 145=72、73

P1250137 首位と1打差でスタートし、終わってみれば、4打差をつけて堂々の優勝を果たした赤壁選手は、今年からミッドシニア入りをしたルーキー、65歳。「初日が良くても、2日目に崩れるパターンが多くて・・。2年前の中部シニアでも初日トップで次の日たたいたし、今年もつい先日の秋田県での日本スポーツマスターズで2日目に悪かったんです。だから、今日はそういうことがないように、昨日ボギーを打った所をパーでいこう、リベンジしようと意識して回りました」。
決め手となったホールを尋ねると、「9番ホールです。右の池に入れて、ドロップゾーンから200ヤード近くあったので、ユーティリティでスライスをかけたんですが、グリーン奥のバンカーへ、出して1ピンくらいのパットが残ったけど、入ってくれてボギーですんだ。後半に繋がりました」と振り返った。赤壁選手は微妙なパットもさっと構えてさっと打つタイプ。「あまり考えません。考えすぎるとうまくいかないんで・・」。また、前半のティーショットではドライバーを使わないホールが多くあったことを聞くと、「第1打がトリッキーなホールでは、スプーンでいきました」と赤壁選手。だが、3Wで放ったショットは、同組の2人をしのぐ距離なのだから、そのパワーはすごい。見るからに、鍛えているなあと思わせる体型なので、トレーニングもきっちりかと思いきや、「特別なことはしていません。テレビ見ながら、腹筋したりストレッチしたり。ゴルフ場ではなるべく歩きます。おなかが出ちゃうと戻すのが大変だから(笑)。それでも、あまり激しくはできない。数年前に肺炎を患って、それから喘息を発症。今でも薬と吸入を朝晩続けています」。
ホームの加賀CCでは倶楽部チャンピオン4回、研修会会長として5年目、インタークラブでは団長兼選手を務めている。今回、北陸から一緒に来た3人のうち、赤壁選手とと塚田選手の2人が日本ミッドシニアに通過した。

<競技、表彰式 フォトギャラリー>