中部オープン 2R成績表、3R組合せ表、記事掲載

2017.08.17

平成29年度(第47回)中部オープンゴルフ選手権競技 第2日成績表、第3日組み合わせ表を掲載いたしました。

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平成29年度(第47回)中部オープンゴルフ選手権競技

開催日/平成29年8月16日(水)~18日(金)
会場/愛知カンツリー倶楽部 東山コース
天候/晴れ

第2日成績表

第3日組み合わせならびにスタート時刻表

岸本翔太(グリーンヒル関)が66、通算11アンダーで首位。
通算2オーバーまでの84人が予選通過。

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真夏の日差しが戻り、気温もぐんぐんと上昇、蒸し暑い愛知CC東山コースで、中部オープンの予選ラウンドが終了した。観戦ギャラリーは昨日よりも多い約600人と、今日も選手たちのプレーを応援する人たちで会場は大いに盛り上がっていた。

DSCN7796アンダーパーが49人と大混戦の第2ラウンド。前半を終えた時点では、首位は通算7アンダーまで伸ばしたH・リー(フリー)、岸本翔太(グリーンヒル関)、上田諭尉(谷汲)、竹内廉(フリー)、伊藤有志(フリー)、新田あきひろ(フリー)の6人。通算6アンダーに近藤啓介(南山)、さらに通算5アンダーに昨日首位の小島大輝(ザ・トラディション)をはじめ8人が続いた。後半に入ると、コースにも慣れ、ギアを一層上げていった選手が多く、昨日に引き続きアンダーパーラッシュの2日目となった。

その結果、今日を6バーディの66、通算11アンダーとした岸本翔太が首位に立った。66は今日のベストスコアで岸本の他、上田諭尉藤島征次(ロイズコーポレーション)、新田あきひろ(フリー)がマーク。上田は通算10アンダーで単独2位、藤島と新田は通算8アンダーとして5位タイに浮上してきた。
通算9アンダーの3位タイには、竹内廉と伊藤有志。通算7アンダーの7位タイには、H・リー、近藤啓介、金井泰司(14ヒルズCC)、上井邦裕(三好)、正岡竜二(グランデュール)、宮瀬博文((株)IASS)の6人が並んでいる。初日トップの小島は73と振るわず通算17位タイに後退した。

また、アマチュアトップは、5アンダーでスタートした木村太一選手(三重白山、日大1年)が今日も1打伸ばして通算6アンダー(総合は13位タイ)、2位は今日67の今野大貴選手(恵那峡、日大3年)が通算4アンダー、3位は今日68の横井優星選手(中部日本パブ、福井工大1年)が通算2アンダーと続いている。

上位陣はいずれも優勝をもぎ取る力のある選手が揃った。熾烈な接戦を制するのは、明日のアンダーパーにかかっている。
明日の決勝ラウンドには、通算146ストロークまでの84人が進出した。ティーオフは午前8時、アウト・インの両方から行われる。

★★今日もたくさんのギャラリーが来場しました☆★
選手たちについて歩いた人、18番Hのグリーンサイドでゆっくりと観戦した人。それぞれのスタイルで中部オープンを楽しんでいました。
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廣瀬1<インタビュー>

通算11アンダーで首位
岸本翔太(グリーンヒル関) 133=67、66(32、34)

DSCN7805昨日に続いて、ノーボギーのラウンドだった。ピンチはほとんどないラウンドだったのも昨日と同じ。さぞかし精神的にも安定しているのかと思いきや、岸本は「そんなことないです。前半は様子見っていうか、不安があるんですよ。どうなるかわからないから。インからで、スタートホールの10番Hで、いきなり2メートルのパーパットだったんですが、それが入ったので、まず一安心。ラフに入ったりグリーンをこぼしたり、色々あったけど、徐々に良くなっていきましたね」。それでも、夏男、と言えるほどに夏の試合では好成績を挙げている。「明日は、伸ばしたい。伸ばさないとダメでしょ」相性のいい愛知CC東山コースだけに、このまま突っ走ることができるか!?!

2位 通算10アンダー
上田諭尉(谷汲) 134=68、66(33、33)

DSCN7811キャプテンサンタの目立つポロシャツを着こなしていた上田。距離のある9番H(605Y、パー5)では手前からのロングパットを鮮やかに決めるなど前半3つ、後半3つの計6バーディを奪った。「ノーボギーだったのが嬉しい。後半の10番Hで昨日と同じ変な球が出た、立ちにくいですね、あのホールは」と振り返ったが、昨日今日と納得のいくゴルフができているようで笑顔が絶えなかった。「明日も60台で回って勝負できたらいい。意識しすぎないように気をつけます。日本オープンが地元の岐阜関CCだから行きたいですねえ。43歳、頑張りますよ」。

3T 通算9アンダー
竹内廉(フリー) 135=67、68(34、34)

DSCN78135バーディ1ボギー。「今日はショットが良くなくて、10番Hと5番Hで2メートルのパーパットが入ってくれたのが大きい。アイアンがどうも左に行ってしまって・・・」とゴルフの中身は万全ではないと言う。「取れるとことで撮っていないのでね。明日は7つは伸ばさないと!」300Yの飛距離を持つ竹内は静かに語った。

伊藤有志(フリー) 135=67、68(34、34)
DSCN7730「昨日と特に変わらないゴルフでした。8番H(462Y、パー4)のボギーがもったいなかった。フェアウェイからダフってショート、3打目も手前で、寄らず入らずでした。それ以外は、ピンチはなかった」と伊藤。「廉には負けたくない。同じ三重県で、小学校の時から知っているし、仲がいい。チャレンジも一緒の時はご飯食べたりしてるから」と仲良しでライバルに闘志を燃やしていた。

ベストスコアをマークして、一気に5位タイに浮上の2人 通算8アンダー

藤島征治(ロイズコーポレーション) 136=70、66(33、33)
DSCN7815アウトからのスタートで、7バーディ1ボギー。「ショットが良かった。調子はいいのでパターさえ入ればいい」と言う藤島は熊本県出身の32歳。中部オープンには初めての出場で、第2予選会場で資格を得た。今年は7月半ばに開催の競技で優勝、九州オープンでも上位に食い込んだばかりの藤島。300Yの得意のドライバーを武器に、明日をどう攻略するか、楽しみである。

新田あきひろ(フリー) 136=70、66(31、35)
DSCN7821藤島と同じく、予選を通過して初出場の新田は、珍しいレフティーの選手。「フェードに球筋を変えて1ヶ月半くらいだけど、それがうまくいっている。7バーディ1ボギーでした。アイアンの調子がいい」と新田のフェードは愛知CCによくあっているようだ。岡山理科大付属高校から日大に進学したが、3年の最初に中退し、同期の伊藤涼太と渡米。1年間ミニツアーに参加している間に優勝も経験したとか。「その時、学んだことですが、目の前の1打に集中することが一番大事。スコアよりもそれを意識して、明日も回ります!」。中部オープンにも日本中から選手が集まってくる。とても楽しいことだと感じた。

アマチュアで今日を60台で浮上した2人

今野大喜選手(恵那峡、日大3年) 140=73、67(33、34) 21T
DSCN78082年前、中部オープンをアマチュアで優勝した今野選手が2日目に好スコアで上がってきた。「7か6を目指してスタートしたけど5で終わっちゃいました」とちょっぴり残念そうな今野選手。10番Hと13番Hでボギーをたたいたが、14番Hで189Yを9番アイアンで放った第2打が直接入って、イーグルを奪取。「ラフから狙って、木が邪魔だったのでフックで打ったのが綺麗に乗って球が消えるのが見えました。調子は悪くないので、こういう時にいいスコアを出すことが大事」と自分のゴルフに徹すると自分に言い聞かせていた。

横井優星選手(中部日本パブ、福井工大1年) 142=74、68(36、32)
DSCN7825前半はイーブンだったが、後半に4つ縮めて、ベストアマが狙える位置まで浮上してきた。「後半は、11番Hでボギーが出て、通算3オーバーになってしまったんですが、13番Hで1。5メートルが入り、15番から4連続バーディが取れた。ほっとしました」。横井選手は、この春から大学生で、先週は中部学生に出場、プレーオフで優勝を逃したが、それまでの中部の大学の試合は全勝だった。「来週は日本学生もあるんですが、明日は、日大に勝ちたい!」アマトップの木村選手はこの春までは福井工大福井高で同期だった仲間でもあり、明日の対決はとても楽しみである。

<今日の会場風景>