中部女子シニア/女子グランドシニア(成績表)・記事

2018.06.06

平成30年度(第18回)中部女子シニアゴルフ選手権競技
平成30年度(第5回) 中部女子グランドシニアゴルフ選手権競技

開催日/平成30年6月6日(水)
会 場/タートルエースゴルフ倶楽部

総合成績表(PDF)

中部女子シニア 成績表(PDF)

中部女子グランドシニア 成績表(PDF)

女子シニアは3人のプレーオフの末、平田優子選手(富山)が初V。

女子グランドシニアは、阪本知子選手(レイク浜松)が初。
シニアから通算5勝目

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中部女子シニア、中部女子グランドシニアは、三重県のタートルエースゴルフ倶楽部を舞台に開催された。

朝から2、3ミリの雨が降り続き、フェアウェイには水が溜まる場所があったが、グリーンの水はけがよく、溜まるホールはなかった。タートルエースGCのグリーンの芝は「007」で、芽は小さく、雨でもスピードは出ていた。ハーフターンした選手からは、「雨が降っているのに、結構速いのよ」と好評価だった。

競技は、グランドシニアの部が先にスタートした。イン第2組の岩佐洋子選手(セントクリークGC)が81でホールアウトすると、まもなくアウト4組の阪本知子選手(レイク浜松)が79でホールアウト。このスコアがグランドシニアの部の優勝スコアとなった。
batch_th_DSC_2918一方、シニアの部は、81ストロークで、松本美保選手(CRC三重フェニックス)、平田優子選手(富山CC)、松久悦子選手(岐阜関CC)の3人が並び、プレーオフに突入した。プレーオフは1ホール目で、松久選手が脱落。残る松本選手と平田選手は次のホールを分け、3ホール目に平田選手がパー、松本選手がボギーで決着した。

★日本女子シニアへは、18人

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シニア、グランドシニアを合わせた成績により、87ストロークまでの上位18人に、10月25日(木)・27日(金)に千葉県のカレドニアン・ゴルフクラブで開催される日本女子シニアゴルフ選手権競技への出場権が与えられた。また、決定にはマッチングスコアカード方式が採用された。
◆出場権を獲得した選手(敬称略)
阪本知子(レイク浜松CC)、松久悦子(岐阜関CC)、平田優子(富山CC)、松本美保(CRC三重フェニックス)、岩佐洋子(セントクリークGC)、菊川由美子(CRC白山ヴィレッジ)、西村雪代(双鈴GC関)、山村則子(富士OGM伊勢大鷲)、石原慶子(貞宝CC)、高橋麻由(ライオンズGC)、古川明美(伊勢CC)、花井正子(新南愛知CC)、木村桂子(さなげCC)、藤河家和美(名倉CC)、佐々木祥子(レイク浜松)、宇野優子(笹戸CC)、鈴木裕美(ザ・トラディションGC)、井田千帆(スプリングフィールドGC)

<インタビュー>

◆女子シニアの部◆

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優勝
平田優子選手(富山) 81=41、40

batch_DSC_0267「雨で大変でした。グリーンに水が含んでるし、3パット3回しました」。プレーオフでは一番飛んでいた。1ホール目で松久選手が2打目をダフってボギーにして脱落。2ホール目はともにパーで分かれ。3ホール目、松本選手は3ホール連続フェアウェイ。しかし、2打目を右のサイドバンカーにいれ、寄せきれずボギーで決着がついた。
ただ、平田選手はティーショットを右に2つある手前のバンカーに入れる。あごが気になったが、本人は残り140ヤードを8番アイアンでうまく打って手前に乗せた。本人は「私はフェアウェイのバンカーは苦手ではないんです。ここはグリーンは手前に乗せないと大変だし、8番で手前に乗ればいいと思って打った。パットは下って登るという15メートルもありました。距離を合わせて60センチに寄せられました」。3度目の挑戦でCGA初優勝だそうで、今夜は名古屋市内に嫁いでいる娘のところに泊まるそうである。

2位タイ
松本美保選手(CRC三重フェニックス) 81=41、40

batch_DSC_0266本戦は「ドライバーだけがよかった。雨でショットはぶれたけど、パターがよく入ってくれた」そう。確かに、プレーオフでもティーショットはすべてフェアウェイをキープした。ただ、右サイドのフェアウェイは水を含んでおり、2ホール目の2打目は打った瞬間、水を飛ばしており、競技委員の久保由加子さんは思わず「ちゃんとしたところに置けばいいのに」。そして、負けた3ホール目の2打目もほとんど同じところ。「カジュアルで出そうと思ったんだけど、まあ、いいかで打っちゃった。泥もついていたし。それで滑って、右のバンカーにいれちゃった」と苦笑い。フリーのキャディーさんで「あしたは三重県オープンで仕事」と言って、帰って行った。

2位タイ
松久悦子選手(岐阜関CC) 81=42、39

「プレーオフ1ホール目の2打目は雨でダフちゃいました。もともと、プレーオフは弱いんです。プレーオフなのに、パットもショートしちゃうんです」。

4位
菊川由美子選手(CRC白山ヴィレッジ) 83=41、42

「今日は飛距離のある選手が有利でしたね。トリプルを打っちゃったんだけど、よく頑張れたと思います。日本女子シニアでちょっと頑張っちゃおうかな」。

◆グランドシニアの部◆

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優勝
阪本知子選手(レイク浜松) 79=42、37

batch_DSC_0668「もう、前半は雨でシュルシュルとしかいかないの。3番のパー5なんか、3打目でスプーン。それでオーバーして7。後半は12番のパー3と14番のロングでバーディが取れたけど、雨に降られなかったのは最終ホールだけよ。12番は1ピン、14番は1ピンなかったかな」。総合部門はなかったが、シニアを合わせて唯一の70台。中部女子シニアは過去に3年連続を含め、4回優勝しており、グランドは初優勝というより、シニア含め5度目の優勝なのだ。「今年は春先のナショナルチームの帯同がなかったし、体は楽だった。岐阜CCの時なんか、強行軍だったもの」と笑っていた。

2位
岩佐洋子選手 81=39、42

batch_DSC_0272「雨でOBスタートよ。参っちゃった。後半はなんとか回れて39だったけど、ずっとがまんがまんでした。後半の最初のショートで3メートルのバーディが入ってくれた。「昨年は(日本シニアに)落選したし、練習したのよ。それで、腰を痛めて、ブロック注射打ってもらって出場してきたのよ」。まわりから「オリンピックにでも出るの」と笑われていたそうだ。

3位
宇野優子選手 86=43、43

ディフェンディングチャンピオンの宇野選手は「雨で大変だった。それに、朝早いのも苦手なのよ(8時10分スタート)。グランドの優勝より、日本シニアに行くことが目標だった。だから、うれしい」。

5位
白谷幸子選手 88=47、41

batch_DSC_0663「雨で止めようかと思ったけど、ゴルフが大好きなのね。それで、来ちゃった。ゴルフができるだけ、幸せです。若い人と回れるだけに楽しい。その思いだけで出てきました。エージシュート? いま、43回です。昨日はこちらに泊まったけど、渥美半島から2時間半かけてきました」。白谷選手はグランドの最年長78歳。写真右が白谷選手。ちなみに今大会で70代は7人で、欠場者はなかった。

<会場風景ほかフォトギャラリー>・・・準備中