中部オープン・本戦2R成績表、3R組合せ表、記事 掲載

2018.07.12

平成30年度(第48回)中部オープンゴルフ選手権競技・本戦

開催日/平成30年7月11日(水)・12日(木)・13日(金)

会場/桑名カントリー倶楽部

第2日成績表(PDF)

第3日組み合わせ並びにスタート時刻表(PDF)

日大4年の今野大喜選手(恵那峡)が通算12アンダーで首位。

2位に5打差をつけ、自身2度目のアマ優勝に王手

昨日の猛暑から一転、中部アマ2日目の桑名カントリー倶楽部は、朝から時折小雨が降る曇り空に包まれた。気温も昨日ほどではなく、選手たちにはしのぎやすいスタートとなった。ただ、10時近くになると晴れてきて蒸し暑さが戻り、同時に風が強くなってきた。

batch_1 imano DSC030225アンダー4人、4アンダー5人を追いかけ、予選通過を目指す第2日は、驚くべき結果となった。
アマチュアの今野大喜選手(恵那峡CC、日大4年)が実に8アンダーをマーク、通算12アンダーに伸ばして、並みいるプロたちの上に立ったのだ。しかも、2位の小野田享也(フリー)、北村晃一(ミッションバレーGC)とは5打差!! 今野選手は、前半を6アンダーとし通算10アンダーで折り返すと、後半もさらに2打伸ばしてのフィニッシュだった。前半を折り返した時点では、初日1位の北村も5アンダーで通算10アンダーとし、並んでいたのだが、北村プロは後半の10番でナイスオンからの3パットボギーを叩いたことで調子を崩し、終わってみれば2アンダー、通算7アンダー2位タイとなった。

今野選手は2015年大会(東名古屋CCで開催)でアマチュア優勝を飾っている。当時、日大1年だった今野選手は現在、4年生。昨年度からナショナルチームメンバーとして世界のさまざまな競技に出場してきた。そして、今年は、フィリピンで行われた大学選手権で個人戦優勝、団体戦も日大の世界一に貢献している。

明日の決勝ラウンド。アマチュアの今野選手が自身2度目の優勝となるのか。プロたちが大逆転で今野選手を捉えるか。2位に浮上してきた小野田プロは、2012年大会(南山CCで開催)にアマチュア優勝、2015年に今野選手が優勝した年はプレーオフで惨敗しているだけに負けられないはず。同じく2位の北村プロも、九州オープン優勝に次ぐ勝利を強い気持ちで狙いに来ているのだ。

中部オープンの優勝者には、日本オープンのほか、秋のトップ杯東海クラシック、来春の中日クラウンズへの出場権が与えられる。

決勝ラウンドには通算148ストロークまでの90人が進出する。選手たちの熱い戦いを期待したい。

廣瀬1<インタビュー>

「明日は、緊張感の中でどこまでできるかを試したい」
今野大喜選手(恵那峡CC、日大4年) 132=68、64(30、34) 1位

batch_1 imano DSC02971首位と1打差でスタートした今野選手は、1番、3番、6番、7番でバーディを奪うと、なんと8番(537Y、パー5)では200Yの第2打を6番アイアンで5メートルにつけ、きっちり沈めてイーグルとし、前半を怒涛の6アンダー、通算10アンダーで折り返した。今日の唯一のボギーは17番(197Y、パー3)。「ピンは左手前で、左アゲンストの風でした。素直にパーを取るショットをすればよかったけど、欲が出て、ピンを狙ってしまった。結局左に外してボギーでした。でも、そのあとの18番でバーディが取れたのでよかったかな」と今野選手。「この2日間、いい雰囲気で回れているのも、同組の堀川さんは大学の先輩で、比嘉くんはナショナルチームで一緒だったから気楽でした。明日はそうじゃない。緊張した中で、どんなプレーができるか、バクバクしながらいいショットができるのかが試されると思っています」。落ち着いた口調で話す今野選手だが、先週の日本アマチュアでは、2日間でやはり通算12アンダーをマークし首位に立ったが豪雨悪天候で競技が不成立となるという稀な経験をしたばかり。いみじくも、同じ通算12アンダーで迎える第3日目。さて、今週こそ優勝、となるのか。歴代初の記録への挑戦は明日9時52分にティーオフだ。

「今日は後半に伸ばせた。明日は3年前のリベンジ!」
小野田享也(フリー) 137=68、69(36、33) 2位タイ

batch_2 onoda DSC02956S前半をイーブンで折り返した小野田プロは後半、10番でピン左2メートルのバーディパットを決めると、続く11番でも5メートルをねじ込んだ。「2連続がきて、気持ち的に楽になりました。今日は、昨日よりもフェアウエイをキープできなくて苦しみながらのプレーだったので、伸ばせたことは良かったですね。明日は、前半で近づけられればチャンスが出てくるかも。3年前のプレーオフでは悔しい思いをしたので、勝ちたいですねえ」。

「10番の3パットがすべて。崩れちゃいましたね」
北村晃一(ミッションバレーGC) 137=67、70(31、39) 2位タイ

batch_DSC02609_北村晃一前半に5アンダーとして通算10アンダーまで伸ばした北村プロだったが、後半の失速は痛かった。「いい感じにつけたのに3パットしてボギー、あれで一気に流れが悪くなりました。前半のいい流れのまま行っちゃったのがいけなかった。このコースは頭を使わないとダメ。明日は、追う立場なので、ひとつずつ縮めて行きたい」。

堀川未来夢(Wave Energy) 138=68、70(31、39) 4位タイ
batch_4 horikawa DSC02970「昨日から同組の流れがよくて、後輩には負けたくないなあと頑張ってたんですけど、今日の18番で右の林に突っ込んでしまい、そこからのリカバリーもうまくいかずダブルボギー。でも、トータルで6アンダーはまずまずです」。

丸山大輔(アイテック) 139=72、67(33、34) 7位タイ
batch_DSC02660_丸山大輔7バーディ2ボギーだった。「昨日は左に曲がる球がよく出ていたので、クラブの重量を少し移動させて今日を迎えました。そのせいか、フェアウェイキープができて、バーディチャンスが増えました。明日は今日よりいいスコアを目指します」。

原田大介(フリー) 141=73、67(33、34) 12位タイ
batch_12 harada DSC02981インスタートで今日を5アンダーでフィニッシュ。「出だしで3パットしてボギー発進でしたが、あとはよかった、7バーディでした。攻めた結果がいい方向に出てよかった、明日も頑張りますよ〜」。

大内智文選手(中部学連・中部学院大4年) 142=75、67(33、34) 18位タイ
batch_DSC02564_大内智文アウトからスタートし、5バーディノーボギーのナイスゴルフだった。「2番と4番のバーディはチップインでした。昨日のスコアが悪かったので、帰りに練習に行き、動画を撮ってチェックしたら、ボールとの間が近かったんです。それで、今日はそこを意識して回りました」。

<今日の会場風景>