中部ジュニア本戦1R成績表,2R組合せ表 記事 掲載

2018.07.26

平成30年度(第44回)中部ジュニアゴルフ選手権競技・本戦 第1日成績表を掲載しました。

第2日の組み合わせ並びにスタート時刻表を掲載しました。

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平成30年度(第44回)中部ジュニアゴルフ選手権競技・本戦

開催日/平成30年7月26日(木)・27日(金)
会場/東名古屋カントリークラブ(西コース)
天候/晴れ

【第1日】

男子15歳~17歳の部(PDF)

男子12歳~14歳の部(PDF)

女子15歳~17歳の部(PDF)

女子12歳~14歳の部(PDF)

【第2日】

第2日・組み合わせ並びにスタート時刻表(PDF)

4地区の厳しい予選を通過したジュニアが激突!! 各部門とも混戦模様!!

男子15歳〜17歳の部は、6アンダー66で荒木義和選手(津田学園高3年)。

女子15歳〜17歳の部は、2アンダー70に3人、今野真希選手(麗澤瑞浪高3年)、髙木美佑選手(福井工大福井高3年)、中村好花選手(福井工大福井高1年)。

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中部ジュニア4部門の第1日が終了した。晴れてはいたが、雲も多く、昨日までの超猛暑は少しだけ和らいだように感じた。

今大会は、暑さ対策もあり、スタート時間を早め、第1組は7時10分のティーオフとなった。ラウンドはキャディー付き、かつカート乗用が認められたため、暑い中でもプレーしやすかったようだった。

中部ジュニアは例年、各部門の優勝争いもさることながら、日本ジュニアの出場権をめぐる戦いも熾烈である。しかも、今年は昨年に比べ、出場枠が減っていることもあって、選手たちも第1日目から相当に気合が入っているように感じられた。

◆男子15歳〜17歳の部◆
首位に立ったのは、荒木義和選手(津田学園高3年)で6バーディノーボギーの66を叩き出した。2位は2打差68の吉川翔都選手(福井工大福井高2年)、さらに2打差の70で長谷川貴優選手(各務原高2年)、1アンダー71に、杉浦悠太選手(福井工大福井高2年)と鈴木千貴選手(星城高2年)が続いている。

1位
荒木義和選手(津田学園高3年) 66=34、32

batch_DSC033676バーディノーボギーの素晴らしい内容だった。「バーディパットは5メートルくらいが多く、パーパットも13番から16番まで3メートルくらいが入りました。今日はパッティングが良かったにつきます。前半はよく乗ったけど後半は乗らなかった」と荒木選手は今日を振り返った。高校3年生になってゴルフが安定してきている。今年は三重県ジュニアで2位、三重県オープンでローアマ、さらに福井国体少年男子の部三重県代表として先日の東海ブロック大会でも活躍、国体出場を決めている。「日本ジュニアには一度も行ったことがないので、高校最後の年に是非行きたい」。

2位
吉川翔都選手(福井工大福井高2年) 68=36、32

batch_DSC03353インスタートで前半を5バーディ1ボギーで折り返すと、後半は2バーディ2ボギーでまとめ、4アンダーフィニッシュ。「16番から3連続バーディして、30分待って、後半の1番もバーディできたのは気持ちよかった。2番でボギーになりましたが、今日はセカンドショットが良かった。100ヤード前後は得意です」と吉川選手。実は昨年も初日に好スコアでトップになっている。「去年は2日目で崩れたので、今回はそうならないように頑張ります!!」。

3位
長谷川貴優選手(各務原高2年) 70=34、36

batch_DSC03389「ボギーを打たないゴルフを目標にしてスタートしましたが、今日は3バーディ1ボギーで、描いていた通りにできたのが良かった。去年はあと少しで日本ジュニアを逃しました。欲張るとうまくいかないタイプなので、明日は堅実に行きたいと思います」。

◆女子15歳〜17歳の部◆
実力伯仲の女子高校生部門は、予想通りの混戦状態となった。首位は2アンダーで今野真希選手(麗澤瑞浪高3年)、髙木美佑選手(福井工大福井高3年)、中村好花選手(福井工大福井高1年)の3人。さらに1打差の1アンダーに長谷川せら選手(各務原高1年)、幸田彩里選手(名古屋西陵高2年)、古川莉月愛選手(岐阜聖徳学園高3年)の3人とアンダーパーが6人である。昨年優勝の兼松亜衣選手(誉高3年)は77、14位タイ。

1位タイ
今野真希選手(麗澤瑞浪高3年) 70=34、36
髙木美佑選手(福井工大福井高3年) 70=34、36

batch_DSC033736バーディ4ボギーの2アンダーでフィニッシュ。「ショットが安定していて、フェアウェイを外さなかったし、外したところはアプローチがうまく行きました。もったいないボギーが多かった」と振り返った今野選手は、2週間前に開催された中部オープンで堂々のアマ優勝を果たした今野大喜選手の妹。「兄の優勝には刺激されました。日本アマが中止になって、翌週に優勝できた。すごかったので、自分も頑張ろうと思いました。メンタルが弱いので、周りを気にしないで回ろうと意識しています、それは兄からのアドバイスです」高校3年生になり、一気にブレイクしている今野選手。明日の決勝のプレーに期待!!(写真左)
今野選手と同じく首位タイの高木選手は、「今日はショットが良くなかった」と開口一番。5バーディ3ボギーだが、「前半のパーオンは2回だけ、後半のアウトは6回乗りました。でも悔しいのは、最後の9番でボギーを打ったことです。後半はショットが良くなってきたので余計に悔しい。明日は日本ジュニアを目指して頑張ります!!」(写真右)

1位タイ
中村好花選手(福井工大福井高1年) 70=34、36

batch_DSC033765バーディ3ボギーだった。「前半はボギーが先行して良くなかったけど、後半はアイアンが良くて、スコアに繋がりました」。70ストロークはベストタイだという中村選手は「最後の9番Hで、ここでパーならベストの69だと思ったら、ボギーになっちゃった。残念でした」。京都府京丹後市網野中から福井工大福井高へ。高校入学後、ゴルフが上達、地区予選を通過した。

4位タイ
長谷川せら選手(各務原高1年) 71=36、35

batch_DSC033584バーディ3ボギーだった。「入れなきゃならないパットは入ったけど、短い上からのを外したりして、まあまあ、でした。地区予選よりショットもよくなってきているので、明日は優勝を目指したい」。今年度のCGA強化指定選手(正選手)。

幸田彩里選手(名古屋西陵高2年) 71=36、35
batch_DSC03363実に15ホールをパーオン、「ドライバーもショットもよかったし、パッティングは上りラインがよく入りました」と幸田選手。愛知地区予選をトップ通過して本戦出場だが、スイングのイメージを変えたことが功を奏しているのだそうだ。それは、「振り抜きとインパクトを意識すること。それ以外は気にしない」で女子プロの鈴木愛が語っていたのだとか。「ちょっと真似してみようかなと1週間前に試してみたらいい感じで、今日もそこに集中してプレーしました。明日も同じ調子で頑張ります!!」。

古川莉月愛選手(岐阜聖徳学園高3年) 71=34、37
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◆男子12歳〜14歳の部◆
愛知県予選をトップで通過した小田祥平選手(蒲郡中3年)が好調をキープして、本戦首位に立った。スコアは3アンダー69。2位は1打差の2アンダー70で、湯原光選手(一宮西成東部中3年)と石垣敢大選手(鈴鹿白子中3年)の2人が続いた。

1位
小田祥平選手(蒲郡中3年) 69=32、37

batch_DSC033996バーディ1ボギー1ダブルボギー。「ショットがキレてました。バーディは全部近め、ダブルボギーはショートホールで池ポチャでした。今日はボギーを打たないようにというコースマネジメントがうまくできました」。愛知地区の予選トップで本戦にきた小田選手は4歳半からゴルフを始め、小3から近くの幸田ゴルフ場で練習している。中学の部活は剣道部、2段の腕前になったそうだ。

2位タイ
湯原光選手(一宮西成東部中3年) 70=33、37

batch_DSC03387-crop5バーディ1ボギー1ダブルボギーだった。「ダブルボギーは3オン3パットだし、ボギーも3パットでした。全体としてはショットはいいけど、パッティングが悪かった」。湯原選手は今年のCG A強化指定選手(正選手)で、トレーニングもしっかり行なっている。「マッピングとか役に立っています。ゼロラインを探して、ショットを心がけています」。

石垣敢大選手(鈴鹿白子中3年) 70=35、35

batch_DSC03412-crop「ショットは昨日まで荒れていたけれど、今日はドライバーが曲がらず、際どいパットが入りました」と石垣選手。3バーディ1ボギーだった。今年2月から腰を痛め、ゴルフを休憩、6月に再開したばかり。「このスコアは良かったと思います。明日はショットが乱れないように安全な方に打ってボギーを減らしたい」。

◆女子12歳〜14歳の部◆
ただ一人のアンダーパー71をマークしたのが池ヶ谷瑠菜選手(四日市富洲原中3年)。1打差のイーブンパーに中島凛選手(星城中2年)と藤井美羽選手(名古屋千種台中2年)、さらに1打差の73に昨年優勝の神谷そら選手(土岐津中3年)、杉浦愛梨選手(高浜中3年)、酒井夏鈴選手(富加双葉中2年)、清本美波選手(一宮南部中1年)、與語優奈選手(長久手中2年)の5人が並んだ。

1位
池ヶ谷瑠菜選手(四日市富洲原中3年) 71=34、37

batch_DSC03402インからのスタートで10番でバーディ、危険なパーもあったが我慢しながら前半を終えた。「なんとかイーブンでは上がりたい」と後半に入ると、1番Hでバーディ、ショートホールでバーディ、その後、ボギーを打ったが、最後の9番Hで5メートルのバーディパットが決まった。「なんとか落ち着いてパーを取ろうと頑張れたのがスコアになりました。中学1年からずっと中部ジュニアに出場してるけど、一度も日本には行けていないので、明日こそ落ちないようにしたいです」。

2位タイ
中島凛選手(星城中2年) 72=35、37

batch_DSC03396「ドライバーが良かった。ラフに行った時もリカバリーできました。内容的にはあまり満足していない、後半は風が読み切れませんでした」と中島選手。少1から始めたゴルフをしっかりやりたくてゴルフ部のある星城中に進学。自宅のある名古屋市昭和区から片道1時間30分かかるが、「楽しいです!!」。

2位タイ
藤井美羽選手(名古屋千種台中2年) 72=36、36

batch_DSC03392前半は2バーディ2ボギー、後半は全部パー。「今日はバーディチャンスにつけられなかった。特に後半は風が出てきて、縦の距離が難しかった」と藤井選手。昨年は初日に首位に立ちながらも決勝の後半に熱中症にかかってしまった。明日は水分補給もしっかりして、リベンジとしたいもの。

4位タイ
神谷そら選手(土岐津中3年) 73=36、37
杉浦愛梨選手(高浜中3年) 73=36、37

batch_DSC03381「パッティングが全く入らず」だった神谷選手と、「アイアンが悪く、パッティングに助けられた」杉浦選手。ともに、今年度のC G A強化指定選手として、トレーニングに励んでいる。神谷選手は昨年のチャンピオンだけに連覇への期待がかかる。(写真;左が神谷選手、右が杉浦選手)