[2013]中部ジュニア本戦 (記事・第2日成績表)

2013.07.27

第39回 中部ジュニアゴルフ選手権競技(本戦)
開催日/平成25年7月26日(金)、27日(土)
会場/東名古屋カントリークラブ(東コース)
天候/晴れ


男子15~17歳の部
参加者69名 /距離 6701Y PAR72
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男子12~14歳の部
参加者46名 /距離6376Y PAR72
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女子15~17歳の部
参加者36名 /距離6085Y PAR72
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女子12~14歳の部
参加者32名 /距離6085Y PAR72
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【第2日】

男子は小木曽選手:15~17歳の部、
岡崎選手:12~14歳の部ともに、貫録の逆転勝ち。
女子は初日のリードをさらに伸ばして、
小野選手:15~17歳の部、吉選手:12~14歳の部がV


DSC05585s決勝ラウンドは昨日の不安定な天候の心配は全く感じさせない快晴、蒸し暑い一日となりました。各部門ともに、優勝はもちろん、日本ジュニアの出場枠を狙って、選手たちの攻防が続きました。前半を終わった時点では、どの部門も、優勝の行方は混とんとしていましたが、スタート順の早かった女子の部から先に勝敗が決定していきました。アテスト会場のプロジェクター前には、順位を気にかける選手や先生、家族の方々がぎっしり集まり、一喜一憂、喜んで抱き合う姿の一方で、涙で目が真っ赤の選手も・・・。選手のレベルが毎年あがっているだけに、厳しい争いを勝ち残り、日本へ出場する選手たちには、存分に自分の力を発揮してきてほしいものです。


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男子15~17歳の部
後半でぶっちぎり、通算9アンダーの圧勝。
中部アマに続く栄冠

<優勝> 小木曽喬選手(福井工大福井高2) 135=70、65(31、34)
ogisoインスタートとなった男子15~17歳の部。小木曽選手は最終組の一つ前で、北村聡馬選手(伊勢高3)と同じ組。中部アマ最終組の2人が一緒になった。首位と2打差でスタートした小木曽選手は「今日は、前半で追いついて、後半で突き放す」というイメージを抱いていた。そして、まさに、描いた通りの展開が繰り広げられたのだ。前半は10番H、12番H、16番Hをバーディとするも17番H(383Y、パー4)でボギーをたたいた。「あそこは昨日も4パットのホールでした」と苦手意識が強いホールだ。前半を34、通算4アンダーで、北村選手はイーブンパーとして通算2アンダー、最終組の上田敦士選手が1打縮めて通算4アンダーだった。
後半に入り、小木曽選手の勢いはますます上向きに。実に6バーディ1ボギーの31をたたき出し、通算9アンダーでぶっちぎった。2位とは7打差の圧勝だった。「10メートルくらいのバーディパットも入るんじゃないかと思えるほどパッティングはよかったです、ショットもよかったし。リズムよく行こうと意識してました。後半の6番H(418Y、パー4)で聡馬君がボギーを打って4打差になったところで、ようやくラクになりました」。
今年は6月の中部アマで優勝、全国高校ゴルフ選手権中部予選で個人優勝、そして、中部ジュニアと3勝目になった。あとは、日本で結果を出すこと。そうすれば、現在のJGAアマチュアランキング13位からのジャンプアップが待っている。中学3年生で福井工大福井高に転校し、ライバルの多い福井高でもまれて強くなった小木曽選手は、大好きな川村昌弘先輩の背中をしっかりと見つめている。

●日本ジュニア出場権:147ストロークまでの16人に与えられた。
(最終ラウンドスコアのマッチングスコアカードによる。
シード選手:金子直矢選手(福井工大福井高3))


女子15~17歳の部
中1、中3に続いて3回目の中部ジュニア優勝。
技も精神力も着実にパワーアップ中

<優勝> 小野祐夢選手(帝京大可児高1) 138=68、70 (35、35)
ono前半を終えて、小野選手は通算5アンダーとし、2位グループは2アンダーに3人が並んだ。後半になっても、「落ち着いて、冷静に対応できたと思う」と言うように、危なげないゴルフを展開。昨日と今日の2日間でパーオンしなかったのは3ホールだけ、しかもそのうちの一つはパーを拾った。パットは長くて5メートル、大半が2メートルくらいだったことからも、ショットの素晴らしさがうかがえる。「スイングが安定してきてミスが最小限に抑えられるようになりました。筋力が昔に比べてついてきたので、今までのようにオーバースイングしなくてもいいのが理由かも。今日はもう一日60台で回りたかったけど1打足りず残念です」。現在のJGAアマチュアランキングは9位。昨年の日本ジュニアでは12~14歳の部で堂々の2位だった。
●日本ジュニア出場権:149ストロークまでの7人に与えられた。


男子12~14歳の部
中2に続く2連覇を達成。
ひと回り大きく成長した、勝利への戦略

<優勝> 岡崎錬選手(美濃加茂西中3) 139=71、68(33、35)
okazaki最もデッドヒートを繰り広げたのが、男子12~14歳の部だった。首位と3打差でスタートした岡崎選手は1番Hから4番Hまでを4連続バーディで一気に首位に躍り出たのだ。続く5番Hでボギーとして、青山晃大選手(笈瀬中2)と通算4アンダーで並んたまま前半を終えた。2組前の朝倉駿選手(星城中3)が通算3アンダー、さらに2アンダーグループに3人が続いた。ところが、後半に入っても最終組の岡崎選手と青山選手の一騎打ち状態は続いた。
10番H(482Y、パー5)で青山選手がバーディで通算5アンダーで1打リード。そのまま14番Hまでいくが、15番H(375Y、パー4)で3メートルの下りバーディパットを岡崎選手が決め、通算5アンダーで2人が並ぶ。
続く16番H(500Y、パー5)、岡崎選手が先にパーパットを決めた後、青山選手があろうことか3パットのボギーをたたいたのだ。「1打リードしたので、残りの2ホールは相手を見ながら、リードを守ろうと思いました」と岡崎選手は戦略を立てたのだが、18番H(431Y、パー4)で青山選手が第2打をピン1メートルにぴったりつけるのを見て、「急に緊張してしまった」と岡崎選手。そして「セカンドがトップしちゃって、右端10メートルくらいにようやく乗ったんですが、パットも手が動かなくて、2メートル手前にショートしてしまった。外したら、プレーオフだなと思いつつ、思い切って打って入れることができた」とそのときの様子をきちんと分析し、語った。
昨年に続く連覇を達成した岡崎選手は現在JGAアマチュアランキング7位。昨年も2日目に64を出して大逆転優勝を果たしたが、「去年は無意識で、バーディだけを狙って回った。でも今年は、プレッシャーの中でいろいろ考えて、やりきった」と振り返った岡崎選手はこの一年で本当に大きく成長した。
●日本ジュニア出場権:143ストロークまでの4人に与えられた。
(最終ラウンドスコアのマッチングスコアカードによる。
シード選手:岡崎錬選手(美濃加茂西中3))


女子12~14歳の部
ショットもスコアも今までで最高の2日間。
中途半端を卒業し、きちんと練習し始めた中学3年生

<優勝> 吉音羽選手(高富中3) 138=69、69 (35、34)
yoshi昨日に続く69を出して、圧勝した吉選手。「69はベストスコアなんです。初めての60台が2日連続で出るなんて考えてもいなかった」とはにかみながら話した。前半を終えた時に、一人だけ通算4アンダーで2位と4打差をつけていた。「ドライバーの精度が今ひとつだったけど、前半はセカンドがよく寄りパターが入らず、逆に後半はパーオンができなくて、寄せてパーばかり、16番Hと17番Hでやっとパットが決まって2連続バーディになった。平常心で回っておいでと家族に言われてきたからこともあったけど、プレッシャーはあまり感じませんでした」。これまで優勝には縁がなかった吉選手だが、中学3年生になって、ちゃんと練習をするようになった。「高校が近づいてきたから、中途半端なことじゃダメだなと思ったんです」。小学1年で初めてクラブを握り、小学5年になって本格的にゴルフに向き合った。小学6年で全国小学生に出場、昨年は日本ジュニアにも出場している。見るからに、ほんわかとした優しい印象の吉選手、まだまだこれからが伸び盛り。
●日本ジュニア出場権:151ストロークまでの7人に与えられた。
(最終ラウンドスコアのマッチングスコアカードによる。
シード選手:橋本千里選手(萩山中3))


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日本ジュニアへの参加資格選手