[2014]中部女子アマチュア(1R成績表、記事)

2014.05.29

第44回 中部女子アマチュアゴルフ選手権競技

開催日/平成26年5月29・30日
会場/スリーレイクスカントリークラブ
参加人数/154名(内欠場3名)
距離/6228Y PAR72
天候/快晴

【第1日】

スタート表・・・・・button_report_start

成績表・・・・・・・・button_report_result

第2日のスタート表はこちら

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昨年の覇者、松田唯里選手が2アンダーで首位発進。
1打差で、小野祐夢選手と新田彩乃選手。

rensyuzyoDSC090672014年度のCGA主催競技の最初の本戦、中部女子アマチュアがスタートしました。
快晴に恵まれた第1日、三重県・スリーレイクスカントリークラブは朝から気温がぐんぐんと上昇、午後1時には30℃、湿度49%と、まさに真夏日。グリーンコンディションは、スティンプメーター10.5フィート、コンパクション23で、「グリーンが難しい」コースに選手たちは翻弄されたようです。

首位は、松田唯里選手芦原・福井工大2年)で2アンダー、70ストローク。昨年の中部女子アマのチャンピオンです。調子が良くないという状況の中での2アンダーはさすがの実力。本人にとっては、昨年覇者というプレッシャーも相当だったようですが、初日を終え、明日に向けて、いい手ごたえができたのではないでしょうか。2位は1打差で、小野祐夢選手(中部ジュニア・帝京可児高2年)と、新田彩乃選手(中部日本パブ)の2人が追走。続く2打差のイーブンパーには、世古麻由選手(愛知県連)をはじめ5人が並んでいます。

10代の選手が75人、全体の約半分を占める今大会ですが、日本女子ミッドアマチュア出場権がかかる30歳以上の選手は64人出場しています。その中のトップは、多賀章子選手(グリーンヒル関)で77ストローク、全体の23位タイです。ジュニア選手に圧倒されることなく、明日の決勝ラウンドでは、ミッド世代にも大いに張り切って欲しい。

また、第1日に、16番ホール(155ヤード、パー3)で、塩見心愛選手(芦原:福井工大福井高1年)がホールインワンを達成しました。

今年度から、予選ラウンドでのカットはなくなり、全員が明日の決勝ラウンドを戦います。その結果、日本女子アマチュアに上位13名、日本女子ミッドアマチュアに上位20名、それぞれの出場選手が決定します。

hirosesann<インタビュー>


「ホッとしました」と涙
松田唯里選手(芦原・福井工大2年) 1位 70=35、35
matsudaDSC091362アンダー首位でホールアウトしたにもかかわらず、スコアボードを見て、泣いていた松田選手。何かあったのかと、聞いてみると、「この2週間、80も切れない状態で、どうしようかともの凄く心配していました。特にドライバーがひどくて、(日本女子アマへの出場権に)落ちて、泣いてる夢を2回も見ちゃったんですよ。でも、何とか回ってこれて、ホッとしました」と安堵の涙だったと告白してくれた。連覇へのプレッシャーに闘うのは、ディフェンディングチャンピオンのみが感じる試練。不安が募る中、福井工大ゴルフ部で指導をしてくれている福岡監督と先日ラウンドをし、「自分らしくやってくればいい」とアドバイスを受けた。「それで、少し落ち着きました。今日は1ホールずつ、1打ずつを真剣に打つことができたのがよかった」と心底、ホッとした様子だった。
今日の内容は、3バーディ1ボギー。「アプローチとパッティングに助けられた。ショットは悪いながら、いいところに止まっていてくれたのもラッキーだった」と振り返った松田選手。何度も経験している最終組で回る明日への準備はもうできただろう。

=== == = 2位タイ = == ===

小野祐夢選手(中部ジュニア・帝京可児高2年) 71=34、37
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3バーディ1ダブルボギー。「今日はパターが思ったほど入らなかった。下りにつけてしまった所もあって、強く行けなかったですね」と残念なホールもあったが、「特に不安はない」と明日への自分に期待していた。現在ナショナルチーム候補生として切磋琢磨している高校2年生。


新田彩乃選手(中部日本パブ) 71=36、35
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インからのスタートで2バーディ1ボギーの35で折り返したが、後半はバーディとボギーを一つずつでホールアウトした。「今日はクラブ選択でミスをしてしまったけど、長いパーパットが決まったりもしたので、まずまずでした。昨年は2日目に大たたきしてしまって日本を逃してるんです。今年は気を引き締めていきます」。この春高校を卒業、現在はプロテスト2次まで順当に駒を進めている。


=== == = 3位タイに5人 = == ===
世古麻由選手(愛知県連) 72=35、37(写真左上)
山下美樹選手(富士可児・大手前大3年) 72=35、37(右上)
鈴木里緒美選手(美岳・クラーク記念国際高2年) 72=36、36(左下)
大西里沙選手(グリーンヒル関) 72=35、37
岩崎美波選手(芦原・福井工大福井高2年) 72=35、37(右下)
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ミッドの部トップの多賀章子選手(グリーンヒル関)77(35 42)
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ホールインワン達成 >>>>>>
塩見心愛(ここあ)選手(芦原・福井工大福井高1年) 73=39、34  9位
siomiDSC0914516番H(155Y、パー3)でホールインワンを達成した塩見選手。ツアーステージ6番アイアンで、ボールもツアーステージで放ったボールは、「良く見えなかった」と本人。実に、ホールインワンは3回目なのだとか。京都から福井高に入学したため、中部の競技は初めての参加での快挙だった。


最年長を感じさせない二人です。
北原治美選手と中川昌子選手はともに名古屋グリーンの仲良し同士。昨年に続き、今年も一緒に出場した。今大会の最年長67歳コンビだが、言われなければわからない若々しいお二人です。明日もがんばってくださいね。

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こちらは、最年少。
写真右が、小学6年生の長谷川せら選手(TOSHIN Central)、中学1年生の市原愛心(あみ)選手(新城)。「14番Hで池に入れちゃいました。短いパターもはずしたので、残念」と長谷川選手が言えば、「私も14番Hで池に入れた。アプローチで寄せてダブルボギーですんだよ」と市原選手。ホールアウトして、練習グリーンでパッティングを熱心に繰り返していた。
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