中部アマチュア・3R成績表、4R組合せ表、速報記事、会場フォト掲載
2025.05.22
2025年度(第57回)中部アマチュアゴルフ選手権競技 本戦
開催日/2025年5月20日(火)~5月23日(金)
会場/スプリングフィールドゴルフクラブ
第3日成績表(PDF)
第4日組合せ表(PDF)
第57回中部アマチュアゴルフ選手権競技
2025年5月20日(火)・21日(水)・22日(木)
会場/スプリングフィールドゴルフクラブ 6890yd・Par72
参加人数/136名(うち欠場3名)
天候/1R 晴れ、2R 晴れのち曇り、3R 曇りのち晴れ
中学3年生の加藤金次郎選手(JGAジュニア)が
通算9アンダーに伸ばし、首位に躍り出る。
第57回中部アマチュアゴルフ選手権競技の3日目、決勝ラウンドは、昨日までの2日間36ホールで通算156ストロークまでの84人が出場した。
昨夜降った雨は朝には止み、曇り空でスタート。最終組がティーオフする頃はまだ24度で風もあり、しのぎやすい状況だったが、陽射しが出始めると気温は上昇、夏日となった。
通算7アンダーで首位の矢野仁貴選手(中仙道GC・東北福祉大1年)、通算5アンダーの松山茉生選手(グリーンヒル瑞浪GC・福井工大福井高2年)と加藤金次郎選手(JGAジュニア・瀬戸市立水無瀬中3年)、通算2アンダーの水谷海琉選手(いわむらCC ・中部大第一高3年)の最終組は午前9時にティーオフ。1番H(402ヤード、パー4)で全員がフェアウェイからの第2打を放つ。矢野選手、加藤選手、水谷選手がグリーンに乗せたのに対し、松山選手は左のバンカーへ。そこから乗せるもまだ距離の残しボギー発進。ここで矢野選手と水谷選手がバーディを奪った。いきなりスコアが動いたが、矢野選手は3番でボギー、加藤選手は4番でボギー、5番でバーディ、水谷選手は2バーディ、2ボギーとし、6番(378ヤード、パー4)で松山選手がバーディを奪うと、この時点でスコアはスタート時に戻っていた。
スティンプ10.5、コンパクション23、雨想定の高い位置に切られたホールロケーション。なかなかスコアが伸びない最終組だった。前半も終わりに近づき、矢野選手のショットが今ひとつ安定せず、8番(376ヤード、パー4)でグリーン奥にこぼしたアプローチをピンオーバーさせてしまいボギー、続く9番(552ヤード、パー5)ではグリーン左のバンカーから出しきれずボギーとして通算5アンダーに落とした。一方、加藤選手はピン左からバーディパットをねじ込みバーディで通算6アンダー。前半で加藤選手が首位に立った。
後半に入ると、ホールごとにバーディが飛び出すようになり、スコアが動き出す。10番で矢野選手と加藤選手がバーディ、11番で加藤選手と松山選手がバーディとして、加藤選手が通算8アンダーで首位、松山選手と矢野選手は通算6アンダーで追う形に。その後、松山、矢野、加藤の3選手ははそれぞれ2バーディ、1ボギーとして2打差のまま最終ホールにやってきた。18番(440ヤード、パー4)のピンは奥の段にあった。松山選手は奥から下りのパットを打ったが入らずパー。水谷選手は右下からのバーディパットだったが届かずパー。加藤選手はピン左からのバーディパットだったがほんの少し外れた。そして最後に矢野選手が右上からのパットが入りバーディで通算8アンダーに伸ばした。
3日目を終わり、加藤選手が通算9アンダーで首位、矢野選手が通算8アンダーで2位、松山選手が通算7アンダーで3位、水谷選手が通算3アンダーで4位と、今日の最終組が明日の最終日も同じメンバーで優勝争いとなった。終始、楽しそうに会話をしながらラウンドしていた4人だったが、明日の18ホールはどうなるのだろう。4人の年齢も近く、お互いをよく知る間柄だ。接戦を制するのは誰なのか。はたまた、下から大逆転を狙う選手が現れるのか。大注目の第4ラウンドは午前7時30分にティーオフする。
初の中学3年の中部アマ覇者になれるか!!
首位
加藤金次郎選手(JGAジュニア・瀬戸市立水無瀬中3年) 207=70、69、68(35、33)
前半4番ボギーの後、5番でピン左1.2メートル、9番もピン左からバーディパットを決めた。後半は10番で右7メートル、11番で右のラフからのチップイン、14番ボギー、難度の高い16番は右1メートル、17番は手前3メートルほどを決め切った。「今日もショットは良かったし、パッティングもイメージが出ました。ティーショットはほとんどフェアウェイに置けたことでいいバーディに繋がったと思います。昨日、インで伸ばすことができなかったけど、今日は伸ばせたので満足しています。明日も今日みたいなプレーができたらいいですね」と加藤選手。
中部アマに出場したのは昨年に続く2度目。中学3年生で優勝となると、2013年に川村昌弘選手(現在プロ)が福井工大福井高1年生時に達成した中部アマチャンピオンの記録を更新することになる。
◆ミッド世代、シニア世代が輝いている。
決勝ラウンドに進出したミッド世代以上の選手は11人。その中で、ひときわ輝きを見せている選手たちがいる。一人目は59歳の横山浩康選手(ローモンドCC)は今日72ストロークで回り、通算2オーバーで堂々の8位タイとし、「昨日までは前半良くて、後半ダメだったけど、今日は後半に3バーディで伸ばせたよ(笑)」とにこやか。50歳の深川雅央選手(三好CC)は後半の11番から4連続バーディを奪取して72ストロークでフィニッシュ、通算5オーバーで16位タイに浮上した。そして、もう一人、25位タイにいるのが45歳の源野智紀選手(朱鷺の台CC)だ。「初日はトリプル、今日はロストボールと何かあるんだけど、なんとかこらえてる。明日はもう少しパットが入ってくれると伸ばせるかなあ」。日本アマの枠は18人、その中に残るべく、「オジサン」ゴルファーはもうひと踏ん張りする。(写真は、源野選手)
横山浩康選手(ローモンドCC) 218=73、73、72(39、33)
深川雅央選手(三好CC) 221=76、73、72(40、32)
源野智紀選手(朱鷺の台) 223=75、73、75(37、38)
◆今日のベストスコア69をマーク。64位から25位に大ジャンプ!!
通称裏街道のインスタート組から、今日のベストスコア69をマークした選手が出た。中川瑛太選手(岐阜国際GC・日大2年)と清本貴秀選手(養老CC・福井工大福井高2年)で、2人とも同じ組でプレーをした。中川選手は1イーグル、6バーでい、2ボギー、1トリプルボギーと出入り激しい内容ながら「調子はいいので、明日も伸ばして、日本アマに行きたい」と意気込む。清本選手は前半を2バーディ、2ボギーで折り返すと、後半のアウトで3バーディを奪った。(写真は、中川選手)
中川瑛太選手(岐阜国際GC・日大2年) 223=74、80、69(38、31)
清本貴秀選手(養老CC・福井工大福井高2年) 223=79、75、69(33、36)
◆3日目を終えた上位選手
2位 矢野仁貴 選手(中仙道GC・東北福祉大1年) 208=68、69、71(38、33)
3位 松山茉生 選手(グリーンヒル瑞浪GC・福井工大福井高2年) 209=71、68、70(36、34)
4位 水谷海琉 選手(いわむらCC ・中部大第一高3年) 213=74、68、71(36、35)
5位 永田丞 選手(中部学連・中部学院大4年) 215=71、71、73
5位 滝田詠夢 選手(三重県連・代々木高3年) 215=72、71、72(34、38)
7位 松山怜生 選手(中部学連・福井工大2年) 217=70、75、72(38、34)
8位 横山浩康選手(ローモンドCC) 218=73、73、72(39、33)
<会場フォト>