中部アマチュア本戦 1R成績表、速報記事、会場フォト掲載

2025.05.20

2025年度(第57回)中部アマチュアゴルフ選手権競技 本戦

開催日/2025年5月20日(火)~5月23日(金)

会場/スプリングフィールドゴルフクラブ

 

第1日成績表(PDF)

 

第2日の組合せ表はこちらのページでご覧ください

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第57回中部アマチュアゴルフ選手権競技
2025年5月20日(火)
会場/スプリングフィールドゴルフクラブ 6890yd・Par72
参加人数/136名(うち欠場3名)
天候/1R 晴れ

 

4アンダー68ストトークに2人が並ぶ。

高校3年の申東宙選手(JGAジュニア)と大学1年の矢野仁貴選手(中仙道GC)。

 

中部の王者を決める戦い、第57回中部アマチュアゴルフ選手権競技が、岐阜県のスプリングフィールドゴルフクラブで幕を開けた。
初日の今日は朝から快晴、微風だったが後半は徐々に風が吹いた。気温は30度を超える暑さとなったものの、熱中症指数を表すWGTP値は低く、プレーを妨げる値にはならなかった。とはいえ、選手たちにとっては暑い中でプレー、しかも遅いスタートの選手たちは6時間を超える長いラウンドになり、相当疲れた様子だった。

 

コースコンディションはスティンプ10.2、コンパクション23と発表された。スプリングフィールドGCは美しい景観の中に、池やクリークなどのハザードが点在するほか、グリーンの傾斜やアンジュレーションが難しいことで知られている。

 

競技は第1組スタートの山口大騎選手(中仙道GC・東北福祉大2年)が6バーディ、5ボギーの1アンダー71ストロークでホールアウトし、初日にスコアがどこまで伸びるのだろうと関係者をワクワクさせた。そして、最初のビッグスコアをマークしてきたのが、イン3組目の申東宙選手(JGAジュニア・愛知桜丘高3年)で4アンダー68ストロークだった。続いて、アウトスタートの矢野仁貴選手(中仙道GC・東北福祉大1年)も68ストロークをマークし、首位に並ぶ。しかし、最後までこのスコアを超えることはなく、2人が初日のリーダーで終了した。

 

2打差の70ストロークに松山怜生選手(中部学連・福井工大2年)と加藤金次郎選手(JGAジュニア・瀬戸市立水無瀬中3年)の2人、さらに1打差の71ストロークに永田丞選手(中部学連・中部学院大4年)、松山茉生選手(グリーンヒル瑞浪GC・福井工大福井高2年)ら6選手が続いている。

 

各地区の熾烈な予選を勝ち上がってきた今大会の参加者は65歳から12歳までの136人(うち欠場3人)。その内訳は60代が2人、50代が16人、40代が12人、30代が3人、20代が38人、10代が65人である。また、学年別では中学1年が2人、中学2年が5人、中学3年が4人、高校1年が5人、高校2年が12人、高校3年が15人、大学生はじめ25歳未満が57人、ミッド・シニア世代が36人となり、若い世代の台頭は著しいもののミッド以上の実力ある選手がしっかりと予選を通過してきているのがわかる。

 

明日の予選2日目も朝7時30分、アウト、インからティーオフする。

 

 

◆首位タイ 68ストローク

 

申東宙選手(JGAジュニア・愛知桜丘高3年) 68=34、34

インからのスタート。10番、12番、13番、17番、折り返しの1番、2番と全部で6バーディを奪った。ボギーは前半の16番と18番だった。「バーディは1.5メートルから3.5メートルほどの距離で、ショットがイメージ通りに打てたこと、3パットがなかったことが良かったかなと思います。後半は耐えることが多かったですね。あと3日間もしっかりとプレーしたい」。
申選手は豊橋生まれの17歳。昨年初めて地区予選に出場して通過。今年は2度目の出場である。小学生からゴルフを始めた。高校は豊橋の桜丘高校で、NBAの富永啓生選手の出身校でもある。


 

 

矢野仁貴選手(中仙道GC・東北福祉大1年) 68=33、35

アウトからスタートした矢野選手は前半の4番と8番で1メートルのバーディ、9番パー5は2打目をグリーン右まで運び、アプローチで2メートルに寄せてのバーディを奪い後半へ。13番でボギーを打ったが、14番、15番、17番でバーディ奪取し5アンダーまで伸ばした。が、最終18番パー4をボギーとして4アンダーでフィニッシュした。「18番もそうですが、ドライバーを握った4ホールは右に曲げたりしてよくなかった。ドライバー以外のティーショットは良かったし、セカンドが良かった」と矢野選手。ドライバー飛距離310ヤードの矢野選手にとって、ティーショットの番手選びもマネジメントの一つとなる。日本アマは昨年の中部アマでは出場権を得ることができず、JGAの最終予選で資格を得て本戦に出場し、17位タイだった。この春から東北福祉大に進学して、同級生は11人なのだとか。寮の一人暮らしも慣れてきたそうだ。

 

 

◆3位タイ 70ストローク

 

松山怜生選手(中部学連・福井工大2年) 70=36、34

アウトからスタート。7バーディ、5ボギーの2アンダーだった。「バーディも取れましたけど、とにかくショットが荒れていて、3パットも4つありました。左にも右にも散っていて、これでも少しはマシになってきています。去年はもっとひどかったから」と松山選手はティーショットの不安を吐露した。昨年大注目を集めた茉生くんの兄として、ツアーやソニーオープンでもキャディーを務めた。「おかげで、たくさんのプロのプレーを近くで見て、たくさん勉強させてもらいました」と笑顔になった。


 

 

加藤金次郎選手(JGAジュニア・瀬戸市立水無瀬中3年) 70=34、36

インからスタート。13番で3パットのボギーが先行、15番バーディ、16番ボギー、17番バーディと前半をイーブンパーで折り返す。後半に「アウトで取ってきます!」とスタートした加藤選手は5番と7番でバーディを奪取し、2アンダーでホールアウトした。「ショットはまあまあでした。3パットとかもったいないボギーをなくして、明日以降プレーしたい。毎日アンダーを続けて優勝争いに絡みたいです」と今回の中部アマへの想いを語った。今大会は昨年の中部オープンアマ5位以内の資格での出場だ。中学3年生ながら先日の中日クラウンズにも出場するなど知られた存在の金ちゃん。まずは明日、さらに上位に行けるか楽しみである。

 

 

◆5位タイ 71ストローク

 

永田丞選手(中部学連・中部学院大4年) 71=37、34

アウトからスタート。「今日はゼロか100のゴルフでした。得意としている大きめのスライスボールを打つことができなくて、6バーディ取れましたけど、2ボギーと1トリプルボギーもありました。調子は悪くないんですけどね」と思うようにならなかったショットを嘆いた。


 

 

松山茉生選手(グリーンヒル瑞浪GC・福井工大福井高2年)  71=36、35

インからスタート。4バーディ、3ボギーの中身について、「調子はいいんですが、マネジメントが悪かった。下のラインを多く残してしまって、パットが決まらなかった。ティーショットとセカンドは良かったです」と振り返った茉生くん。飛距離310ヤード強のドライバーは3回だけ使った。10番のスタートはアイアンだったが、今回は3Wを入れていて、「これがすごく良かったです」とニコニコ。その3Wも300ヤードは飛んでるそうだ。昨年の日本アマ優勝から大注目されて大忙し。今年からナショナルチームメンバーとして活躍をする茉生くんは、来週はネイバーズ、その後、トヨタワールドジュニアやカナダアマなど試合も目白押し状態である。

 

 

山口大騎選手(中仙道GC・東北福祉大2年)  71=35、36

アウト1組目でスタートし、6バーディ、5ボギーの内容だった。「ショットが良かったです。3メートル以内につけられてバーディが取れました。でも、風の読みを間違えたりしてボギーも多かった」と振り返ったが、今日のプレーはゴルフに集中しすぎないことを意識して回ったのだとか。「ある意味、気楽に回ろうと思ったのが良かったかなと思います。明日はボギーが少なくなればいいなあ」。

 

 

吉田空雅選手(東名古屋CC ・同志社大3年) 71=35、36

インからのスタートで、実に7バーディを奪った。だが、上がってみれば1アンダー。「ティーショットが良くなかった。ボギーもダブルボギーもあったし、もったいなかったですね」と吉田選手。愛知県の成城高から同志社へ。今回は兄の大雅選手(レイクグリーンGC)も出場している。

 

 

近藤 港選手(いわむらCC・中部学院大4年) 71=34、37

アウトからスタートし、3バーディ、2ボギーだった。「バーディはどれも1メートルくらいでした。ショットが良かったところで取り切れた。アプローチでもパーを拾えたことが良かったと思う」。まだ日本アマに行ったことがない近藤選手は大学最後の今年こそと狙う。

 

 

髙橋幸久選手(新城CC・日大4年) 71=34、37

インからスタート。4バーディ、1ボギー、1ダブルボギーだった。「今日はアプローチとパッティングが良かった。チャンスにつけたところを取り、耐えるホールは耐えられたと思います」。中部第一高から日大へ。中部アマは2年前に出場している。

 

<会場フォト>