中部シニア本戦 1R成績、2R組合せ表、速報記事、会場フォト掲載
2025.07.01
2025年度(第58回)中部シニアゴルフ選手権競技 本戦
開催日/2025年7月1日(火)・2日(水)
会場/桑名カントリー倶楽部
第1日成績表(PDF)
第2日組合せ表(PDF)
第58回中部シニアゴルフ選手権競技
2025年7月1日(火)
会場/桑名カントリー倶楽部 6784yd Par72
参加人数/126名(うち欠場3名)
天候/1R 晴れ
木村洋選手(グレイスヒルズCC)が2アンダー首位発進
82ストロークまでの89人が明日の決勝ラウンドへ
第58回中部シニアゴルフ選手権競技の第1日が終了した。55歳以上の選手が頂点を競うこの大会は、愛知、岐阜、三重、北陸の4地区5会場で予選が行われた。どの会場も通過する枠は厳しく、まさに激戦を潜り抜けてきた123人が桑名カントリー倶楽部に集結した。内訳は、ルーキー55歳(1970年生まれ)7人を含む50代が61人、60代が58人、70代が4人、最年長は75歳だった。
初日の今日は朝から気温が上昇、7時30分のスタート時ですでに30度近く、日中は猛暑日となった。風も少なめで蒸し蒸しした暑さだった。スタートの際には選手たちに塩飴が配られ、熱中症に対する注意もアナウンスされた。
12時15分、アウト第1組の選手たちがホールアウトしてきた。すると、さっそく、増田豊選手(岐阜セントフィールドCC)がイーブンパー72ストローク、辻一也選手(藤原GC)が2オーバー74ストロークと好スコアをマーク。続いてホールアウトした選手たちも70台が多く、早々に明日へのカットラインが高くなるのではと心配する声が聞かれた。
その後、イーブンパーをマークしたのが、杉浦成亮選手(あららぎCC)と神谷茂選手(ライオンズGC)で首位に並んでいたが、アウト最終2組前の加納悟史選手(名張CC)が1アンダー71ストロークでホールアウトし首位に立つと、今度はイン最終2組前の木村洋選手(グレイスヒルズCC)が2アンダー70ストロークをマークして、初日の首位となった。
蒸し暑い中でも競技は順調に涼み、15時には全員がホールアウトを完了した。
アンダーパーが2人、イーブンパー3人、1オーバー73に1人、2オーバー74にはディフェンディングチャンピオンの杉浦茂樹選手(日本ラインGC)をはじめ12人、3オーバー75は7人と大混戦が予想される明日の決勝ラウンドには、82ストロークまでの89人が進出することになった。
スタートは7時30分。猛暑の予報を鑑み、ハーフの折り返し時点で15分のクーリングタイムを設けることが決定された。
<インタビュー>
1位
木村洋選手(グレイスヒルズCC) 70=35、35
インの最終2組前からスタートし、最後に皆を抜いて首位を奪った。前半を2バーディ、1ボギーの1アンダーで折り返すと、後半の1番、3番、6番でバーディを奪い、4アンダーまで伸ばした。ところが、続く7番パー5で第2打を左の川に落としてしまったことで6オン1パットと痛恨のダブルボギーとし、2アンダーフィニッシュとなった。「全体的にまとまっていた。ピンチがなかったんですが、最後のダブルボギーだけは良くなかったですね。でも上りの2ホールは寄せワンでパーセーブしたので良し、です」とにこやかに話してくれた。今日の選手たちにも多かった短パンスタイルでプレーした木村選手だが、水分、氷嚢、栄養ドリンクなど熱中症対策も万全に準備していたとか。木村選手は中部シニアは4度目の出場となる58歳。55歳ルーキーの年、緑ヶ丘CCで開催された第54回大会のチャンピオンである。明日は2度目の優勝を狙い、最終組を回る。
2位
加納悟史選手(名張CC) 71=35、36
アウトの最終2組前からスタートした加納選手は、1番バーディ、2番ボギー、3番と4番を連続バーディ、5番と7番でボギー、8番バーディでバウンスバックと出入りの激しいプレー。4バーディ、3ボギーの1アンダーで折り返すと後半は一転、スコアカード通りのパープレーでホールアウトした。「3、4メートルのバーディパットがよく入ってくれて、ショットも良かった。ただ、必死だったので、あまり覚えていないんだ」と加納選手。とりわけ前半のどこでバーディが取れたかは振り返るのも大変といった様子だった。「ここに出られたのも同じクラブの木田さんのおかげです。一緒に回ってもらったり、大先輩です」と嬉しそう。中部シニア2度目の出場の56歳。地質調査の会社を経営している。「現場が外なので、暑いのには慣れてますけど、仕事の時はファン付きベストを着てますから。ゴルフの時はやりにくいし音も気になるので着ません。だから暑かったですよ〜」と笑った。
3位タイ
増田豊選手(岐阜セントフィールドCC) 72=36、36
アウトからスタートし、前半に3バーディ、3ボギーのイーブンで折り返した。後半の13番パー4で第1打をOBとしダブルボギー、続く15番もボギーでスコアを落としたが、16番から3連続バーディを奪うナイスプレーでイーブンパー72ストロークでフィニッシュした。「今日は6つもバーディが取れて、パッティングが良かったです。このコースはグリーンもよくフェアウェイも綺麗ですごくイメージが良かった」とコースとの相性が良かったことが好スコアに睦びついたと話した。69歳だが、飛距離は260ヤードと飛ばし屋の増田選手。22歳からゴルフを始め、競技には48歳から出ているそうだ。
杉浦成亮選手(あららぎCC) 72=38、34
インからスタート。13番、15番、16番といずれも3、4メートルのバーディパットが決まり、3アンダーとしたが、17番、後半の2番、7番でボギーとし、イーブンパーで終えた。「このところ、ドライバーが悪いんですが、悪いなりにまとまって戻ってこれたのは良かったですね。アプローチとパットで繋いだった感じかなあ」と内容を振り返った。杉浦選手は昨年のルーキー出場(三甲GC谷汲で開催)で2位フィニッシュしている。56歳
神谷茂選手(ライオンズGC) 72=34、38
インからスタートし、10番パー5でいきなりのボギー、その後13番でバーディを奪うも、2ボギーを叩いて2オーバーで折り返した。後半に3番パー5と8番パー3でバーディを奪取してのイーブンパーだった。61歳
<会場フォト>