中部女子アマチュア 1R成績表、速報記事&インタビュー、会場フォト掲載しました

2025.05.14

2025年度(第54回)中部女子アマチュアゴルフ選手権競技

開催日/2025年5月14日(水)~5月16日(金)

会場/伊勢カントリークラブ

 

第1日成績表(PDF)

 

第2日の組合せ表はこちらからご覧ください

 

 

第54回中部女子アマチュアゴルフ選手権競技
2025年5月14日(水)
会場/伊勢カントリークラブ 6380yd、Par72
参加人数/131名(うち欠場5名)
天候/1R 晴れ

 

3アンダー69に、高校3年の岡嵜マイヤ選手(岐阜国際GC)と

大学3年の稲葉千乃選手(中部学連)

 

CGA主催競技の今年度最初の本戦となる第54回中部女子アマチュアゴルフ選手権競技が、三重県の伊勢カントリークラブを舞台にスタートした。初日の天候は朝から晴れ、日差しも強くなって夏日まで気温は上昇したが、爽やかな風も吹いて、選手たちには救いだった。

 

午前7時30分、アウト・インからスタートした選手たちだが、最初の組は12時30分にアテスト会場に戻ってきた。新緑も美しく、しっかりと仕上げられたコースコンディション、初日から厳しいホールロケーションと選手たちを悩ます要素が散りばめられた18ホールだったが、最初に好スコアをマークしてきたのが、イン4組目の岡嵜マイヤ選手(岐阜国際CC・ルネサンス豊田高3年)で69ストロークだった。同組の木村葉月選手(鈴鹿CC)も70ストロークと好スコアでホールアウトし、初日の指標を示した。

 

その後、2アンダー70ストロークに中田彩夏選手(中部学連・福井工大3年)、1アンダー71ストロークに冨田有紀選手(中部学連・福井工大1年)、生駒莉彩選手(養老CC)、中山凜花選手(岐阜国際CC・中部第一高2年)が入ってきた。そして、インスタート最終組の稲葉千乃選手(中部学連・福井工大3年)が 6バーディ・3ボギーの69をマークし、首位に並んだ。

 

初日の結果、アンダーパーは7人、イーブンパー72ストロークに8人、73ストロークにに6人が続いている。ディフェンディングチャンピオンの日比野邑香選手(中部学連・朝日大1年)はインからスタートして前半を2バーディで折り返したが、後半の6番Hパー3でバンカーから大きく飛び出しダブルボギーを叩いてしまい、イーブンパー72ストロークで初日を終えている。

 

本大会にエントリーした131名、その内訳はほとんどが23歳以下であり、10代が103人(うち欠場5人)、20代が25人、ミッド世代以上は50代の3人のみである。中でもジュニア世代は、中学1年=2人、中学2年=12人、中学3年=9人(うち欠場2人)、高校1年=15人、高校2年=21人(うち欠場1人)、高校3年=18人と半数以上を占めている。

 

明日第2ラウンドのスタートも7時30分からティーオフする。上位80位タイまでが第3ラウンドに進出する。

 

<インタビュー>

 

◆1位タイは3アンダー69

 

前半に5バーディの31をマーク。
岡嵜マイヤ選手(岐阜国際CC・ルネサンス豊田高3年) 69=38、31

インからスタートし、11番(537ヤード、パー5)で2メートルのバーディパットを決めると、14番から実に4連続バーディを奪取して、前半31と絶好調だった。「前半はショットもパットも全部良かった。バーディパットも2メートルから4メートルについていたし・・。でも、後半になったら、なんかドライバーが曲がり出して、ショットが曲がったり、3パットもあって、1バーディ、3ボギー。ただ、前半の貯金があったから焦ってなかった。」と振り返った岡嵜選手。本人もちょっとびっくりの首位発進といった表情だったが、今年から高校を転校し、ゴルフの時間を増やしている。体力強化も含めてトレーニングを充実させながら、この大会に臨んできた。身長も2センチ伸びて、173センチに。「筋力がついたので体重も増えました。飛距離も伸びました」と今はドライバー240ヤードに伸びたことを教えてくれた。2025年度CGA強化指定選手。

 

先週からの好調をキープ
稲葉千乃選手(中部学連・福井工大3年) 69=35、34

インの最終組、最後のティーオフだった稲葉選手は、前半の11番、15番、17番でバーディ、後半も2番、3番、4番と3連続でバーディを奪取した。ボギーは前半の16番、後半の6番、9番だった。「後半最後にボギーが続いたのはもったいなかったです。9番は風の計算を間違えてしまって、6番アイアンで右奥のバンカーまで行ってしまった。6番は3パットでした」と振り返った稲葉選手だが、実は今年は好調が続いている。先週7、8日に三好CCで開催された東海テレビ クラシック杯で優勝、さらに9日にグレイスヒルズCCで開催された三重県女子オープンではプロをおさえてアマチュア優勝しているのだ。「去年1年間は怪我をしたりしていいことがなかったので、このオフはしっかり練習に打ち込んできました。雪の降る前はラウンドも多くしました。課題のパッティングもよく練習したので、今年は頑張りたい」と笑顔。三重県出身、津田学園高から福井工大に進学。

 

◆3位タイ  2アンダー70

木村葉月選手(鈴鹿CC) 70=36、34

インからのスタートで、13番(345ヤード、パー4)で6メートル、17番(142ヤード、パー3)では1メートルのバーディを決め、2アンダーで折り返した。ところが後半に2番(371ヤード、パー4)、4番(368ヤード、パー4)と立て続けにボギーを叩き、イーブンとしたが、6番(491ヤード、パー5)と7番(358ヤード、パー4)で9メートル、5メートルのバーディパットを沈めた。「アプローチを中心にショートゲームの練習をたくさんしていて、その成果は出ているかも。5、6メートルのパットも入ったのでよかったです」と木村選手。18歳から受け続けているプロテストは残念ながら4回目の去年もファイナルで落ちてしまった。22歳になった木村選手は、小技を磨くことで、まずは日本女子アマへ、そして、プロテストへと向かう。

 

中田彩夏選手(中部学連・福井工大3年) 70=34、36

アウトから出て、3バーディ、1ボギーでホールアウトした。「バーディは1番、7番、10番で3から5メートルくらいでした。パットは良かったですが、10〜15メートルくらいのロングパットは打ち切れてなくて、パーセーブを凌いだのもありました。今週は、楽しく回ろう、をテーマにしてきました。まだ日本女子アマに行ったことがないので、今年は狙いたいです!!」。

 

◆5位タイ 1アンダー 71

 

冨田有紀選手(中部学連・福井工大1年) 71=37、34

インからスタートし。前半は2バーディ、ノーボギー、後半は1バーディ、2ボギーの内容だった。「今日はショットも悪くないし、パットも入りました。17番のショートは風がアゲンストだったので、乗ればいいかなと7番アイアンでハーフショットしたら、1メートル以内に寄ってくれてバーディが取れました」。冨田選手は宮崎県出身、白章学園高からこの春、福井工大に進学した。高校1年の時に日本女子アマに出場経験がある。

 

生駒莉彩選手(養老CC) 71=37、34

アウトからスタートした。前半を1バーディ、2ボギーで折り返すと、後半出だしの10番(357ヤード、パー4)で右手前3メートルからバーディ、さらに13番パー4と18番パー5でもバーディを奪った。ボギーは16番でグリーンを捉えきれなかった。「今日はパッティングが良かった。パーセーブでチップインもありました。ここは、2年前のプロテストの会場で、グリーン周りが難しいし、いいイメージがなかったけど、なんとかアンダーパーで回れたのは収穫。今日の1番スタートでドライバーが曲がってしまったので、明日は、最初からいいショットが出せるようにしたいです」笑顔で答えてくれた生駒選手は、中部学院大学を2年前に卒業し、今は養老CCでキャディーなどをして練習を重ねている。

 

中山凜花選手(岐阜国際CC・中部第一高2年) 71=35、36

インからスタート、12番パー4で4メートルのバーディパットを決めた。後半は出だしの1番パー4でボギー発進したが2番で30センチにつけてバウンスバック、さらに6番、8番でもバーディを決めた。「ショットが乗らなかったですが、パッティングで凌いだ感じです。ボギーの数が少なかったのが良かったと思う」と語った中山選手だが、実は1ヶ月半前ほどからスイングの修正を試みているのだとか。左腰分離症を何度も経験して、右肩が下がるスイングを矯正中なのだという。「まだ、うまくいかないこともありますが、明日も頑張ります!!」。2025年度CGA強化指定選手。

 

<会場フォト>