中部アマチュア本戦 2R成績表、3R組合せ並びにスタート時刻表 速報記事&フォト掲載

2023.05.24

2023年度(第55回)中部アマチュアゴルフ選手権競技

開催日/2023年5月23日(火)~26日(金)

会場/伊勢カントリークラブ

 

第2日成績表 PDF

 

第3日組合せ並びにスタート時刻表 PDF

 

 

第55回中部アマチュアゴルフ選手権競技
2023年5月23日(火)・24日(水)
会場/伊勢カントリークラブ 7002yd Par71
参加人数/134名(うち欠場2名)
天候/1R 曇りのち晴れ、2R 晴れ

 

中学3年の梅田琉偉選手(JGAジュニア)が通算2アンダーで首位に立つ。

通算161ストロークまでの87人が明日の決勝に進出。

 

朝から強い風が吹き続けた伊勢カントリークラブで、中部アマチュアは予選ラウンド2日目を終了した。強い陽射しが注いだが、北からの強い風のために、体感温度は低めだった。

 

グリーンコンディションは、スティンプ10.3、コンパクション25と発表された。

 

スコアメイクは今日の方が難しかったのか、ベストスコアは70をマークした松山怜生選手(グリーンヒル瑞浪GC、福井工大福井高3年)だった。そして、通算で2日目の首位に立ったのは、梅田琉偉選手(JGAジュニア、、愛知教育大付属中3年)で通算2アンダー、初日を2アンダー69の2位タイ、今日はイーブンパー71でホールアウトした。昨日首位の3アンダー68をマークした鈴木千貴選手(サン・ベルグラビアCC、大阪学院大4年)は今日を2オーバー73で回り通算1アンダーの2位、続く通算2オーバーに菱田健斗選手(東海CC、中京大4年)、通算3オーバーの4位タイに永田丞選手(中部学連、中部学院大2年)松山怜生選手が続いている。

 

また、今日の注目の一つは決勝ラウンドに進出するカットラインであった。そして、今大会に出場している、いわゆる大人世代(ミッド、シニア)の選手たちが何人残るだろうかということだった。
結果は 実に18人が、見事に予選通過を果たしたのだ。「距離的にオジさんでもパーオンできるホールがあること、風が強い中でアプローチなどの小技に長けていること」と選手たち。つまり、これまでの経験値が高いトップアマたちが「耐えるゴルフ」を展開できたことなのだろう。明日は、この中から日本アマ出場権を獲得できる選手が現れるだろうか。楽しみである。


明日の決勝ラウンド(第3日)には、通算161ストロークまでの87人が進出する。
午前7時30分から、アウト・インでのティーオフとなる。

 

 

<インタビュー>

 

1位
梅田琉偉選手(JGAジュニア、愛知教育大付属中3年) 140=69、71(35、36)

中学3年生が鮮やかに予選2日間を首位で通過した。「18ホール中11ホールでパーオンができたけどパッティングが入らず、バーディは10番と4番、どちらも50センチにつきました。ドライバーがすごく良かった。風が強かったけど、アイアンでグリーンに乗せられた。外した時も寄せワンできました」とハキハキと今日のゴルフを振り返る梅田選手は、とても中3とは思えないほどしっかりとしている。アプローチで使うウエッジ(56度)のソールを1週間前に削ってもらったとかで、それが使いやすくロブがしやすくなったとも。ゴルフを始めたのは小学5年生の時。父親に促されて練習に行き始めて、すぐにのめり込んだ。今はコーチについて教えてもらっている。飛距離はまだ250ヤード。得意なクラブは9番、8番、7番アイアンだそうだ。

 

 

2位
鈴木千貴選手(サン・ベルグラビアCC、大阪学院大4年) 141=68、73(38、35)

「今日はパッティングに助けられました。ショットもあまり良くなくてパーオンも少なく耐えました」と振り返った鈴木選手だが、悪いなりに2オーバーだった。3アンダーで首位スタートの今日、出だしのイン10番で3メートルを沈めバーディ、後半の6番も4メートルを沈めてバーディと順調に進めてきたが、6番のパー4で大トラブルに見舞われた。第1打が左の木の下へ。そこから4番アイアンでグリーンを狙ったが跳ねて奥へ行きOBとなり、寄せきれず入らずのトリプルボギーとしたのだ。さらに9番(パー3)ではワンピンを外してボギーとした。「悔しいトリプルだけど、それも仕方ない。同組の山本選手のアプローチの上手さはとても勉強になりました。思わずじっと見ていました」。いつも出だしで失敗してきた鈴木選手は、2日間を上位にとどまるプレーが続けてできた安堵感が顔に現れていた。

 

 

3位
菱田健斗選手(東海CC、中京大4年) 144=72、72(36、36)

2日間ともに72をマーク。今日はインからスタートし、2バーディ、3ボギーだった。「11番のバーディはフェアウェイからの第2打を4アイアンで50ヤードに置き、1グリップにつけられた完璧なバーディでした。後半になるに連れて、ショットが悪くなってきて、パーオンが減ってきてしまった」と反省するも、6番では左に落として、前に木があったため、思い切りスライスをかけて放った第2打がグリーンに乗ってパーセーブできたことを「今日で一番自分を褒めてあげたいホール」と笑った。(写真左)
そんな菱田選手と同じ72をマークして12位に浮上してきたのが、清水大翔選手(中部学連、中部学院大3年)148=76、72(37、35)=(写真右)だ。「ティーショットがひどくてどっちに行くかわからないほど。昨日も今日も3バーディでしたが、ショットはスイングもしっくりきていない」と昨年12月末にコロナに感染し、以来、ずっと感覚が戻っていないのだと吐露した。

 

 

ベストスコア70をマークし、浮上
4位
松山怜生選手(グリーンヒル瑞浪GC、福井工大福井高3年) 145=75、70(37、33)

「今日はティーショットが良くて、フェアウェイをキープできました。300ヤードは飛んでいたので、3ホールあるパー5で2オンを狙えてバーディが取れた」と6バーディのうち3つがロングホールだったと教えてくれた。ただ、3パットや短いパットを外してしまっているので、「70点」のゴルフだと自己採点した。

 

 

★18人のミッド、シニア世代が明日の決勝へ。

●72をマークした上田崇宏選手(関ヶ原CC)は「昨日82を打ってしまい、帰りに伊勢神宮に参拝に行ってきました。神社とか好きなんです。神聖な気持ちに全部でなれました。それのご利益かこのスコアで嬉しいですね」。
●74をマークし、20位タイに浮上した源野智紀選手(朱鷺の台CC)は「風の対応ができていたかも。北陸は風が強いですからねえ。バーディは17番ショートでピン横3メートルが入りました」。

 

<会場フォト>