中部アンダーハンディキャップ本戦 成績表、速報記事、インタビュー、会場フォトを掲載

2025.10.23

2025年度(第26回)中部アンダーハンディキャップゴルフ競技 本戦

開催日/2025年10月23日(木)

会場/岐阜カンツリー倶楽部

 

男子の部成績表(PDF)

 

女子の部成績表(PDF)

 

 

第26回中部アンダーハンディキャップゴルフ競技
2025年10月23日(木)
会場/岐阜カンツリー倶楽部
男子の部 6337yd Par72
女子の部 5536yd Par72
参加人数/117名(うち欠場3名)
男子77名(うち欠場2名)、女子40名(うち欠場1名)
天候/晴れ

 

秋晴れの1日、

男子は小川正洋選手(名阪チサンCC)がN67で、

女子は杉浦明日香選手(中仙道GC)がN68で、ともに初優勝

男女各8名がJGA杯J ~sysゴルフ選手権の出場権を獲得。

 


中部ゴルフ連盟主催競技で唯一のハンディキャップ競技、第26回中部アンダーハンディキャップゴルフ競技が、岐阜県の岐阜カンツリー倶楽部で開催された。

 

この日は、朝から気持ちよく晴れた。朝一番のスタート時は10℃を下回るほどの気温で凍えるような寒さだったが、徐々に陽射しも強くなり、20℃近くまで気温が上がり、穏やかな絶好のゴルフ日和となった。

 

各地区の予選を通過してきた男子75人、女子39人が出場した今大会。会場の岐阜CCはスティンプ10.5、コンパクション24と、アンダーハンディキャップで競い合う選手にとってはやや酷な設定だったようで、アテスト会場に戻ってきた選手たちは口々に、「アプローチが止まらなくて大変だった」「4パットしちゃった」「ホールロケーションが難しかった」などスコアメイクにかなり手こずった様子だった。それでも、毎年ここで再会する選手同士も多いようで皆、和気あいあいの雰囲気。スコアボードの前は上位8人が決定するまで選手たちが集まり、一喜一憂の姿が見られた。

 

そんな中、競技は女子の部がアウトインからスタートし、先に女子の表彰式が行われた。

 

◆女子の部◆

39人の選手が出場した。
 

<入賞>
優勝 杉浦明日香(中仙道GC)  N68、PHC16、G84(43、41)
2位 曲美優紀(金沢CC)     N70、PHC8、G78 (36,42) 
3位 浅野順子(法仙坊GC)    N71、PHC22、G93 (49,44)

 

★N74までの上位8人がJGA杯J ~sysゴルフ選手権の出場権を獲得した。


タイが生じたため、マッチングスコアカード方式により決定された。
JGA杯の出場権を得た選手のうち、昨年に続いてジャパンを決めたのが、優勝の杉浦選手井上三枝子選手(岐阜セントフィールドCC)東島清美選手(WF森林公園)、後藤京子選手(石川県協)で、4人ともに連続出場が決まり、の検討を称え合っていた。特に、後藤選手は73歳とグランドシニア世代。「今年も8人に入れてすごく嬉しい。体調を崩さないように行ってきます!!」

 

 

◆男子の部◆

75人が出場した。
 

<入賞>
優勝  小川正洋(名阪チサンCC) N66、PHC14、G80 (40, 40)
2位 濵砂誠(ライオンズGC)  N67、PHC14、G81 (40, 41)
3位 杉浦功一郎(さなげCC)  N68、PHC17、G85 (44, 41)

 

★N70までの上位8人がJGA杯J ~sysゴルフ選手権の出場権を獲得した。
 

タイが生じたため、マッチングスコアカード方式により決定された。
日頃から風の強い状況でゴルフをしているためか、ハンディキャップ戦に強い印象のある北陸地区だが、今大会も松井一選手(金沢東GC)、小竹隆弘選手(能登GC)、平田敏之選手(金沢東GC)3人の選手が出場権を獲得した。また、2位の濵砂選手は4年連続のJGA杯出場を決めた。

 

<インタビュー>

 

◆女子の部◆

 

優勝
杉浦明日香選手(中仙道GC) N68、PHC16、G84(43、41)

昨年は2位入賞した杉浦選手が、1年経って初優勝を掴んだ。「今日はグリーンが速かった。朝のうちは露があったけど、後半はすごく速くなって、アプローチも乗せると転がっていってしまって」と、速いグリーンに随分と悩まされたようだった。それでも、18番で上から8メートルのバーディパットが入り、グロス84にまとめた。「去年より良くなったのは、OBが少なくなったことやセカンドの精度が上がってきたと思います」と笑う杉山選手は、ゴルフを始めて8年目の29歳。練習は週5日、早朝や夜などの時間を利用し、ラウンドは土日のどちらかで行くようにしている。「去年のジャパンで、一緒に回った人が優勝したんです。バンカーからのショットとかリカバリーとか上手くて、とても勉強になりました。今年は少しでも上位に行けるよう頑張ってきます!!」

 

 

2位
曲美優紀選手(金沢CC)  N70、PHC8、G78 (36、42) 

「前半パープレーだったんですが、後半はボギーが多くなってしまいました。アプローチがいつもより悪かった」と振り返った曲選手は、今大会が初出場の31歳。ゴルフを始めて7年目で一桁ハンディに到達していて、石川県女子アマやクラブ選手権などいわゆる対外競技に出るようになったのも、今年からなのだとか。初ジャパンもこの勢いで大いに楽しんで!!

 

 

3位
浅野順子選手(法仙坊GC)  N71、PHC22、G93 (49、44)

中部アンダーハンディは3回目の出場で初ジャパンを手にした。インからスタートした浅野選手は「前半に打ってしまったけど、後半でなんとか堪えることができました。ゴルフ歴は30年ほどですが、今も、80もあれば100もあるゴルフなんです」と今日は少し打ちすぎたようだが、入賞を喜んだ。倶楽部競技に出るようになって約20年という55歳。

 

 

◆男子の部◆

 

優勝
小川正洋選手(名阪チサンCC) N66、PHC14、G80 (40、40)

インからスタートした小川選手は、前半11番パー4で「7、8メートルの長いのがまぐれで入った」とバーディ奪取、その後、5ボギーで折り返し、後半は出だしの1番パー4で5メートルを沈めてバーディ、5ボギーでホールアウト。それまで首位の濱砂選手を抜いて、優勝に輝いた。「今日はショットが良かったので、パーオンするホールが多く、ダブルボギーがなかったことも良かったです」と振り返った。
ゴルフ歴20年の54歳だが、大阪から単身赴任で名古屋に来て早18年という小川選手。「名阪チサンにしたのも家との中間にあるから」だそうだが、「こっちはゴルフが多くできるのがいいですね」とニコニコ。競技に出場は10年間くらいで、この中部アンダーハンディは初めて予選に参加し通過、そして優勝となった。

 

 

2位
濵砂誠選手(ライオンズGC)  N67、PHC14、G81 (40、41)

実に4年連続のJGA出場権を得た濱砂選手。アウトからスタートし、5番までパーセーブした後、ボギー、ダボ、ボギーと続いた。「今日はグロス82を目指してきました。9番でなんとかパーで上がることができて40で目標より1打少なかった。後半は4パットもあって41でしたが、目標内で上がれて良かったです。実は、孫から(JGA杯の)バッヂをもらってきてと言われているんです。約束が果たせて良かったですよ」と笑った。

 

 

3位
杉浦功一郎選手(さなげCC)  N68、PHC17、G85 (44、41)


「今日はグリーンで苦労しました。ただ、先週の練習ラウンドでタッチは掴んでいたのでまだ良かったと思います。バーディは取れなかったけど、ボギーで我慢できたことが良かったです。5番でOBを打ったけど、7、8メートルのパットが入ってパーセーブできたのが一番ですかね」。杉浦選手はゴルフ歴40年の65歳。倶楽部競技などの試合は35歳くらいから出場しているとか。JGA杯は初出場になる。

 

 

<会場フォト>