中部オープン 1R成績表、速報記事、会場フォトを掲載

2025.07.09

2025年度(第54回)中部オープンゴルフ選手権競技

開催日/2025年7月9日(水)~11日(金)

会場/岐阜関カントリー俱楽部(東コース)

 

第1日成績表掲載(PDF)

 

第2日の組合せ表はこちらをご覧ください

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第54回中部オープンゴルフ選手権競技
2025年7月9日(水)
会場/岐阜関カントリー倶楽部(東コース) 7257yd Par71
参加人数/136名(アマチュア16名、プロ120名)
天候/1R 晴れ時々曇り

 

石渡和輝選手が8アンダーで首位発進。

雷中断がありつつ、全員がホールアウト。

 

中部ゴルフ連盟唯一のプロ競技、中部オープンゴルフ選手権競技がスタートした。今年の会場は過去に日本オープン、日本女子オープンをはじめ数々の公式競技を開催している岐阜県の名門、岐阜関カントリー倶楽部(東コース)だ。

 

朝から30度を軽く超える気温に加え、湿度が高く、蒸し蒸しした猛暑日となった初日。朝7時30分から競技は順調に進んでいたが、午後になり、遠くで雷の音が聞こえ出した。やがて、雷雲接近の気象状況になった午後3時5分に競技委員会は中断を決定。サイレンを鳴らして、コース内の選手に中断を知らせた。この時、コースに残っていたのはアウト6組、イン7組の計51人でそれぞれハウスや近くの避難小屋等で待機をした。次に再開のサイレンがなったのは午後3時46分、中断時間は41分間だった。競技が終了したのは午後5時を過ぎていた。

 

 

7257ヤード、パー71に設定された今日のグリーンコンディションはスティンプ11.6、コンパクション23mm。選手によると「実際にはもう少し速いように思えた」とか。


今大会にはレギュラーツアー優勝している堀川未来夢、小木曽喬、金子駆大をはじめツアープロ、中部プロゴルフ協会の上位成績者、今年の中部アマ上位者、中部オープン予選通過者などいずれも力のあるプロ120人とアマチュア16人が出場している。

 

初日を終えて、首位は8バーディ、ノーボギーの8アンダー、63ストロークをマークした石渡和輝選手(フリー)だ。石渡選手は2019年の中部オープン片山津GC大会の覇者でもある。2打差の6アンダーに中山絹也選手(フリーウォーク)と小野田享也選手(名古屋GC)の2人、さらに5アンダーに金子駆大選手(NTPホールディングス)と長谷川貴優選手(フリー)の2人が続く。70ストロークまでのアンダーパーは36選手、イーブンパーまでの選手となると56人が続いている。注目の小木曽選手(フロンティアの介護)は3アンダー8位タイ、堀川選手(Wave Energy)は2アンダー16位タイ発進となった。

 

また、アマチュアのトップは松山茉生選手(グリーンヒル瑞浪GC)で3アンダー、68ストローク、総合では8位タイ、そこに続くのが清本貴秀選手(養老CC)と水谷海琉選手(いわむらCC)で2アンダー、69ストローク、総合16位タイ。松山選手はナショナルチームの高校2年生、清本選手と水谷選手はともにCGA強化指定選手の高校生だ。

 

明日の予選2日目も朝7時30分からティーオフされる。

 

 

<インタビュー>

 

1位
8バーディ、ノーボギー
石渡和輝選手(フリー)  63=30、33

アウトからスタートして、4番で最初のバーディを奪うと、続く5番で5メートルを沈める。すると、7番から3連続でバーディを奪取して前半を折り返した。後半は10番、14番、15番の3つのバーディを獲り、実に8バーディ、ノーボギーのナイスラウンドだった。その内容について、石渡選手は「今日は5メートルのくらいのパットも入って、全体としてはパッティングが良かった」と振り返った。石渡選手は2019年の片山津GCでの優勝から6年目、今回がシード最後の出場でもあり、今年は結果を出して、次に繋げたいところだ。

 

2位はともに6バーディ、ノーボギー

 

中山絹也選手(フリーウォーク)  65=34、31

インの15組目からスタートし、7番のセカンド地点で雷の中断があった。気持ちを立て直して、再開後のプレーを続けた中山選手が6バーディ、ノーボギーでホールアウトした。バーディは、前半の10番で最初の1つ、すると、15番から4連続と素晴らしい出来。さらに後半は7番パー5、中断後の第2打は残り190ヤードから手前に、そこからアプローチで3メートルにつけてのバーディだった。「ツアーで試合に出ても予選落ちが続いていて落ち込んでましたが、久々に楽しいゴルフができました。今日からクラブを総替えして臨んだのが良かったかな」と中山選手。聞けば、アイアンのシャフトを全てモーダスの少し柔らかいタイプに替えたそうだ。パターも長尺から短尺に変えて、臨んだ。そして何より良かったのは、ここ岐阜関は、中山選手が中部学院大時代にキャディーのバイトもして隅から隅まで知っているコースだということ。「ホームコースのようなものですから(笑)いいスタートができて良かった〜」。2年前の涼仙GC大会の覇者は、不調脱却のきっかけをここでつかむ。

 

小野田享也選手(名古屋GC)  65=33、32

イン3組からスタートした小野田選手は10番、13番、15番、18番と1.5〜2メートルのバーディパットを決めた。後半には4番パー4で10メートルのバーディパットを沈め、最終9番パー4では172ヤードの第2打を8番アイアンで上り3メートルにつけ、バーディ締め。6バーディ、ノーボギーは「ドライバーもショットも寄せも全部良かった。特にパッティングが良かったかな、3パットはひとつもなかったので」と小野田選手。岐阜関CCは5、6年ぶりのラウンドだったが、「練習ラウンドでもいい感じで回れたし、明日も頑張ります」と笑った。ちなみに、今大会出場の堀川選手は日大時代の一年後輩だとか。

 

 

4位
金子駆大選手(NTPホールディングス)  66=34、32

インからスタートして7バーディ、2ボギーの5アンダーでホールアウトした金子選手だったが、開口一番「普通だった。今、いろいろと試していることがあって、特にウエッジのスイングだけど、そこでボギーになってる。まだまだ、なんですよね」と目澤コーチと取り組んでいる自分の課題を教えてくれた。今年は関西オープンでツアー初優勝を果たした金子選手。日々、さらなる高みを目指している。

 

 

4位
長谷川貴優選手(フリー)  66=33、33

インからスタートした。5バーディ、ノーボギーだったが、前半に3アンダーで折り返し、後半は2バーディだった。「パーオン率100%でした。フェアウェイを外した時も縦に飛んでいて、ラッキーでした」と喜んだ長谷川選手。実は今週月曜日、仲良しの須藤パッティングコーチに紹介を受けた宮崎コーチに動作解析をによる体の使い方チェックをしてもらったのだとか。そこで気付かされたスイングを今回意識したのだが、それがまさにハマった。「ACNツアーで予選落ちが続いて、なんとか打開したいとチェックしてもらったんだけど良かったです。明日以降も崩れないようにしたいですね」。

 

 

アマチュア1位
松山茉生選手(グリーンヒル瑞浪GC・福井工大福井高2年)  68=35、33

インからスタートし、前半を3バーディ、ノーボギーの3アンダーで折り返した松山選手は、後半は5番でボギーの後、7番でバーディを奪いイーブン。今日を3アンダーでホールアウトした。「今日は前半は良かったんですが、後半はアイアンが良くなくて、ピンに絡むショットが少なかった。(一緒のプロたちは)ボギーを打たないプレーですごいです。リズムよく回れていい雰囲気です」と同組との明日のプレーを楽しみにする。先週行われた日本アマでは、ディフェンディングチャンピオンとして出場したが、残念ながら予選落ちしている。「調子は悪くないので、明日も頑張ります!!」

 

 

アマチュア2位
清本貴秀選手(養老CC・福井工大福井高2年)  69=35、34

アウト3組からスタートして5バーディ、3ボギーだった。「フェアウェイキープは1回だけだったけど、そこからパーオンしたり、寄せとパットでしのいだり。3、4メートルのパーパットもよく入ったのが良かったです」。

 

 

アマチュア2位
水谷海琉選手(いわむらCC・中部第一高3年)  69=33、36

 

 

<会場フォト>