中部シニアオープン本戦 1R成績表、2R組合せ表、速報記事 掲載

2025.11.12

2025年度(第24回)中部シニアオープンゴルフ選手権競技 本戦

2025年11月12日(水)、13日(木)

会場 富士カントリー可児クラブ可児ゴルフ場(志野コース)

 

第1日成績表(PDF)

 

第2日組合せ表(PDF)

 

※決勝ラウンド YOUTUBE生中継のお知らせ

11月13日(木)の決勝ラウンド 午前9時頃より、

18番ホールの模様をYOUTUBEで全組生中継いたします。

ご視聴ください!

 

18番ホールYOUTUBE LIVE配信はこちらから(9時頃より配信予定)

解説:伊藤元気プロ
実況:古澤百恵

 

 

第24回中部シニアオープンゴルフ選手権競技
2025年11月12日(水)
会場/富士カントリー可児クラブ可児ゴルフ場(志野コース)
6767yd、Par72
参加人数/計135名(うち欠場
・アマ50歳代38名(うち欠場6名)
・アマ60歳以上20名(うち欠場3名)
・プロ50歳代52名(うち欠場2名)
・プロ60歳以上25名(うち欠場1名)
天候/曇り時々晴れ

 

山本明秀選手(三鈴CC)が5アンダーで首位発進。

81ストロークまでの87人が明日の決勝ラウンドへ。

 

中部ゴルフ連盟と中部プロゴルフ協会が共催する第24回中部シニアオープンゴルフ選手権競技の初日が終了した。会場となった岐阜県の富士カントリー可児クラブ可児ゴルフ場・志野コースは、昨年、日本プロゴルフ選手権2024を開催したトーナメントコース。今大会でもスティンプ10.0の速いグリーンに仕立てられていた。朝7時30分のスタート時の気温は2℃で、選手や関係者も凍える寒さの中でティーオフされた。雲が多い1日となり、陽射しとともに気温も上昇したが、肌寒い中でのプレーとなった。

 

アテストが始まったのが12時25分。そして、最初にアンダーパーをマークしたのがイン3組目の鈴木和成選手(フリー)で1アンダー、71ストロークだった。その後、パープレーは現れてもアンダーパーがなかなか出ない状況が続いた。なぜだか、例年に比べて、スコアの伸びが良くないように思われた。そんな思いを払拭したのが、アウト10組からスタートした山本明秀選手(三鈴CC)で、実に5アンダー、67ストロークだった。6バーディ、1ボギーのナイスプレーだった。すると、まもなく、奥智将選手(KENTOUCHU COFFEE)が2アンダー、70ストロークで、さらに佐々悦彦選手(赤福)が3アンダー、69ストロークでホールアウトしてきたが山本選手の首位は変わらず。ただ、アンダーパーをマークしたのはこの4選手だけで、全体としては、多くの選手がグリーン上で苦労したような様子だったが、さすがにしぶといシニアプロとトップアマの面々は70台を死守した。

 

予選を通過してきたトップアマでは、アマ50歳代の部で、昨年、一昨年と2年連続でベストアマを獲得している本田頼平選手(デイリー瑞浪CC)が75ストロークで首位。アマ60歳以上の部は、山下洋右選手(三好CC)が76ストロークで首位に立っている。

 

また、話題になったのが、元体操選手の池谷幸雄選手(CGA)が特別承認選手として本大会に出場したことだ。池谷選手はシニアプロを目指してYouTubeを開設しているほどのゴルファーとして知られている。残念ながら予選通過はできなかった。

 

1日目の競技が終わり、明日の決勝へのカットラインは81ストローク、87人となった。
明日の決勝ラウンドは午前7時30分からティーオフする。

 

18番ホールを全選手生中継で見せます!!

解説:伊藤元気プロ 実況:古澤百恵

 

明日は午前9時ごろから「とことん18番ホール」と題して、YouTubeの生中継が行われる予定だ。インスタートの選手から始まり、最終組まで全選手のプレーを、ティーイングエリア、セカンド地点、さらにグリーン上まで追いかけるという見応えのある内容なので、会場に応援に来ることができない方も、QRコードをスマホで読み込んでご覧ください。

 

 

<インタビュー>

 

◆総合の部

 

1位
山本明秀選手(三鈴CC) 67=32、35

アウトからスタート。前半の1番、4番、5番、8番、後半の13番、14番と実に6バーディを奪った。1番はカラーから直接入ったが、後は1.5メートル前後が3つと5メートル、7メートルの長いパットが2つだった。「前半の4アンダーで気分よく折り返すことができた。フェアウェイは2回外しましたが、よかったですね。何よりパットが良く入りました。同組の伊藤正己プロを参考にしながら回ったんですが、それがよかったのかな。後半はみんなに励ましてもらいました。最後の18番でボギーを打ってしまったのが残念でした」。そう振り返った山本選手は、ティーチングプロの資格を持ち、三鈴CCのキャディマスターとして勤務している56歳。「これから夕方のレッスンがあるので戻ります」とハウスを後にした。明日も三重から会場に来るそうだ。

 

 

2位
佐々悦彦選手(赤福) 69=35、34

アウトからスタートした。4バーディ、1ボギーの内容について、「今日はショットが良かった。バーディは1ピンくらい。ボギーは3番だったけど、4メートルから3パットしちゃいました。まあ、ほぼ満点のゴルフでしたね」と笑った佐々選手。中部シニアオープンは2回目の出場の51歳。飛距離は280ヤードほど。「赤福の所属になってから、なんだか調子がいいんですよ。福がついてるのかなあ」とまた笑顔になった。

 

 

3位
奥智将選手(KENTOUCHU COFFEE) 70=34、36

インからスタートして、前半に3つ、後半にも3つと実に6バーディを奪取した。ボギーは4つだった。「難しかったです。今日はショットが良かったので、1.5メートルほどによくついたし、長いバーディも5メートルくらいでした」。金沢千乃練習場でティーチングプロをしている56歳の奥選手。プロになってから20年くらいとか。今では100人ほどの生徒さんを教えている先生だが、生徒たちには「タイミングとリズムを大切にしましょう」と伝えているそうだ。そんな教えを今日は自分で実践した奥選手。今年はシニアツアー予選を通過し、来月にはシニア2次予選に出場する。

 

 

4位
鈴木和成選手(フリー)  71=37、34

インからスタートし、出だしの10番パー4で左から8メートルのバーディパットを沈めると、続く11番パー3で下から4メートルを沈めて連続バーディ発進した。後半の1番パー4では1メートルにつけバーディを奪った。「今日はドライバーが完璧でした。出だしのバーディパットは強めに打ったら入ったんですが、よく入ったと思います。ショットもパットも大きなミスがなく回れたのがスコアに繋がりましたね。師匠の杉山直也プロは3連覇がかかっていたけど、ツアーに出場するために今回欠場となりました。師匠に良い報告ができるよう明日も頑張ります」。鈴木プロは中部シニアオープン3度目の出場となる52歳。

 

 

アマ50歳代の部
1位
本田頼平選手(デイリー瑞浪CC) 75=39、36

シニアデビューの3年前にベストアマを獲得し、去年連覇した本田選手が、今年も初日のアマトップで発進した。バーディは11番パー3と17番パー5の2つだった。「アウトから出て、前半のスコアは39でしたが内容は全くダメで、でも、後半になってアイアンが良くなってきました。ただ、気持ち的には中部ミッドアマの後は全く乗ってこないというか・・・」と元気がない様子。中部ミッドアマでジャパンを狙っていたが、敢えなく惨敗した本田選手は、飛距離のなさを痛感したのだという。以前、ヘルニアを患っているため、トレーニング内容にも気をつけないといけないのだが、今は来年を見据えている。「明日はもっと集中して頑張ってみます!!」

 

 

アマ60歳以上の部
1位
山下洋右選手(三好CC) 76=36、40

 

 

プロ60歳以上の部
1位
福田寿和選手(フリー) 72=35、37


 

体操からゴルフへ。プロを目指して進化中
池谷幸雄選手(CGA) 91=43、48

今大会、特別承認選手として出場した池谷選手は、今日のラウンドについては、「実は今回が2度目の公式試合参加でした。大変でした。同伴の方に迷惑をかけないようにと緊張していましたが、桑原プロや大島プロとは以前にご一緒したこともあり、緊張感が少し和らぎました。スコアは良くなかったですが、バーディも取れましたし、次に繋がるゴルフができたと思います」と試合を振り返った。
体操選手としてオリンピックに出場、日本を牽引してきた池谷選手は22歳で現役引退し芸能界に進んだ。その時からゴルフを始めたという池谷選手だが、100が切れないエンジョイゴルファーから一念発起で、本格的にプロについて練習を始めたのが42歳の時、「プロゴルファーを目指す〜YouTube」を開設した。真剣にゴルフに取り組む池谷選手だが、ゴルフの難しさについては、「体操は体を1本にして回転したり力を入れ続けたりするが、ゴルフは上と下を別々に動かすし、力を抜くことが大事なことなので、そこが難しいですね。体操の脳は捨ててくださいと奥山プロに言われています(笑)」と進化中の悩みを教えてくれた。

 

 

<会場フォト>