中部ミッドシニア本戦 1R成績表2R組合せ表、速報記事、会場フォト掲載
2025.09.17
2025年度(第31回)中部ミッドシニアゴルフ選手権競技 本戦
開催日/2025年9月17日(水)・18日(木)
会場/愛岐カントリークラブ(中・東コース)
第31回中部ミッドシニアゴルフ選手権競技
2025年9月17日(水)
会場/愛岐カントリークラブ(中・東コース) 6313yd Par72
参加人数/118名(うち欠場4名)
天候/1R 晴れ
2アンダー70ストロークに2人が並ぶ。
佐々木清士選手(グランディ浜名湖GC)と藤井広文選手(桑名CC)
82ストロークまでの83人が明日の決勝ラウンドへ。
65歳以上の男子ゴルファーが頂点を目指す第31回中部ミッドシニアゴルフ選手権競技が、岐阜県の愛岐カントリークラブ(中・東コース)でスタートした。
初日の今日は、朝から青空が広がる快晴に恵まれたが、9月半ばを過ぎたにも関わらず35度を超える蒸し暑さとほぼ無風という過酷な状況の中で、選手たちはそれぞれに暑熱対策を講じながらプレーを続けた。ティーオフは朝7時30分、競技終了は15時だった。
第1組のホールアウトから選手たちのスコアは70台が多く、明日へのカットラインは高くなりそうな気配があった。そんな中、一気にアンダーパーを叩き出して戻ってきたのが、イン8組目にスタートしたディフェンディングチャンピオンの佐々木清士選手(グランディ浜名湖GC)で2アンダー70ストロークだった。すると、続いて、イン9組目スタートで昨年大会2位の藤井広文選手(桑名CC)も同じく2アンダー70ストロークでホールアウトしてきた。首位と2打差の72ストロークに長谷川伸弘選手(恵那峡CC)、さらに1打差の73ストロークに増田豊選手(岐阜セントフィールドCC)、村上正憲選手(浜松CC)、川中勲選手(能登島G&CC)の3人が続いている。
佐々木選手と藤井選手という実力ある2人が首位に並ぶ展開に、明日の決勝ラウンドはますますアツイ展開となりそうだ。
そして、明日の決勝ラウンドには、82ストロークまでの83人が進出する。
ちなみに、今大会初日に出場した114人の選手のうち、1960年生まれのルーキーは17人、1955年生まれ以上のグランドシニア世代は38人である。
<インタビュー>
1位タイ
バーディチャンスを逃すも、アンダーフィニッシュ
佐々木清士選手(グランディ浜名湖GC) 70=34、36
インからスタート、13番(359ヤード、パー4)でバーディ、17番(394ヤード、パー4)でボギーのあと、18番(479ヤード、パー5)で1メートルのバーディパットを外した。後半は5番(331ヤード、パー4)と7番(164ヤード、パー3)でバーディを奪取した。昨年大会では初日に首位に立つと、決勝ラウンドでは2位に8打差をつける圧勝で悲願のミッドシニア優勝を獲得した佐々木選手は69歳。1年経って、変化はありますかと尋ねると、「飛距離が落ちたよ。飛ばなくなって、先日の日本スポーツマスターズで動画を撮ってもらったんで見てみたら、振りがゆっくりなんだよ。一生懸命振ってるのにね」と苦笑いした。そして、今日の厳しい天候に「少し頭痛がするから水風呂に入りたい」と佐々木選手はロッカーに急いだ。
2015年日本シニア優勝、先週行われた日本スポーツマスターズで静岡県代表として団体戦1位タイに貢献している。230ヤードだと本人が嘆く飛距離だが、アイアンの正確性やパッティングでしっかりとスコアメイクするベテランは、明日は連覇をしっかり見据えている。
1位タイ
前半に5バーディ奪取
藤井広文選手(桑名CC) 70=37、33
前半のインコースで、実に5バーディを奪った藤井選手。12番(140ヤード、パー3)と13番(359ヤード、パー4)で3メートル、14番(399ヤード、パー4)と15番(445ヤード、パー5)で1メートルと4連続バーディを決めると、最終18番(479ヤード、パー5)で3メートル、5つ目を沈めた。「前半は8番アイアンが冴えてたんだよ。それで後半8番(375ヤード、パー4)で残り131ヤードも8番で乗せようと思ったら大き過ぎた。奥に行ってボギーにしちゃった。後半はね、エージシュートがちらついちゃって、欲をかきすぎました」。好調な前半の後、暑さのせいもあり、ばててしまった後半。その裏に、エージシュート達成への思いがあったとは!! 昨年は日本パブリック協会(PGS)の全日本シニアで優勝している。この中部ミッドシニアは2位、まだ優勝を手にしていない藤井選手の明日がとても楽しみである。68歳。
「組全体でバーディを量産できて、皆がよかった」
長谷川伸弘選手(恵那峡CC) 72=35、37 3位
川中勲選手(能登島G&CC) 73=38、35 4位タイ
ともにアウト13組のスタートだった。長谷川選手は出だしの1番で第1打を右に曲げたが、アプローチで寄せた5メートルほどのパットを沈め、ナイスパーセーブ。「あのパーで乗っていけたかも」と、前半に2つ、後半に1つのバーディを奪うイーブンパー72ストロークでのホールアウトだった。一方の、川中選手は2バーディ、3ボギーの73ストロークだったが、「前半に我慢のパーセーブを続けたけど8番、9番でアプローチのミスから連続ボギー。でも、後半に2バーディが取れました」。 68歳の長谷川選手と67歳の川中選手は2人とも中部ミッドシニアは今回が初出場。一緒の組の西口則雄選手(鈴鹿CC)と鈴木強選手(キャッスルひるCC)は77で4人揃って明日の決勝に進む。「みんながバーディを取って、チームで10個は取れた」そうだ。(写真左が長谷川選手、右が川中選手)
4位タイ
増田豊選手(岐阜セントフィールドCC) 73=38、35
アウト2組からスタートし、3バーディ、4ボギーだった。バーディの中にはロングホールで100ヤードの4打目が直接入るミラクルもあった。「今日はドライバーが悪かった分、アイアンとパターでしのげたのが良かった。今年は中部シニアで1打足りずに日本を逃したので、ミッドシニアは行きたいですね」。69歳
4位タイ
村上正憲選手(浜松CC) 73=37、36
アウトからスタートし、前半を3バーディ、4ボギー、後半を1バーディ、1ボギーとした。「今日は出来過ぎですよ。7月に五十川選手と回った時、あまりパッティングが良いので、同じパターを買ってしまいました(笑)それがよかったのかなあ、でもね、今年はグランドシニアで頑張りたいんですよ、本当は」とナイススコアも嬉しいけれど、本命は来月の近鉄賢島CCの中部グランドシニアだと教えてくれた。ゴルフは29歳から始めたが50歳の頃に腰痛を発症して10年間休止、60歳から再開したという77歳。
<会場フォト>