中部ミッドシニア本戦2R成績表、速報記事、会場フォト 掲載

2023.09.06

2023年度(第29回)中部ミッドシニアゴルフ選手権競技 本戦

開催日/2023年9月5日(火)・6日(水)

会場/スプリングフィールドゴルフクラブ

 

第2日成績表(PDF)

 

 

第29回中部ミッドシニアゴルフ選手権競技
2023年9月5日(火)・6日(水)
会場/スプリングフィールドゴルフクラブ 6291yd、Par72
参加人数/132名(うち欠場6名)
天候/1R 晴れ、2R 曇りのち雨(中断あり)

 

72歳、藤崎馨選手(岐阜国際CC)が逆転、初優勝

通算162ストロークまでの15人に日本ミッドシニア出場権。


中部ミッドシニアゴルフ選手権競技の決勝ラウンドが終了した。
晴れ間も見えたスタート開始から徐々に雲が広がって雨となり、グリーンにも水が浮いてきたため、午前10時に豪雨による即時中断のサイレンが鳴った。競技再開は10時38分。一旦ハウスに戻ってきた選手たちは、気を取り直して、プレーに戻って行った。その後、しばらくは晴れていたが、午後にはまたも雨となり、止むことはなかった。

 

スプリングフィールドGCのグリーンの難しさは今日も変わることはなく、選手たちのスコアメイクを阻んだ。土砂降りの雨の影響もあるが、選手たちはスコアメイクに苦しんだ。

 

最終組の4人は、午前9時にティーオフ。初日2アンダーで首位発進の松原和之選手(呉羽CC)は1番(パー4)で3オン3パットのダブルボギーとした一方で、初日1オーバーで2位スタートの千葉純一選手(スリーレイクスCC)は奥からの8メートルほどの下りパットを鮮やかに決めてバーディとし、2人がいきなり通算イーブンパーで並んだ。ところが、続く2番(パー4)、距離もあり難しいホールで、千葉選手がピン奥10メートルからのバーディパットが半分もいかないほどの大ショート。みると、水が浮いていたのだが、結局4パットのダブルボギーで、通算2オーバーとする。序盤からスコアが動く展開で、しかも雨はますますひどくなり、最終組が4番のティーショットを打ち終わったところで、中断のサイレンが鳴り響いた。

 

競技再開の後、松原選手はダブルボギーやトリプルボギーを打つなど崩れて前半を44、通算6オーバーとした。千葉選手は9番でバーディパットを決めるも40で通算5オーバー。折り返し地点で、気を吐いたのが、最終組の藤崎馨選手(岐阜国際CC)で2バーディ、3ボギーの37で通算3オーバーとし、首位に躍り出た。そして、前の組で2位の通算5オーバーに食い込んできたのが、マハリ・アブラハム選手(ニューキャピタルGC)、通算6オーバーには最終組から2組前の谷口真一選手(伊勢CC)、通算7オーバーに最終組の菅原修選手(ザ・メダリオンC岡崎)、通算8オーバーに2組前の原修二選手(名古屋GC)、4組前の金原好隆選手(青山高原CC)が続いていた。

 

前半に大きく崩した選手も多く、勝負の展開は全く読めない状況の中、後半が進むにつれ、徐々に選手が絞られていく。16番を終えたところで、首位は通算5オーバーの藤崎選手、2位が2打差の通算7オーバーの松原選手、3位が通算8オーバーの千葉選手と優勝の行方はほぼ最終組の3人に。17番は3人ともにパーセーブとし、最終18番を迎えた。松原選手の第1打は左の池の傍まで曲げ、第2打は手前までレイアップ、第3打はトップ気味になりグリーンを超えてカラーまで飛んだ。松原選手はフェアウェイに置いたが、第2打はグリーン奥のラフまで。そして千葉選手は、左の池の近くに曲げたが、第2打をピン手前8メートルにナイスオンした。最初にアプローチしたのは藤崎選手で、その球はまっすぐにピンに向かった。惜しくもカップ横で止まったのを見て、「優勝かも」と千葉さんが声かけしたが、藤崎選手は普通にタップインし、通算6オーバーでフィニッシュ。その後、松原選手が素晴らしいアプローチでカップを惜しくもすり抜けたが、返しのパットを外しボギーで通算8オーバー。そして、千葉選手のバーディパットはオーバー、さらにパーパットも外して、やはりボギーで通算9オーバー。藤崎選手の初優勝は、派手なガッツポーズもないまま静かに決まった。

中部ミッドシニア入賞者

 

また、通算162ストロークまでの15人が日本ミッドシニアゴルフ選手権競技(11月1〜2日に神奈川県の横浜カントリークラブで開催)への出場権を獲得した。
雨の中でのプレーで集中力を継続する難しさがスコアメイクに大きく左右した決勝ラウンドであった。日本ミッドシニア出場権を獲得した15人の中にはインスタートからスタートした永井智伸選手(やまがたGC美山)や初日80で24位タイからジャンプアップした木村雄一選手(名阪チサンCC)もいる。

 


日本ミッドシニアへの出場資格選手

 

<インタビュー>

優勝
「介護してきた亡き父母が優勝をくれたかな」
藤崎馨選手(岐阜国際CC)  150=74、76(37、39)

首位と4打差でスタートした決勝ラウンド。最終組の中で、淡々とプレーしているように見えた藤崎選手だったが、本人も「前半は周りを気にすることなく、自分のプレーを続けた」と言う。前半が終わり、自分が首位、2打差で千葉選手がいることを知った。千葉選手との競り合いを続ける中、16番(パー3)で千葉選手がバンカーからチップインパーを奪い、自分がボギーとなった時、「流れが千葉選手に来てるかも」と思った途端、17番からショットがおかしくなった。それまでフェアウェイを外していなかったのだが、最後の2ホールは曲げたのだ。「意識した途端に乱れてしまい少し焦りましたが、18番もアプローチが寄ってナイスボギーで勝てました。でも、ハウスに戻ってボードを見た時、2位に松原さんがいて、’正直びっくり。ずっと、千葉さんが2位だと思い込んでましたから、千葉さんのマーカーをしていたこともありますけど」と、なんという勘違い!! 競技の振り返りも淡々と話を続ける藤崎さんだった。
昨年12月に20年近く、自宅で介護を続けていた母親を見送った。「来年からはゴルフにもっと力を入れて旅行も自由にできる」と思っていたが、実際には、もぬけの殻状態に。「気力が出なくて、生活リズムも無くなって、ぐうたら生活になってしまいました。でも、春になって、これではいけないとゴルフを再開。パブリックや岐阜県や中部の試合にエントリーして出るようにしたんです」と心境を教えてくれた。43歳の時、ニュージーランドで貿易の会社を立ち上げた際、向こうでゴルフを覚えたという藤崎選手は、72歳にして、初めての優勝を静かに喜んだ。勝因はなんでしょう、と尋ねると、「長年介護してきた父と母が、ご褒美で優勝させてくれたのかな」と笑った。

2位
松原和之選手(呉羽CC)  152=70、82(44、38)

出だしのダブルボギーに始まり、前半はトリプルも叩いてしまい44と後退。しかし、折り返した後半は15番までパーセーブ、2ボギーで2位に入った。「雨の日は苦手ですね。日本でまた、頑張ります」

3位
マハリ・アブラハム選手(ニューキャピタルGC)  153=75、78(38、40)

「後半にボギーが続いてしまったけど、17番でバーディが取れてよかった」。その1打で3位入賞。これまでは仕事で断念していたため、中部ミッドシニアは今回が初出場。67歳。

3位
千葉純一選手(スリーレイクスCC)  153=73、80(40、40)

1番で長いバーディパットをきめて、首位に並んだ千葉選手だったが、次のホールで4パット、ダブルボギーとなり、中断後もボギーが続いてしまった。後半もなかなかバーディを奪えず、3位タイで2日間を終えた。昨年10月の左脚の手術から約10ヶ月。「松葉杖で動けない時は大変だった」とは応援に来ていた夫人の声。「今日はこのアロ、バンテリンドームで阪神の応援に行きますよ」千葉選手は笑顔でハウスを出た。

5位
谷口真一選手(伊勢CC)  154=77、77(37、40)

「コースに圧迫されそうで、とにかく立って構えて、を繰り返した。同じスイングをを続けることだけを心がけました。(5位入賞できて)嬉しいです。来年のシードが取れたので、予選で会社を休まなくてすみます(笑)」ミッドシニア2年目の66歳。去年は2日目に足を痛めて棄権しただけに、嬉しいリベンジとなった。

6位
中川喜雅選手(知多CC)  155=79、76(39、37)


7位
髙田政治選手(三好CC)  156=78、7(41、37)

 

 

8位タイ
木村雄一選手(名阪チサンCC) 157=80、77(38、39)

初日24位タイから8位に浮上し、日本ミッドシニアの出場権を獲得した木村選手。「今日、スコア77でしょ。ロッカー番号が77で、カートナンバーが177だったんだよ。なんか不思議でしょう(笑)」。73歳。


 

8位タイ
腹修二選手(名古屋GC) 157=77、80(39、41)

「最後のパーが効いたかな」と出場権獲得を喜んだ原選手はルーキー出場の65歳。競技は、診療があるからと大急ぎで会場を後にし、表彰式には出られなかった。

8位タイ
玉野直樹選手(三好CC) 157=79、78(41、37)


 

8位タイ
金原好隆選手(青山高原CC) 157=79、78(37、41)

 

12位
永井智伸選手(やまがたGC美山) 158=82、76(37、39)

通称、裏街道からスタートした永井選手が76のナイスプレーで一気に12位に。昨年はマッチングで滑り込んでおり、日本ミッドシニアは2年連続出場となった。「パッティングがよく、2メートル以内が全部入りました。我慢しましたよ〜」とイン1組目で上がって、最後まで長い時間をハウスで待機だった。


13位
用村憲二選手(石川GC) 159=79、80(40、40)


14位
山中清司選手(リオフジワラCC)  160=75、85(44、41)


15位
井上晴雅選手(知多CC)  162=82、80(40、40)


 

<会場フォト>