中部女子アマチュア 3R成績表、速報記事 掲載しました

2021.05.21

2021年度(第50回)中部女子アマチュアゴルフ選手権競技

第3日成績表を掲載いたしました。

 

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第50回中部女子アマチュアゴルフ選手権競技
第3日
天候/雨

 

神谷そら選手(明世CC)が通算8アンダー、
2位に9打差をつけて、悲願の初優勝!!


今年度最初のCGA主催の本戦競技、第50回中部女子アマチュアゴルフ選手権競技が3日間54ホールの幕を閉じた。今大会は初日から雨続き、3日目の今日も、朝から強風と雨に見舞われた。7時からのティーオフでスタート、風速5メートルを超える強風に、横なぐりの雨という台風並みの天候は、これまでで一番過酷な条件ともいえたが、選手たちは頂点を目指し、プレーを続けた。
そして、雨量の多さを考慮し、午前11時に一時中断のサイレンがなったが、回復は早く、11時20分には再開のサイレンで再スタート。その後は徐々に雨風ともに収まってきた。

 

競技は、序盤から動き始めた。予選ラウンドで首位の4アンダー・円角有希選手(金沢CC)は朝からショットの精度が今一つでグリーンを捉えることができず、1番ボギーのスタート。通算3アンダーの西山千里選手(名阪チサンCC)もボギー、同じく3アンダーの田中こころ選手(岐阜北CC)は第3打を確実に乗せてバーディとし4アンダーに伸ばす。神谷そら選手(明世CC)は2パットのパーで3アンダーをキープした。

 

とにかく激しい風と雨の中である。ショットはランが見込めないだけに、250ヤードの飛距離が武器の神谷選手は強かった。他の3人よりはるか前からピンを狙えた。神谷選手は2番で最初のバーディを決めると、その後もパーを重ね、5番でもバーディで通算5アンダーに伸ばした。前半を終えた時点では、神谷選手が5アンダーで首位、2位は田中選手で2アンダー、3位は古川莉月愛選手(岐阜稲口GC)が1アンダーで続いた。首位スタートの円角選手は通算1オーバー、6位に後退した。

 

後半に入っても、神谷選手の好調は変わらず、パーセーブが続く。ほぼ一人旅状態。そして、13番で5メートル、16番で4メートル、18番でなんと10メートルのバーディパットを決め、悲願の初優勝を飾った。

 

上位13人のカットラインが気になる選手たち。今年は7オーバーか8オーバーかでホールアウトする選手たちがやきもきしていた。早い組で上がっていた岡田梨沙選手(中部学連・中京大)と小島彩夏選手(中部学連・中部学院大)はともに8オーバーでフィニッシュ。「二人とも前半は35だったのに、後半に崩れてしまった」と反省しつつ、後続を待っていた。結果は、224ストローク(8オーバー)のマッチングとなり、2人は13人枠に滑り込んだ。

 

なお、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、表彰式は中止とされた。

 

◆日本女子アマチュアへの出場権を獲得した選手(敬称略)◆

 

神谷そら(明世CC)
古川莉月愛(岐阜稲口GC)
田中こころ(岐阜北CC)
清本美波(JGAジュニア)
伊佐治瑚乃(中仙道GC)
林希莉奈(いわむらCC)
幸田彩里(EGC伊勢大鷲)
円角有希(金沢CC)
木村葉月(JGAジュニア)
藤井美羽(岐阜国際CC)
小宮千鶴(明智GC)
岡田梨沙(中部学連)
小島彩夏(中部学連)
長谷川せら(シード)(グリーンヒル関GC)

 

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家田真知子・CGA女子競技委員長は、「去年は中止で、今年ようやく開催できた大会だったし、年に一度の大きな競技ですから、選手たちにはなんとか3日間の競技を完走させてあげたいと思いました。初日と今日、天候の様子を見て中断もありましたが、競技委員のみんなで、グリーンに溜まった水をスクイーズでロールドライするなど選手たちがプレーできるよう支えました。最後まで競技を終えることができてホッとしています」と、安堵の様子だった。

 

<優勝インタビュー>

 

優勝
「パットの構えがずれてたのに昨夜気づいたのが良かった」
他を圧倒する飛距離に、冴えたパッティング。
神谷そら選手(明世CC) 208=70、71、67(34、33)

前半に2つ、後半に3つ、計5バーディ、ノーボギーという、悪天候にもかかわらず、素晴らしい内容だった。「昨日はショットは良くてもパッティングが全く入らなかったんです。それで、昨日の夜、(藤井)美羽ちゃんにパッティング練習の道具を貸してもらってチェックしたら、フェイス面が10cm左を向いてました。ラインの読みが違っていたのではなく、構え方だったのだとわかったので、今日は、すごく意識して構えました。そのおかげか、よく入ったと思います。」と勝因を語った。「天気が悪いことはわかっていたので、とにかく中止にはならないで、って願ってた。大会が始まるまでは、10アンダーを目標にしていたんです。でも、最初の2日であららってなっちゃったんで、今日は7アンダーを目標にしました」。神谷選手のゴルフ始めは6歳、小学生の頃から競技に参加しており、中部ジュニアは中2、中3の時に連覇している。中部女子アマは前回も優勝争いに絡みながらも悔しい思いをしてきた。悲願の初勝利が叶って、今年の抱負を聞いてみた。「今年はプロテストに挑戦します。1次予選からですが、結果が出せるように頑張ります!!」

 

<会場風景>