中部女子アマチュア1R 成績表 速報記事&フォト 掲載

2023.05.17

2023年度(第52回)中部女子アマチュアゴルフ選手権競技

開催日/20223年5月17日(水)~19日(金)

会場/緑ヶ丘カンツリークラブ

【第1日】 成績表(PDF)

 

第2日の組合せ表はこちらからご覧ください

 

 

第52回中部女子アマチュアゴルフ選手権競技
2023年5月17日(水)
会場/緑ヶ丘カンツリークラブ  6389yd、Par72
参加人数/110名(うち欠場3名)
天候/1R 晴れ

 

中部の女王を決める戦い、真夏日の初日。

首位は69。與語優奈選手(瑞浪高原GC)と伊佐治瑚乃選手(中仙道GC)

 

中部ゴルフ連盟主催競技本戦の幕開けとなった中部女子アマチュアゴルフ選手権競技は、愛知県の緑ヶ丘カンツリークラブで第1日を終了した。朝から気温はぐんぐん上昇し、まさに真夏日。スタート時のカード渡しの際にも、「熱中症にならないよう水分補給を忘れないで」と競技委員からもアドバイスがあったほどだ。

 

今大会の出場者の年齢層は、11歳から53歳までの110人。そのうち10代の選手が90人と大半を占めている。ミッド世代と呼ばれる25歳以上はわずか4人だ。女子の世界も飛距離が伸びてきており、今大会でも素晴らしいティーショットを披露する選手がとても多い。

 

7時30分からスタートした第1組がホールアウトしたのは12時前で、競技は順調に進んだ。グリーンコンディションはスティンプ10フィート、コンパクション24に設定された初日、「砲台グリーンで距離感が難しかった」「乗ったと思って行くと跳ねてオーバーしていた」「上からのアプローチは難しく、パーセーブに苦労した」などの声が聞こえた。

 

初日を終え、首位に立ったのは、3アンダー69、18歳の與語優奈選手(瑞浪高原GC)と21歳の伊佐治瑚乃選手(中仙道GC・中部学院大4年)の2人だった。1打差の70には、岩永杏奈選手(養老CC・塚口中3年)、清本美波選手(JGAジュニア・誉高3年)、山本瑠奈選手(スリーレイクスCC・日大1年)、入谷響選手(JGAジュニア・中京高3年)の4人、さらに1打差の71には5人が続いた。70台をマークした選手が64人と早くも混戦模様となっている今年の中部女子アマ。明日の予選2日目の結果、上位80位タイまでが決勝ラウンドに進出できる。スタートは7時30分の予定である。

 

<インタビュー>

 

★首位スタートは2人、3アンダー69

 

●與語優奈選手(瑞浪高原GC) 69=34、35
この春、ECC学園高を卒業した18歳の與語選手は、アウトからスタートし、5バーディ、2ボギーでホールアウトした。「今日はアイアンがよかった。好きなラインから打つことができたのもよかった」と振り返った。「入りそうなパットを外したし、3パットでボギーもあった」ともう少し伸ばしたかった雰囲気。今は、瑞浪高原GCで練習を積みながら、今年のプロテストに照準を合わせている。

 

●伊佐治瑚乃選手(中仙道GC・中部学院大4年) 69=34、35
アウトからスタートし、前半に2バーディ、後半は2バーディ、1ボギーだった。「前半はグリーンに乗らず、耐えて耐えてのゴルフでした。乗ったホールは4つ、そのうち4番で4メートル、8番で上からの12メートルが入りました。後半はよく乗ったけど、バーディは2つ。全体にはエッジで合わせ距離を測りました。それ以上だと奥に行ってしまうので、ですが、距離感はうまく行ったと思います」と硬いグリーン攻略を教えてくれた。飛んで250ヤードくらいと笑う伊佐治選手の横で、同じ中仙道GCの中山光代さんが「応援にきた。明日も頑張って」とエール。その中山さんは中部女子ゴルフ研修会のメンバーで、今回出場している幹事長の鈴木智子選手(岐阜関CC)にもエールを送っていた。

 

★1打差70には4人が続く

 

●岩永杏奈選手(養老CC・塚口中3年) 70=36、34
 兵庫県から参加した中学3年生の岩永選手は、インからスタートし、12番で3メートル、17番で1.5メートル、後半の6番で3メートルのバーディパットを決めた。7番でボギーを打ってしまい、2アンダーでのフィニッシュとなったが、「今日はアプローチとパットに助けられました」とニコニコ。

 

●清本美波選手(JGAジュニア・誉高3年) 70=35、35
アウトからのスタートで、4バーディ、2ボギーだった。「このところ、スコアが出ていないのが悩みだったけど、2アンダーが出たのはよかった。特に悩んでいたドライバーが今日はしっかり振れた。今までに比べて、ゴルフを楽しもうと思うようになったことがよかったのかも」と清本選手はホッとした感じだった。

 

●山本瑠奈選手(スリーレイクスCC・日大1年) 70=35、35
アウトスタートで、2バーディ、ノーボギーでフィニッシュ。「今日はショットはまずまずでしたが、ドライバーは今ひとつ。このところ、曲がっていたので、今日は置いていくような打ち方でした。明日も頑張ります」。三重県の津田学園高からこの春日大に進学した。寮生活、そしてゴルフ部も大学も全てが楽しいと山本選手。

 

●入谷響選手(JGAジュニア・中京高3年) 70=34、36
「途中まで3アンダーできていて、9番でカラーから3パットのボギーを打ってしまった。後半は1バーディ、1ボギーでしたけど、パットが入らない1日でした。グリーンが硬かったですね」。昨年は日本ジュニアのあたりから不調になってしまった入谷選手。高3の今年、日本女子アマ、日本ジュニア、そしてプロテストへと道を描く。

 

★2打差の71には5人。

 

●日比野邑香選手(岐阜国際CC・帝京大可児高2年) 71=38、33
アウトからのスタートで、前半は1バーディ、3ボギー、後半は3バーディだった。「前半はティーショットがパラついて、耐えるのに必死でした。後半はそれを修正することができた。パットがショットのブレを助けてくれました。明日に向けて、さらにショットを修正したいです」。

 

●神谷もも選手(明世CC・麗澤瑞浪高3年) 71=37、34
アウトからのスタートで、5バーディ、4ボギーだった。「今日はセカンドが良くなくて、パーオンができず、ボギーになりました。パットは短いのと長いのはよかったけど、ミドルパットがひとすじズレてた」。昨年の中部女子アマは惜しくも2位だった神谷選手はリベンジを狙う今大会だ。

 

●木下遥選手(中仙道GC・愛知大4年) 71=37、34
インからスタートし、出だしの10番でいきなり10メートルを沈め、バーディとするなど、3バーディ、2ボギーとした。木下選手は「パーオン率が半分しかなくて、アプローチでなんとか耐えた感じです。もったいないホールも多々ありました。去年は2打足りずに日本女子アマを逃したので、今年は狙います」。

 

●伊藤せあら選手(東名古屋CC・聖霊中3年) 71=36、35
岩永選手と同組で、インからスタートし、2バーディ、1ボギーだった。「今日はバーディパットがなかなか入りませんでした。ショットはよかった」と振り返った。伊藤選手は5月7日に行われた愛知県ジュニアで3人のプレーオフを制し、初優勝している。

 

●岡嵜マイヤ選手(岐阜国際CC・岐阜聖徳高1年) 71=34、37
「前半はドライバーが曲がっていてボギースタートで、あとはオールパー。後半はショットが寄ってくれたし、パットも入りました。2番、4番、6番、7番の4つのバーディが取れました。準備不足だったので、耐えたな〜と思います」。身長171センチ。飛距離は240ヤード。

<会場フォト>