[2012]中部女子アマチュア(第2日)

2012.05.25

第42回
中部女子アマチュアゴルフ選手権競技(第2日)
開催日/平成24年5月24日(木)・25日(金)
会場/レイクグリーンゴルフ倶楽部(レイクコース)
参加人数/140名 6333ヤード PAR72
天候/(第2日)雨

(第2日)
スタート表・・・button_report_start

成績表・・・・・button_report_result


高島海帆選手が逆転優勝。

「日本女子アマに出たくって」、中部へ挑戦

th_IMG_4946-2今年の中部女子アマクイーンは、高島選手に決まりました。山梨学院大付属高の1年生。東京っ子で今回は「どうしても日本アマへ行きたい」と、ユーグリーン中津川ゴルフ倶楽部からエントリー。中部勢のアスリートたちにはノーマークの選手でした。
関東でもさして注目の選手ではなく、江連アカデミーの生徒。公式戦はこの大会が3回目、試合慣れしてなく、初々しい印象の選手です。
1ホール1ホールを丁寧に攻めてそれが優勝を引き寄せたといえましょう。しかし目標は「日本女子アマチュアに出たい」でしたので、まさか優勝とは想定外のうれしい結果でした。
優勝を逸して残念がったのはディフェンディングチャンピオンの松田唯里選手(芦原・福井工大附属福井高3年)。9位タイからの挽回でしたが今日のピンは難しく、パープレーなら上出来というセッティング。73はトップスコアに等しく本人の健闘をたたえたいです。難しいながらに71と1アンダーを出した吉音羽選手(やまがた)は本当に立派でした。
入賞は、上位5位タイ6名が表彰されましたが、福井工大附属高・中生が4名入りました。今年の福井工大付属の活躍に目が離せません。cup
今年の日本女子アマチュアゴルフ選手権競技は、愛知カンツリー倶楽部が舞台(6月19~23日)。出場資格は上位16名、13位タイ迄の選手に与えられました。優勝の高島選手は、中部のゴルフファンに注目される存在となり、どのような成績を残すか、今から楽しみです。

入賞者
優勝 高島海帆選手(ユーグリーン:山梨学院大附属高1年) 145=72、73(36 37)
2位T 松田唯里選手(芦原:福井工大福井高3年) 147=74、73(36 37)
2位T 古川茉由夏選手(岐阜稲口:梅林中3年) 147=73、74(39 35)
2位T 土田沙弥香選手(金沢リンクス:福井工大福井高3年) 147=73、74(38 36)
5位T 平井亜実選手(ツインフィールズ:福井工大福井高1年) 148=75、73(38 35)
5位T 松田鈴英選手(芦原:福井工大福井中3年)  148=71、77(40 37)

小金井の日本女子ミッドへ向けて少数激戦でした
中部女子アマチュアは、若い選手が圧倒的な強さを見せつける中、年配選手は日本女子ミッドアマチュア選手権をかけて、静かなランク競争を繰り広げました。
出場資格者68名のうち予選通過者が30名、今日の決勝でそのうちの21名が日本女子ミッドへの出場権を獲得しましました。今年は、名門・小金井CCで開催(11月12・13日)されますので、選手のモチベーションも高く、最後の一枠は4名(173スコア)のマッチングで決まるという少数激戦でした。


<インタビュー>廣瀬1

th_IMG_5735-1優勝 高島海帆選手(ユーグリーン:山梨学院大附属高1年) 145=72、73(36 37)
前半を1バーディ1ボギーでイーブンとし通算イーブン、この時点で単独トップに。続いたのは、通算2オーバーの浜上佳奈選手(ジャパンクラシック:佐久長聖高2年)と松田唯里選手(芦原:福井工大福井高3年)の二人だった。後半に入っても、なかなかスコアが伸びない中、優勝争いに残ったのが高島選手と松田選手だった。二人ともパーキープを続け、2打差のままだったが、16番H(151Y、パー3)で高島選手がボギーをたたき、1打差に。その時、松田選手はすでに18番H(380Y 、パー4)のグリーン上だった。ピン右10メートルほどからのバーディパットだったが、オーバーし、返しのパットも外してしまい、ボギーで万事休す。高島選手は17番H(512Y、パー5)をバーディ、18番Hをボギーとするも、通算2打差で初優勝に輝いた。
「実感がわいてこない、というか、ほんと、日本女子アマに出たいな、と思って出場したから。優勝なんて、考えてもいなかった」優勝後のインタビューにも、きょとん、とした表情のまま。これまで、大きな大会にもあまり出たこともない高校1年生が初めて中部の公式競技に参加して頂点に立ったのだ。「ドライバーが曲がるので、抑え気味にショットしました。同組の(松田)鈴英ちゃんとは回ったことがあるけど、知らない人も多いので、逆に集中してできたかもしれない。2、3メートルのパーパットがよく決まってくれました」。なるほど。いつもと違う土地だったから、一打一打を丁寧にできたし、優勝を狙っていない分、気負いもなくて、いい結果が出たということらしい。

DSC09324-2今日のベストスコアは1アンダー71。初日41位から、日本女子アマの切符を手に。
吉 音羽選手(やまがた:高富中2年) 151=80、71(36 35) 9位T
選手たちがスコアメイクに苦しんだ決勝日に、アンダーパーを出したのは中学2年生の吉選手だけだった。「アウトはバーディ2つ、ボギー2つ、インはバーディ2つボギー1つ。パターは4、5メートルのも入ったのでよかった。残念なのは、ボギーを上がりホールで出してしまったことです」。小学1年からゴルフを始め、小6の時、2年前の中部小学生ゴルフ選手権で3位入賞している。今までのベストは70。試合では久しぶりのアンダーパーだった。第1日目41位タイからジャンプアップして日本女子アマ出場権をゲットした。

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ミッド世代の皆さん

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表彰式が終わってパーティの模様

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左、副田あかり選手(岐阜稲口:美濃加茂高2年) 右、岩崎美波選手(愛知県連:鶴城中3年)
二人は通算152のマッチングで日本女子アマの出場権を手にした。

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上位5位タイ6人のうち、4人は福井工大福井中学・高校のゴルフ部。
いつも一緒に練習している仲間がそろって入賞し喜びも倍増!!
左から、松田鈴英選手(中3)、平井亜実選手(高1)、土田沙弥香選手(高3)、松田唯里選手(高3)


日本女子アマチュア出場資格者