[2013]中部シニア本戦 (第2日記事・成績表)

2013.07.18

第47回 中部シニアゴルフ選手権競技

開催日/平成25年7月17日(水)、18(木)
会場/ナガシマカントリークラブ(北・南コース)
参加人数 /170名(内、棄権2名、欠場7名)
距離/6675ヤード PAR72
天候/曇り一時雨、のち晴れ

第2日成績表・・・button_report_result


【第2日】

厳しい首位争いを演じた末のプレーオフは、あっさり1ホール目で決着。

伊藤晴夫選手(知多)が、初優勝

th_DSC_8823s朝からの曇り空、午前8時ごろにザーッと雨が降り始め選手たちを心配させたが、最終組のスタート時には夏の日差しが戻ってきたナガシマカントリークラブ。中部シニア第2日の決勝ラウンドは、優勝もさることながら日本シニアの出場権17人に入ることをめざす選手たちのピリピリとした緊張感に包まれました。
2アンダー70の首位はさらに伸ばすのか、はたまた、二人をとらえ追い越すのは誰なのか。前半を終えた時点では、全く予想が立たないほどに混沌としていたのですが、後半に入り、少しずつ勝敗の行方がはっきりしてきました。それは通算イーブンパーで並ぶ最終組の3人、藤井広文選手(桑名)、西尾正樹選手(三好)、伊藤晴夫選手の争い。そして、最終ホールで、西尾選手がボギーをたたき、藤井選手と伊藤選手のプレーオフへと持ち込まれました。

1番H(414Y、パー4)で行われたプレーオフ。伊藤選手も藤井選手もフェアウェイ中央へ、第2打は藤井選手がグリーン右のバンカー、伊藤選手はピン奥12~3メートルにオン。第3打、藤井選手は抜群のコントロールで深いバンカーからグリーンへのアプローチをピン横80センチにつけました。伊藤選手はロングパットを思い切って寄せましたが、残りはまた1メートル。その残りパットを伊藤選手は慎重に沈めパーとしました。そして、80センチの藤井選手のパーパット。ボールはすーっと切れて、カップをすりぬけ万事休す。
しぶとい二人のゴルフに、プレーオフも何ホールも進むだろうとの思いと裏腹に、勝負はあっさりと1ホール目で決着。58歳の伊藤選手の堂々たる初優勝となりました。
この競技の結果、通算151ストロークまでの17人に日本シニアゴルフ選手権競技への出場権が与えられました。なかでも、荒木和之選手(わかさ)は36位タイから4位タイ入賞、友安京三選手(名倉)は最年長71歳ながら2日間をはつらつプレーで回り、9位タイでの見事な権利獲得でした。


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hirosesann<インタビュー>


「日本シニア出場権だけを考えてきて、初優勝、うれしいですね」
伊藤晴夫選手(知多) 144=72、72(37、35)
ito P1050849「スタート時間を間違えて、1時間早く会場入りしてしまった。待ちくたびれて、かえって、体が動かないです」とスタート前に語っていた伊藤選手。そして、「すごく緊張している」と言いながら、ティーオフ。フェアウェイには運んだが、第2打はグリーンの右ラフへ。アプローチは大きくピンを超えて下り、カラーまでで落ち、そこから2パットでボギーとし、通算1オーバーでのスタートだった。しかし、その後は落ち着きを取り戻し、徐々に本領を発揮してパーをキープ、折り返した10番H(363Y、パー4)では3メートルの下りフックラインを決め、通算イーブンパーに戻した。
それからも危なげなくパーをキープし、プレーオフでも力強いティーショット、きっちり沈めたパーパットでの初優勝となった。

「ポイントになったのは、3番Hで右斜面からの第2打をグリーンオンできパーセーブしたことと、続く4番H(186Y、パー3)でアプローチで寄せてパーセーブしたこと。あの2ホールで落ち着きましたね。勝負については、自分のゴルフをしようとだけ考えていて、ほかの人の数字は気にしていなかったんですよ。上がって、プレーオフなんだと気付いたくらいで・・・。とにかく、目標は日本シニア出場権でしたから。優勝がついてきて、ほんとにラッキーだと思ってます」。淡々と話す伊藤選手は、シニアになって競技ゴルフを始めた。25歳でゴルフを覚えて、夢中になった時期もあったが、競技まではなかなか出られなかったのだとか。シニアになり、これからは、出られる競技には積極的に出場すると決めている。知多市の練習場「中日ゴルフ」経営。中部ゴルフ練習場連盟理事も務める。57歳。


プレーオフ惨敗、2位
藤井広文選手(桑名)144=70、74(38,36)
fuzii P10508882アンダー首位タイでスタート。4番H(186Y、パー4)でボギーとするも、5番H(358Y、パー4)で8メートルのロングパットを沈めバーディで再び2アンダー。深谷選手がスコアを落としたために、単独1位で順調にすすんでいた。ところが、8番H(147Y、パー3)でまさかのシャンク。ダブルボギーで通算イーブンパーとしてしまい、そこからは、同組タイスコアの伊藤選手と西尾選手とのシビアな闘いが続いた。
プレーオフで最後の80センチを決められず、惜しくも優勝を逃した藤井選手だったが、「今日は苦しい一日でした。シャンクにびっくりしたりね。でも、15番Hと18番Hでしびれるパーパットを決めることができたし、まあ、よかったかな」と納得の表情だった。

=============== プレーオフ ================

th_DSC_5589sth_DSC_5595sth_DSC_5599sth_DSC_5602sth_DSC_5609sth_DSC_5617sth_DSC_5618sth_DSC_5620sth_DSC_5629sth_DSC_5635s


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日本シニアへの出場資格選手