中部小学生本戦成績表、記事 掲載しました

2019.07.29

2019年度(第13回)中部小学生ゴルフ大会

 

成績表を掲載しました。(こちらからご覧ください)

(本戦競技の詳細は、表組み予選競技の下に掲載しています。画面をスクロールしてください)

第13回中部小学生ゴルフ大会
2019年7月29日(月)
会場/三好カントリー倶楽部(東コース) 5685ヤード、Par72
参加人数/47名(男子の部 26名、女子の部 21名)
天候/晴れ

男子は水谷海琉選手(旭小6年)、女子は松田雫選手(蟹江小6年)。

2人とも最終組最終スタート、2位に1打差での優勝。

男子6人、女子4人が全国小学生ゴルフ大会出場へ。

 

東海地方もようやく梅雨明けし、いよいよ本格的な夏に入った。愛知県・三好カントリー倶楽部(東コース)で今年も開催された中部小学生ゴルフ大会。愛知・岐阜・三重・北陸地区合わせて83人が参加した予選を勝ち抜いた47人が出場した。このうち、特別承認者(85ストローク)は男子2人だった。

 

スタートは8時。その頃はまだ雲が広がっていたが、徐々に陽射しが強く、蒸し暑さを増していった。

 

今大会出場者の内訳は、男子は、小6=14人、小5=9人、小4=3人。女子は、小6=11人、小5=9人、小4=1人。

 

どの選手もしっかりしたショットと、ナイスパッティングで、同行した中部アマゴルフ研修競技会の大人たちも感心しきり。「思い切りがいいし、構えてさっと打っていく。すごいね!!」。

 

◆男子の部◆

第1組スタートの松山寿輝也(じゅきや)選手(春日井不二小6年)が4バーディ3ダブボギーの74でホールアウト。すると、第4組の松山茉央(まお)選手(名古屋白沢小5年)が2バーディ4ボギーの74で上がり、2人が首位タイに並んだ。松山同士のプレーオフか、と周りがざわめき始めていたところに、ホールアウトしてきたのが、最終組最終スタートの水谷海琉(かいる)選手(旭小6年)だった。スコアは73。1打差で、水谷選手が初優勝を飾った。
78ストロークまでの上位6人が、8月9日(金)に兵庫県・芦屋カンツリー倶楽部で開催される全日本小学生ゴルフ大会の出場権を獲得した。

 

★表彰
優勝 水谷海琉(旭小6年)  73=38、35
2位 松山寿輝也(春日井不二小6年) 74=38、36
3位 松山茉央(名古屋白沢小5年)  74=37、37

全国小学生大会出場権を獲得した6人
左から、曽山堅士朗(5位)、川嵜晃生(4位)、松山寿輝也(2位)、水谷海琉(優勝)、松山茉央(2位)、大橋翔悟(5位)

 

◆女子の部◆

インからスタートした女子の部。80ストロークで神谷ひな選手(土岐土岐津小6年)、井上姫花(ひな)選手(四日市常盤西小6年)、田中よつば選手(市橋小6年)の3人が並んでいたが、最終一つ前で上がってきた工藤百華(ももか)選手(春田小6年)が78で首位に立つと、さらに最終組で、小宮千愛(かずな)選手(豊田小清水小6年)が77、松田雫(しずく)選手(蟹江小6年)が76をマークしホールアウト。男子の部同様、最終組最終スタートの選手が優勝を飾った。
80ストロークまでの上位4人が、全国小学生ゴルフ大会の出場権を獲得した。

 

★表彰
優勝 松田雫(蟹江小6年) 76=36、40
2位 小宮千愛(豊田小清水小6年) 77=39、38
3位 工藤百華(春田小6年) 78=39、39

全国小学生大会出場権を獲得した4人
左から、小宮千愛(2位)、松田雫(優勝)、工藤百華(3位)、田中よつば(4位)

 

<インタビュー>

 

男子の部優勝
後半のバーディが、勝利を引き寄せた
水谷海琉選手(旭小6年) 73=38、35

アウトからスタートして、3番と9番でボギーを打ち、2オーバーで折り返した水谷選手は、後半はパーセーブを続け、16番で4メートルのバーディパットを決め、そのままホールアウト。2位に1打差で堂々の優勝を飾った。「前半にボギーが2つあったし、そんなに良くなかった。後半にバーディが取れたのは嬉しかった」と水谷選手。優勝を「まさか!」と驚き、喜んだのは両親だった。小1で父に連れられ練習場で球を打った。1年後、小2からはレッスンに通って、しっかりとゴルフを覚えてきた。得意はアプローチ。145cm、45kgとまだまだ小柄ながら、「ゴルフは寄せていくのが面白い」「パターが大事」と話す言葉もなかなかのもの。練習場とレッスンで練習はほぼ毎日だという。「海のように広い心を持って欲しい」という願いを込めて名付けられた海琉(かいる)君。初めての全国小学生でものびのびとしたゴルフを!!

 

女子の部優勝
後半に堪えて勝利。ゴルフ大好き6年生。
松田雫(蟹江小6年) 76=36、40

インからスタートし、4ボギーの40を叩いた。「左に引っ掛けることが多くて、思ったほどいいショットが出なかった。アプローチもオーバーしたりした」と前半を振り返った松田選手は、後半に入り、堪えた。4番でバーディを奪い、ひと息ついたが、7番でボギー。それでも36でまとめ、2位に1打差で優勝を手にした。「昨年は39、40で3位タイだったから今年は絶えることができた」という松田選手は昨年に続く全国小学生となる。実は、松田選手は今年の中部女子アマチュアにも神谷ひな選手とともに最年少で出場し、競技への意識は高い。「ゴルフを始めた頃から練習場やメニュー、出る試合も自分でチェックし決めています。親としては後押しするだけですけど、本当にゴルフが好きみたいで、休みの日など一日中プロの動画などを観ていますよ」と話すのは父の光司さん。ちょっとはにかみ屋さんに見えるが、芯は強い。何よりゴルフが大好きなのだ。今年6月に行われたJJGAの日本大会で優勝。同じく男子で優勝した松山寿輝也くんとともに8月11日からはニューカレドニアでの世界大会に出場する予定とか。その前に開催される全国小学生でまずは大いなる活躍を!!

★男子の部から
小4でゴルフを始めた、ろう学校6年生が全国小学生の出場権ゲット
川嵜晃生(こうき)選手 77=42、35   4位

全国小学生の出場権を獲得した男子6人の中に、生まれつき聴覚障害を持つ選手が入った。4位になった川嵜選手だ。晃生くんがゴルフを始めたのは、まだ2年前の小学4年生。地元の津カントリーで開催された障害者ゴルフに参加し、ゴルフを続けてみようと思ったのだという。以来、津ジュニアでゴルフを教えてもらっている。「今日はパットが良かった。77はベストスコアです」と晃生くん。それまでは79だったから一気に2打縮めた。初めての予選出場で通過し、本戦で代表になった。全国がとても楽しみだ。

 

<フォトギャラリー>

〜全日本小学生出場権獲得選手〜

◆男子の部

優勝 水谷海琉(旭小6)
2位 松山寿輝也(春日井不二小6)

2位 松山茉生(名古屋白沢小5)
4位 川嵜晃生(ろう学校6)

5位 大橋翔悟(植田小5)
5位 曽山堅士朗(白帆台小6)

◆女子の部

優勝 松田雫(蟹江小6)
2位 小宮千愛(豊田小清水小6)

3位 工藤百華(春田小6)
4位 田中よつば(市橋小6)

表彰式、会場風景など