中部アマチュア本戦 1R成績表 速報記事&フォト 掲載

2023.05.23

2023年度(第55回)中部アマチュアゴルフ選手権競技

開催日/2023年5月23日(火)~26日(金)

会場/伊勢カントリークラブ

 

第1日成績表 PDF

 

第2日の組合せならびにスタート時刻表はこちらをごらんください。

(リンク先へ移動したら下方へスクロールしてください)

 

 

第55回中部アマチュアゴルフ選手権競技
2023年5月23日(火)
会場/伊勢カントリークラブ 7002yd Par71
参加人数/134名(うち欠場2名)
天候/1R 曇りのち晴れ

 

中部のアマチュア激戦!!

初日首位は3アンダー68、大学4年の鈴木千貴選手(サン・ベルグラビアCC)。


中部ゴルフ連盟主催競技本戦、男子アマチュアの頂点を決する競技は三重県の伊勢カントリークラブで初日を終了した。

 

昨夕から激しく降った雨は朝には止んだが、7時30分のスタート時はひんやりと肌寒さを感じるほどの気温だった。陽が出はじめたのは10時ごろからで、そこからは気温も上昇する一方で、風は強まるばかり。午後は10メートル近く吹いたのではないかと思われ、アウト最終の9番(212ヤード、パー3)はアゲンストの中、ドライバーを持つ選手が続出したほどだ。

 

名匠、井上誠一氏設計の景観も美しい伊勢カントリークラブは、難度の高さでも知られている。砲台グリーンへの距離感、ショットの正確性、微妙なアンジュレーションのグリーンなどスコアメイクを苦しめる要素はいろいろ。強風も影響してか、初日のスコアは思ったほど伸びなかった。

 

初日を首位でホールアウトしたのは、鈴木千貴選手(サン・ベルグラビアCC、大阪学院大4年)で、3アンダー68だった。1打差の2アンダー69は、中学3年生の2人、梅田琉偉選手(JGAジュニア、愛知教育大付属中3年)松山茉生選手(グリーンヒル瑞浪GC、名古屋市立守山北中3年)だ。さらに1アンダーに永田丞選手(中部学連、中部学院大2年)橋本拓英選手(JGAジュニア、三重高2年)の2人が続いている。

 

★今大会に出場の選手は64歳から13歳まで。年代別の内訳は60歳代2人、50歳代16人、40歳代12人、30歳代6人、20歳代35人、10歳代63人。さらに学年別では中学2年2人、中学3年6人、高校1年6人、高校2年11人、高校3年7人、大学1年18人、大学2年18人、大学3年14人、大学4年14人となっている。

 

ジュニアと大学生が大半を占める中、いわゆる大人世代(ミッドやシニア)がいかに力を発揮できるかが今大会の見どころでもある。初日で最上位に入ったのは、45歳の吉田達功選手(名四CC)で73をマークし12位タイだ。

 

 

<インタビュー>

 

1位
鈴木千貴選手(サン・ベルグラビアCC、大阪学院大4年) 68=35、33

「中部アマではいつも初日につまづいていましたが、今日はいいゴルフができました」と開口一番。アウトからスタートし、1番で右の林に打ち込むなどボギーとしたが、3番、4番で連続バーディ、8番ボギーの後、後半の11番、16番、18番でバーディーを奪った。5バーディ、2ボギーで初日のトップに立った。ラッキーだったのは5番のパー3だった。グリーン上で他の人のラインの邪魔になるためマークを動かしたのだが、自分の番の時にすっかり忘れてしまったのだ。同組の山本選手に、「戻した?」と聞かれて思い出し、難を逃れたのだった。「この間、関西オープンと、ABEMAツアーに出て、試合勘があったこと、ゴルフの調子がいいのも初日からスコアが出たことにつながっているかも」。大阪学院大学では今年キャプテンになり、最終学年を過ごす。

 

 

2位タイ
梅田琉偉選手(JGAジュニア、愛知教育大付属中3年) 69=34、35

アウト3組目からスタートし、前半も後半もボギーが先行したが、2バーディを奪ってスコアメイクした。「今日はフェアウェイがキープできて、パーオンもできました。ショットがよかったと思います」と梅田選手。名古屋市生まれで、父の転勤で広島県へ移し住み、その後、小学3年でまた名古屋へ。ゴルフは小学5年の終わり頃に始めたというから、まだ日は浅い。昨年の中部ジュニアでは4位タイの成績。中部アマチュアは初めての出場となる。本年度CGA強化指定選手。

 

 

松山茉生選手(グリーンヒル瑞浪GC、名古屋市立守山北中3年) 69=34、35
インからスタートし、5バーディ、3ボギーでホールアウトした。折り返しの1番(414ヤード、パー4)では第1打を左に曲げたが木に当たって、ラッキーにもフェアウェイに出てきた。アゲンストの風の中、残り160ヤードを9番アイアンで7メートルにつけバーディを決めている。「ショットもパッティングもそれほどいいわけではないですが、パーオンは15ホール、外したホールがボギーでした。でも、3パットがなかったことも良かったです」と振り返った松山選手。178cm、90kg。小学生の頃からひときわ大きな体型で目立っていたが、今もまだ成長中。本年度CGA強化指定選手。

 

 

4位タイ

橋本拓英選手(JGAジュニア、三重高2年) 70=33、37
アウトの後ろから5組目でスタートした橋本選手は2番で10センチにつけるバーデイを奪うと、6番、8番、15番でもバーディとした。ボギーは3つだった。「風が強く、球が流されて大変でしたが、グリーンを狙うショットがよかったこと、パッティングが入りました」と橋本選手。全国小学生で優勝してから早5年。高校2年になり、身長も180cmまで伸びた。

 

 

永田丞選手(中部学連、中部学院大2年) 70=35、35
橋本選手の次の組でプレーした永田選手も1アンダーでフィニッシュ。「いいゴルフができた」と笑顔。3バーディ、2ボギーだったが「今日はきちんとプランを立ててできたことが嬉しい。ここは難しいコースなので、飛ばなくてもフェアウェイにおくこと、グリーンを外してもアプローチがしやすいところに持っていくことなど派手さはないけど堅実さを大事にしました。後半は風が半端ない強さでしたが、このスコアで回ってこれた。明日は早いスタートなので、風が少ないといいですね」。去年の中部アマよりも一段と成長した考え方の永田選手、残り3日間が楽しみである。

 

 

最年長出場、64歳
花田 政敏選手(わかさCC)83=40、43

今大会の最年長出場の花田選手は、「完走が目標で出ましたから、上出来です」と1ラウンドを回って笑顔。「友人が出ようと誘ってくれて出た北陸予選で通過できたので、伊勢まできました。久しぶりに歩きのラウンドですので、ここに来るまでに歩きの練習もしてきましたよ。若い人たちと回れて、とても楽しかったです。明日もう一日、頑張ります。85を叩かないようにできたらいいですねえ」。

 

 

<会場フォト>