中部アマチュア本戦 3R成績表 4R組み合わせ並びにスタート時刻表、速報記事&フォト 掲載

2023.05.25

2023年度(第55回)中部アマチュアゴルフ選手権競技

開催日/2023年5月23日(火)~26日(金)

会場/伊勢カントリークラブ

 

第3日成績表 PDF

 

第4日組み合わせ並びにスタート時刻表 PDF

 

 

第55回中部アマチュアゴルフ選手権競技
2023年5月23日(火)・24日(水)・25日(木)
会場/伊勢カントリークラブ 7002yd Par71
参加人数/134名(うち欠場2名)
天候/1R 曇りのち晴れ、2R 晴れ、3R 雨のち曇り

 

鈴木千貴選手(サン・ベルグラビアCC)と菱田健斗選手(東海CC)。

大学4年生の2人が通算1オーバーで首位タイ。

 

 

中部アマチュアゴルフ選手権競技の第3日が終了した。曇り空が広がった伊勢カントリークラブは、スタートの7時30分ごろから雨が降り出し、一時は大粒の雨となったが、昼前には青空となった。気温は、この3日間の中で最も低く、肌寒さを感じた。

 

決勝ラウンドには通算161ストロークまでの87人が進出した。最終組は通算2アンダーの中学3年生、梅田琉偉選手(JGAジュニア、愛教大付属中)、通算1アンダーの鈴木千貴選手(サン・ベルグラビアCC、大阪学院大4年)、通算2オーバーの菱田健斗選手(東海CC、中京大4年)、通算3オーバーの永田丞選手(中部学連、中部学院大2年)の4人。今日は予選の2日間と打って変わり、風はほとんどない状態で、スコアメイクがしやすいように思われたが、実際はそうではなかった。

 

首位スタートの梅田選手は、1番(パー4)でグリーン左のバンカーからのショットを、反対側まで飛ばすトラブルでいきなりのダブルボギーとすると、今日はショットもパッティングも昨日までとは違って噛み合わず、前半だけで7オーバー42と大乱調、後半は耐えたが1バーディ、4ボギーの39で通算8オーバーの7位タイに後退した。逆に伸ばしたのは、菱田選手で5バーディ、4ボギーの70で回り、通算1オーバーとし、今日を73とした鈴木選手と首位タイで並んだ。永田選手は今日を73、通算5オーバーでホールアウトした。
一方、先にホールアウトした選手の中で上位に食い込んできたのが、今日を2アンダー69で回った岩井悠真選手(さくらCC、日大3年)湯原光選手(岐阜国際CC、東北福祉大2年)の2人でともに通算4オーバーで3位タイとしている。

 

また、予選通過を果たした18人のミッド・シニア世代では、源野智紀選手(朱鷺の台CC)が71のイーブンパーをマークし、通算8オーバーで7位タイに上がってきた。

 

明日の最終日は、どんな展開が待っているのだろうか。試合は午前7時30分からティーオフする。

 

なお、最終成績により、上位18名に日本アマチュアゴルフ選手権競技の出場権が与えられる。今年の日本アマチュアは、6月27日(火)〜30日(金)に北海道のツキサップゴルフクラブで開催される。

 

 

<インタビュー>

 

★首位タイは通算1オーバー、大学4年の2人

 

鈴木千貴選手(サン・ベルグラビアCC、大阪学院大4年) 214=68、73、73(36、37)
2位からのスタートだった。2番(パー4)で第1打を右の林に入れ、第2打は後ろのフェアウェイに出した。3打目は200ヤードをグリーンに乗せ2パットのボギーでしのいだ。前半を1オーバーで折り返すと、後半はボギーとバーディを繰り返す展開で菱田選手に1打ビハインドで迎えた18番(パー5)。右の斜面からフェアウェイに出し、残り250ヤードをピン奥にバックスピンで寄せるナイスショットでバーディを奪い、首位タイとした。「今日は、いいショットもありましたけど、入れられなかったバーディパットもあって、なんとか堪えたかなあ」と鈴木選手。同じ愛知県出身の菱田選手とは良く知る仲だけに、お互い負けられない戦いとなりそうだ。

 

 

菱田健斗選手(東海CC、中京大4年) 214=72、72、70(32、38)
首位と4打差でスタートし、首位タイでフィニッシュ。5バーディ、4ボギーだったが、なかなかにしぶといゴルフを展開した。3番では右斜面に落とし、横に出すだけで残り198ヤードを5アイアンで5メートルにつけバーディを奪ったり、18番(パー5)では第2打を大きく曲げて右の斜面遥か下へ、そこから見事に上げてグリーンオン、2パットでしのいたり。「18番は千貴にプレッシャーをかけようと思って、ドローで打つつもりが逆球が出てしまいました。パーで収まって良かったです」と言うが、フェードとドローを使い分ける器用な菱田選手は、リスクもはらんでいるようだ。高校生になってからゴルフを覚えた菱田選手、まだ7年目だが実力をしっかりとつけている。

 

 

★3打差で追いかけるのも大学生

 

岩井悠真選手(さくらCC、日大3年) 217=75、73、69(33、36)
4バーディ、2ボギーの内容について岩井選手は「2番でいきなり下から7メートルのバーディパットが入って、幸先がいいと思いました。4つ目は17番で上りの10メートルが入りました。予選の2日間で、アウトで伸ばせなかったので、今日は意識しましたが、33で回れて良かった。グリーンのセンターを狙うというセオリー通りのゴルフでしたけど、明日に繋がります!!」(写真右)

 

湯原光選手(岐阜国際CC、東北福祉大2年) 217=76、72、69(34、35)
前半は3番のバーディのみ、後半に入り、10番、11番、17番と3バーディ、14番ショートでアプローチのミスとピン上1メートルから3パットでダブルボギーをたたいた。「今日はショットが安定していました。パッティングはまだまだダメですね。予選でも一筋違うパットばかりでした。今日も長いパットが入っていないので、それが入ってくれるといいんですが・・・」と苦笑いの湯原選手。明日の爆発スコアに期待したい。(写真左)

 

 

★43歳、ミッド世代は「いいゴルフができた」と笑顔
源野智紀選手(朱鷺の台CC) 221=76、74、71(35、36)

3バーディ、3ボギーだった。「今日はショットもパットも安定していた。いいゴルフができたと思います。バーディは5番で30センチ、14番で3メートル、15番で6メートルでした。ピンチをしのいだのは16番のパー4。届かなくて残った67ヤードの第3打がピン右手前3メートルについて、微妙なラインだったのが入った。あれは大きかった」と源野選手。そして、今日は、やはりミッド世代の榊原吉規選手(知多CC、写真右)と同組で回り、楽しく心強かったと笑う。源野選手と榊原選手は昨日、偶然にも同じシャツを着ていて、お互いに驚いたのだが、今日は同組とわかり、あえてお揃いにして見たのだとか。

 

 

★今日のベストスコアは68
裏街道から大ジャンプアップで19位タイへ
河邉匠選手(中部学連、中部学院大4年) 225=79、78、68(32、36)

予選ラウンドを終えて、54位から一気に順位を上げた河邉選手。インからのスタートだった。「前半に伸ばしたかったけど思うようにできなくて、後半にかけるつもりでスタートしました。2番で林に入れてしまったところからナイスパーを拾え、流れが良くなった。3番で3メートル、7番で1メートルのバーディパットが決まりました。昨日までは風にやられた感じでしたが、今日は風も穏やかでよかったです」。河邉選手がそう振り返る横で笑う、同じ中部学院大の益田航選手(1年、写真左)も69と2アンダーで回っており、昨日の29位から7位タイに浮上している。

 

 

<会場フォト>