中部アンダーハンディキャップ 本戦 成績表、速報記事&フォト掲載

2023.10.27

2023年度(第24回)中部アンダーハンディキャップゴルフ競技 本戦

開催日/2023年10月27日(金)

会場/名古屋ゴルフ倶楽部

 

男子の部 成績表(PDF)

 

女子の部 成績表(PDF)

 

 

第24回中部アンダーハンディキャップゴルフ競技
2023年10月27日(金)
会場/名古屋ゴルフ倶楽部
男子 6214yd Par70、女子 5634yd Par70
参加人数/134名
男子99名(うち欠場6名)、女子35名(うち欠場1名)
天候/晴れ

 

 

秋晴れの和合コースを堪能。

男子は岩瀬安史選手(N64)、女子は高村多美子選手(N67)

男女とも上位8人がJGA杯出場権を獲得。

 



今年の中部アンダーハンディキャップゴルフ競技が、愛知県の名古屋ゴルフ倶楽部和合コースで終了した。会場の和合コースは毎年中日クラウンズが開催される倶楽部として知られているが、多くのゴルファーにとって、「一度は回ってみたい」憧れのゴルフ場でもあり、愛知、岐阜、三重、北陸合わせて7会場で行われた予選には、例年を大きく上回る649人が参加した。そして、厳しい予戦を勝ち抜いた男女127人が出場し、持てる力を大いに発揮した。

 

秋晴れに恵まれた会場の、今日のスティンプは11.3、コンパクションは23と、固く速いコンディションに仕上げられていた。アンダーハンディ戦の選手にとっては、スコアメイクを左右する設定ではあったが、選手たちは、「キャディーさんに助けられた」「グリーンもだけど、バンカーによく入った」「後半になって対応できてきた」など難しい状況も楽しんだようだった。

 

 

◆女子の部◆

 

試合は女子の部からスタートし、先に表彰も行われた。
インの1組目でスタートした吉井留理子選手(明世CC)がネット70をマークして首位に立っていたが、インの最終組で回った高村多美子選手(知多CC)がネット67で上回り、優勝を掴んだ。高村選手はグロスでも82と女子の中でベストスコアだった。
ネット73までの上位8人がJGA杯J -sysゴルフ選手権への出場権を獲得した。
JGA杯J -sysゴルフ選手権は、11月22日(水)に茨城県の大利根カントリークラブ(東コース)


<成績>
優勝 高村 多美子(知多CC)   N67 H15 G82(41、41)
2位 吉井 留理子(明世CC)   N70 H16 G86(43、43)
3位 羽場 久子(明智GC) N71 H18 G89(44、45)
4位 辻 純子(鈴峰GC)     N71 H13 G84(39、45)
5位 阪田 恵(朱鷺の台CC)   N72 H13 G85(40、45)
6位 伊藤 正美(岐阜県連)   N73 H18 G91(49、42)
7位 山村 則子(CRC白山ヴィレッジ)  N73 H15 G88(47、41)
8位 松葉 隆子(松阪CC)    N74 H14 G87(42、45)

 

 

 

◆男子の部◆

男子は、早い時点でネット67で佐藤孔則選手(貞宝CC)と近藤友一朗選手(ザ・トラディションGC)が並んで首位にいたが、その後、濵砂誠選手(ライオンズGC)がネット66をマーク、さらに岩瀬安史選手(富士C可児C)がネット64をマークして首位に立ち、そのまま優勝に輝いた。
ネット68までの8人がJGA杯J -sysゴルフ選手権への出場権を獲得した。タイが生じたため、マッチングスコアカード方式により決定した。


<成績>
優勝 岩瀬 安史(富士C可児C)   N64 H12 G76(40、36)
2位 濵砂 誠(ライオンズGC)   N66 H14 G80(38、42)
3位 佐藤 孔則(貞宝CC)     N67 H16 G83(41、42)
4位 近藤 友一朗(ザ・トラディションGC) N67 H16 G83(41、42)
5位 能澤 剛(朱鷺の台CC)    N68 H8  G76(42、34)
6位 住本 吉弘(加賀CC)     N68 H19 G87(46、41)
7位 紺 芳郎(金沢セントラルCC) N68 H15 G83(42、41)
8位 西澤 茂樹(タートルエースGC)N68 H14 G82(42、40)

 

 

<インタビュー&フォト>

 

 

男子優勝
岩瀬 安史選手(富士C可児C)   N64 H12 G76(40、36)

アウトからスタートした54歳の岩瀬選手は、練習ラウンドを含め2回目の和合コースでナイスプレー、自身初めての対外競技で初優勝を飾った。「1番のティーショットをチョロして、残り200ヤード残してボギーでした。前半は1〜2メートルを外してばかりだったけど、良かったのは後半の上がり3ホールです。難しいと言われている16番、17番、18番をバーディ、バーディ、パーがとれたんです」とまさかの優勝に驚きを隠せない感じ。16番は下りの2メートルフックライン、続く17番はピンの上2.5メートルのほぼまっすぐのライン。そして、長い18番では2打目がグリーン奥にこぼれたが、アプローチでピン横3メートルに寄せ、ほぼまっすぐのパーパットだった。
ゴルフを始めたのは会社員になってからですでに30年超だが、クラブ競技などに出るようになったのは51歳なので、まだ3年ほどだ。練習量を増やし、「真面目に」ゴルフに取り組んでいる岩瀬選手だが、毎年ホームで開催される中部シニアオープンには出場経験があるものの、他のゴルフ場での競技は今回が初めてだった。


 

 

男子2位
濵砂 誠選手(ライオンズGC)   N66 H14 G80(38、42)

昨年のこの大会で優勝した濵砂選手が2位入賞した。「前半はドライバーがダメで7オーバーでしたが、後半はなんとか堪えられました」と笑顔。昨年の優勝の際は、JGA杯が片山津GCだったことで家族で温泉旅行を兼ねて出かけた。「結果はアリソンバンカーにつかまってダメでしたが、家族は喜んでました。今年は、会場が遠いのでどうしようかな」。


 

 

男子3位
佐藤 孔則選手(貞宝CC)     N67 H16 G83(41、42)

男子アウト2組目でホールアウトした佐藤選手がマッチングスコアカードで3位入賞となった。「内容はそこそこでしたが、良かったと思います。ドライバーが大きく2回も曲がったり、パーパットが入らなかったりしましたが、アイアンも悪くなかったから」とホッとした様子。昨年に続き2年連続の本戦参加で初の日本への出場権を手にした。実はこの和合コースで開催された第2回大会にも出場している佐藤選手。「和合で本戦がある年は、絶対に出たいので力が入りますね」。ゴルフ歴40年、パブリックは25歳から、CGA競技はシニアになってからという会社員、64歳。


 

 

女子優勝
高村 多美子選手(知多CC)   N67 H15 G82(41、41)

インからスタートし、1バーディ、5ボギー、4ダブルボギーだった。「難しかったです。キャディーさんにエッジでいいですよ、って言われましたが、(乗らなくて)手前からのアプローチが奥にいっちゃうと、ダブルボギーになってしまって、後半の方が良くなかったです」と大いに反省していた高村選手だが、82ストロークは堂々のベストスコア。1ヶ月ほど前に新調したドライバー(パラダイム)がフェアウェイをしっかり捉えてくれた。「方向性がいいからと、思い切って変えました」。ゴルフ歴25年ほどの66歳、高村選手は155センチと小柄だが、58歳で競技ゴルフを始めるまでママさんソフトボールを長く続けていたこともあり、ドライバー飛距離は200ヤードと素晴らしい。クラブは全て男性用を使っているのだとか。「アプローチが苦手なんです」と苦笑いしたが、それも飛ばし屋さんらしい悩み?!


 

 

女子2位
吉井 留理子選手(明世CC)   N70 H16 G86(43、43)

アウトからスタートだった。「ドライバーが曲がらなかったことと、前半からほぼ毎ホールのようにグリーン周りのバンカーに入ってしまったんですが、1回で出すことができてボギーで上がれたのが良かったと思います」。吉井選手は35歳からゴルフを始めた44歳。自己流でやっていたが昨年の1年間、一念発起で、菅沼恭子プロのレッスンを週1回続けた。「レッスンのおかげで、ゴルフが良くなりました。バンカーも力を抜いて振ることができるようになったと思います」とレッスン効果を喜んでいた。対外競技に出るのは今年からとのことで、中部アンダーハンディキャップ初参加で、全国への切符を手にした。


 

 

女子3位
羽場 久子選手(明智GC) N71 H18 G89(44、45)

アウトからスタートした羽場選手は、「グリーンが難しかった」と振り返った。「調子が良くなかったので練習しすぎてしまって、今日は途中から腰が痛くなってきたんですが、最後まで回れた。初めて入賞できて、嬉しいです」と2度目の日本出場権にニッコリ。これまで何度も中部アンダーハンディキャップに出場している67歳だが、子育てが落ち着いた45歳の頃、ご主人に勧められて始めたゴルフはもう20年以上になる。


 

 

★ホールインワン達成
男子7位
紺 芳郎選手(金沢セントラルCC) N68 H15 G83(42、41)

17番(159ヤード、パー3)で、紺選手(60歳)がホールインワンを達成した。テーラーメイド6Uで放ったショットはピンにまっすぐ飛び、手前に落ちて「コロンコロン」と転がって入った。「初めてのホールインワンです。キャディーさんの指示通りで、感謝です」と初エースを喜んだ。そして、余談だけど、と言葉を続けた。「今日は、目土とかをしながら回ったので、それも良かったかな」。いいことしてきたんですね。まさに、グッドゴルファーへのご褒美だったのかもしれない。紺選手には名古屋GCより記念品が贈られた。


 

男子4位
近藤 友一朗選手(ザ・トラディションGC) N67 H16 G83(41、42)


 

男子5位
能澤 剛選手(朱鷺の台CC)    N68 H8  G76(42、34)


 

男子6位
住本 吉弘選手(加賀CC)     N68 H19 G87(46、41)


 

男子8位
西澤 茂樹選手(タートルエースGC)N68 H14 G82(42、40)


 

女子4位
辻 純子選手(鈴峰GC)     N71 H13 G84(39、45)


 

女子5位
阪田 恵選手(朱鷺の台CC)   N72 H13 G85(40、45)


 

女子6位
伊藤 正美選手(岐阜県連)   N73 H18 G91(49、42)


 

女子7位
山村 則子選手(CRC白山ヴィレッジ)  N73 H15 G88(47、41)


 

女子8位
松葉 隆子選手(松阪CC)    N74 H14 G87(42、45)