中部インタークラブ本戦 成績表 速報記事 を掲載しました

2021.10.22

2021年度(第50回)中部インタークラブゴルフ競技

開催日/2021年10月22日(金)

会場/呉羽カントリークラブ(日本海コース)

 

成績表(PDF)

 

 

関ヶ原カントリークラブが歓喜の初栄冠

「心が折れる」難コースをしのいで、399ストローク

 

ベストスコア賞は、

50代の部 久田弘始選手(呉羽CC)75

一般の部 源野智紀選手(朱鷺の台CC)74

 

 

第50回中部インタークラブ
2021年10月22日(金)
会場/呉羽カントリークラブ(日本海コース)
50代の部   6688yd Par72
一般の部   7013yd Par72
参加人数/120名(20クラブ)
天候/晴れ

 

CGA加盟倶楽部がチーム対抗で戦う中部インタークラブ本戦が終了した。
早朝は季節外れとも言える低い気温だったが、日差しの届く晴れだったおかげで徐々に気温は上昇した。ただ、風は朝からかなり強く吹き、体感温度はかなり寒い1日となった。

 

愛知、岐阜、三重、北陸の各地区で開催された熾烈な予選を勝ち上がった18チームと、前回優勝のローモンドCCと、会場コースの呉羽CCを合わせた20クラブが集合した。コロナ禍での大会であるため、予選通過チームは例年より少なく、会場での応援も各クラブ2人までと制限された。

 

ただでさえグリーンの難しさに定評のある呉羽CCだが、本戦に向け、万全に仕上げられたグリーンはスティンプ11.5と発表されたが、実際には下りラインなどはもっと速かったようだ。そして、ピンポジションも絶妙にセッティングされた上に、今日の強い風が追い打ちをかけた。選手たちからは「心が折れた」と、ハーフの折り返し地点で、応援の監督や支配人たちに嘆き節。それでも、インタークラブは個人ではなく団体戦なのだ。弱音を吐きつつも、チームのために、1打でも少なく上がろうという選手たちの意気込みがどのチームにも感じられた。

 

最初の組がアテスト会場に戻ってきたのは12時26分だった。
ハーフチェックのスコアなどから「今日は70台がなかなか難しいかも。だから、5人の合計は400くらいでも上等か」という声が囁かれていたのだが、実際にホールアウトしてくる選手たちは80台が多かった。

 

そんな中、50代の部の久田弘始選手(呉羽CC)が75ストロークをマーク。流石にホームコースの実力を見せつけ、これがこの部のベストスコア賞となった。一般の部のベストスコアは、74ストロークをマークした源野智紀選手(朱鷺の台CC)で、3バーディ、4ボギーの素晴らしい内容だった。

 

チーム戦は、2、3人がホールアウトした時点で、グレイスヒルズCCと呉羽CCが飛び出していたが、徐々に形勢が変わり、前回優勝のローモンドCC、関ヶ原CCの名前が出始めた。大きく飛び出すチームがないままに試合は終盤戦になる。ローモンドCCが5人で402と首位に立ったと思うもつかの間、関ヶ原CC最終の齊藤祐選手が81で上がり、トータル399をマーク。一気に首位となった。そして、全選手のホールアウトを待って、関ヶ原CCの初優勝が決まった。

 

関ヶ原チームは、これまでに第47回に2位、前回の第49回大会は5位があるが、優勝は初めてのこと。磯野宣久支配人は「こんな歴史的な瞬間に立ち会えて、とても嬉しいです」と興奮気味。選手たちも手を取り合い、うっすら涙を浮かべるほど。というのも、実は、関ヶ原チームの 50代の部の竹中康英選手は過少申告で失格となったため、残る5人のスコアは全て採用という事態に追い込まれていたのだった。「よかった、僕のミスでみんなに迷惑をかけてしまったので、本当に良かった、嬉しい」とは竹中選手。優勝盾を真ん中にした写真撮影は喜びの笑顔に包まれていた。
なお、2位はローモンドCC(402ストローク)、3位には桑名CC(406ストローク)が入った。北陸地区のチームで最高位は、呉羽CCで4位(408ストローク)だった。

 

★ホールインワン達成
17番(183yd、パー3)で、篠塚裕章選手(ニューキャピタルGC)がホールインワンを達成。呉羽CCより記念品が贈られた。

 

<インタビュー>

 

優勝 関ヶ原カントリークラブ  399
田中淳司 81=36、45
竹中康英 失格
日々野敬 79=38、41
伊藤功巳 82=42、40
上田崇宏 76=40、36
齊藤祐  81=39、42
優勝が決まった瞬間、歓喜で涙も見えた関ヶ原チーム。「2位にはなったことはあったけど、優勝は初めて。やっぱり、優勝は違います。練習ラウンドの時、田中くんが90以上を叩いたので心配したんだけど、本番では前半を36で回ってきた。普段からいつもみんなで練習したり、一緒に頑張ってきたので、今回の優勝は本当にチームワークの賜物です」と上田選手が話すと、田中選手は「集中してできたのが良かった」とニコニコ。失格になった竹中選手も「トータルを見て、ホールごとのスコアをしっかりチェックしなかった。みんなに申し訳ないと思っていたけど、良かった。ありがとう」と反省しながらも大興奮だった。

 

2位 ローモンドカントリー倶楽部 402
近藤歳宗 80=39、41
近藤徳久 83=43、40
横山浩康 80=41、39
瓜生典寛 83=38、45
太田聡  78=38、40
関淳悟  81=40、41
「連覇と狙ってきたけど、あと少し足りなかった。2位で悔しい。また、リベンジするしかないですね」。


3位  桑名カントリー倶楽部  406
藤井広文 81=39、42
伊藤恵  85=40、45
磯部伊知郎 81=39、42
神農竣以知 81=38、43
飯田健二 89=40、49
大塚貢三 78=40、38

 

ベストスコア賞

 

50歳の部
久田弘始(呉羽CC) 75=36、39

「ショットもパットも良かったですね。1番でアプローチが良くてパーがとれ、2番で4メートルのバーディパットが入ったことで、波にのれました。17番は3パットのボギーは勿体無かったかな」66歳。

 

一般の部
源野智紀(朱鷺の台CC) 74=37、37

3バーディ、4ボギーだった。「バーディとボギーが出入り激しくあったので、かえって集中できたのかなと思う。上田さん、福岡さん、阪野さんと豪華な先輩たちと一緒で、メンバーに恵まれました」。

 

<会場の様子>