中部グランドシニア本戦 2R 速報記事、インタビュー、会場フォト
2026.10.03
2026年度(第54回)中部グランドシニアゴルフ選手権競技
2026年10月1日(木)・2日(金)
会場/岐阜カンツリー倶楽部 6196yd Par72
参加人数/113名(うち欠場5名、失格1名)
天候/1R 晴れ、2R 晴れ
佐々木清士選手(グランディ浜名湖)がルーキー初優勝!!
通算161ストロークまでの上位13人に日本グランドシニア出場権。

70歳以上のグランドシニア世代が出場する第54回中部グランドシニアゴルフ選手権競技の決勝ラウンドが終了した。会場の岐阜カンツリー倶楽部は今日も秋晴れ、気温は28度を超え、暑かった。また、風は涼やかだがかなり強く、番手選びに頭を悩ますシーンも見られた。グリーンコンディションはスティンプ11.0、コンパクション23と予選ラウンドよりもさらに速く、ホールロケーションもタフに設定された。
87ストロークまでの82人が進出した決勝ラウンドは7時30分のティーオフ。最終組の2オーバー首位の佐々木清士選手(グランディ浜名湖)、4オーバー2位タイの3人、松原和之選手(呉羽CC)、大森信男選手(中部日本パブリック協会)、矢田義孝選手(三重CC)は8時51分にスタートした。1番(359ヤード、パー4)で佐々木選手と矢田選手がボギー発進すると、2番(379ヤード、パー4)で松原選手がボギー、大森選手と矢田選手はダブルボギーと、ホールが進むたびに誰かがボギーを打つような展開。それは、ほぼグリーン上でのパッティングが決め切れないことによるものだった。3メートルほどのパーパットが決まると「ナイスパー!」とお互いを鼓舞するような掛け声が飛んだ。
首位の佐々木選手もショットは安定していたが、パッティングに苦しんだ。1メートルほどが決まらずボギーとなるシーンが多く、前半に5ボギーを打ってしまい、通算7オーバーまで落とした。一方、松原選手は4ボギーで通算8オーバー、大森選手は2ボギー、1ダブルボギーで通算8オーバー、矢田選手は通算12オーバーとした。前の組にも佐々木選手を超える選手は出ておらず、首位は佐々木選手が保っている状況で、後半に突入した。
後半に入ると、10番(502ヤード、パー5)で1メートルのパーパットを外した佐々木選手が通算8オーバーとして、ついに松原選手と並んだのも束の間、続く11番(373ヤード、パー4)で松原選手がボギーとし、またも2人の差は1打。大森選手は10番、12番とボギーで通算10オーバーと離されていた。佐々木選手と松原選手は13番パー4を共にボギーで、1打差のまま迎えた16番(458ヤード、パー5)。佐々木選手は1打、2打とフェアウェイをキープし、残り50ヤードの第3打をピン手前4メートルにつけて、絶好のバーディチャンス。球は最後のひと転がりでコロンと入り、この日の初バーディ奪取、通算8オーバーになった。一方の松原選手は第1打がバンカーへ、フェアウェイからの第3打がグリーン奥へいき、そこから3パットのボギーで通算11オーバーと一気に3打差となったのだった。これで佐々木選手が順調にパーセーブしていけば優勝、という形だったのだが、今日のグリーンはなかなかに手強かった。17番パー4、18番パー4とボギーが続いた佐々木選手は通算10オーバーでホールアウト。終わってみれば、2位の松原選手とはわずか1打差。ルーキーイヤーの嬉しい優勝に、佐々木選手は「こんなにパットが決まらないなんて。苦しかったですが、勝てたのは嬉しい!!」と持ち前の笑顔を見せた。この優勝で、佐々木選手は中部シニア、中部ミッドシニア、中部グランドシニアの3冠を達成したことになった。
また、昨日に続き、今日もホールインワンが達成された。山田義裕選手(高岡CC)が12番(149ヤード、パー3)で快挙達成し、クラブから記念品が贈られた。
表彰

優勝 佐々木清士(グランディ浜名湖) 154=74、80(41、39)
2位 松原和之(呉羽CC) 155=76、79(40、39)
3位 石原伸行(鈴鹿CC) 157=80、77(39、38)
3位 水野憲治(加茂CC) 157=79、78(40、38)
5位 小原明人(岐阜稲口GC) 158=79、79(39、40)
5位 西口則雄(鈴鹿CC) 158=78、80(37、41)
5位 大森信男(中部日本パブリック協会) 158=76、82(40、42)
★日本グランドシニアゴルフ選手権競技に上位13人。

通算161ストロークまでの13人が日本グランドシニアゴルフ選手権競技の出場権を獲得した。タイが生じたためマッチングスコアカードにより順位が決定された。第32回日本グランドシニアゴルフ選手権競技は11月12〜13日(木〜金)に三重県の伊勢カントリークラブで開催される。
★ホールインワン賞
山田義裕選手(高岡CC) 49位T 169=84、85(43、42)

山田選手はイン4組目でスタートし、12番ホールでホールインワンを達成した。「8番アイアンで打ったショットは手応えがありました。あまり得意なクラブではないんですけどね」と山田選手。エースを見ていた競技委員は「トントンスーッっと入った」とその時の様子を話してくれた。
<インタビュー>
優勝
CGA競技3冠達成も「2日間とも難しかった〜」
佐々木清士選手(グランディ浜名湖) 154=74、80(41、39)

「今日も1メートルが入らなかった。グリーンが難しすぎた。練習ラウンドで初めてここを回って、微妙なアンジュレーションがあるグリーンだと感じましたけどね、打ちきれなかった、本当に大変でした」と振り返った佐々木選手。
昨日は2バーディを奪ったアウトもこの日は5ボギー、後半も10番パー5と13番パー4でボギーとした後、14番パー3と15番パー4でいずれも20メートル近くあるバーディパットをしっかりと寄せてパーセーブ。そして続く16番パー5でこの日の初バーディを奪ったところまでは盤石だった。しかし2打差で迎えた36ホール目の最後18番(331ヤード、パー4)はバンカーの上でエッジから4ヤードほどの難しいピン。フェアウェイからの2打目は砲台で見えなくて、うまくついたと思ったが、思いの外転がってグリーンの一番奥まで行っていた。第3打がピンを超えてコロコロと下へ、「おーい、おーい」と球に声をかけた佐々木選手。グリーンエッジまで落ちてしまった第4打は50センチほどショート、ボギーパットはカップをくるりと回って入るヒヤヒヤぶり。「あのパットが入っていなかったらプレーオフでしたよ」と言われ、「そうだったんだ。今日も周りのスコアを気にしないで回っていたので、わかっていなかった。1打差だったんですね、勝てて良かったです(笑)」。
わずか1打差での辛勝だったが、グランドルーキーイヤーでの見事な勝利だった。先月の中部ミッドシニア優勝の際に話していた「グランドを獲りたい」がさっそく実現した。日体大ゴルフ部時代は室田淳と同期、同世代に倉本昌弘や羽川豊がいる。2010年に旅先のタイで心筋梗塞緊急手術をしたのが54歳の時、その後シニアになってからの強さが際立っている。2015年に日本シニア、2017年に中部シニア、今年は中部ミッドシニアと中部グランドシニア、カテゴリー別の中部3冠を手にし、残るは日本ミッドシニアと日本グランドシニアだ。「同い年の亀井くんがもう獲っているんで追いつきたいですね」。そう笑った佐々木選手は、来月は中部インタークラブの選手として愛知地区予選に臨む。
2位
松原和之選手(呉羽CC) 155=76、79(40、39)

首位と2打差でスタートした松原選手(70歳)は後半10番パー5で佐々木選手を捉えたが、自身のボギーで後退してしまい、それでも15番まで1打差をキープしていた。「佐々木さんのマーカーだったので、スコアは全部わかっていました。15番までは良かったんですが、16番で佐々木さんがバーディを獲った時にやられたなって思いました。また来年頑張ります。まだ2年くらいは頑張れるかな(笑)」。
3位
石原伸行選手(鈴鹿CC) 157=80、77(39、38)

ディフェンディングチャンピオンの石原選手(71歳)は、首位と6打差の13位からスタート、この日のベストスコア77ストロークをマークし3位に浮上した。「12番で1.5メートルを外してダブルボギーにしたけど、13番と14番で10数メートルのバーデイパットが2つ続けた入った。あれが大きかった」と笑顔を見せた。今年の日本グランドシニアは三重県の伊勢カントリークラブだ。「地元で近いから楽しみです。西口さんと大森さん(ともに5位タイ)と3人ともに鈴鹿CCのメンバーが通過したのは嬉しい!」。
3位
水野憲治選手(加茂CC) 157=79、78(40、38)

76歳の水野選手は出だしの1番でダブルボギー発進となったが、その後4ボギーでまとめ、3位入賞を果たした。
5位
小原明人選手(岐阜稲口GC) 158=79、79(39、40)

5位
西口則雄選手(鈴鹿CC) 158=78、80(37、41)

5位
大森信男選手(中部日本パブリック協会) 158=76、82(40、42)

<会場フォト>



















