中部ジュニア 2R 速報記事、インタビュー、会場フォト
2026.06.29
第51回中部ジュニアゴルフ選手権競技
2026年6月27日(土)・28日(日)
会場/東名古屋カントリークラブ
男子(西コース 7010yd、Par72)
女子(東コース 6132yd、Par72)
参加人数/
男子15歳〜17歳の部 75名(うち欠場1名)
男子12歳〜14歳の部 53名(うち欠場2名)
女子15歳〜17歳の部 69名(うち欠場2名)
女子12歳〜14歳の部 53名(うち欠場1名)
天候/1R 雨、2R 雨のち曇り
4部門ともに接戦を展開し、3部門でプレーオフ対決。
全部門で、優勝者は嬉しい初タイトル。

第51回中部ジュニアゴルフ選手権競技の決勝ラウンドが終了した。会場の東名古屋カントリークラブは朝から雨が降り続いた。台風7号通過の影響だったが昼前には小雨に、競技終了ごろには薄日もさしていた。
初日の結果で50ストローク以下の選手が2日目に進出した。西コースで男子、東コースで女子がそれぞれ7時にティーオフ、4部門ともに優勝争いは混戦となり、男子15歳〜17歳の部、女子15歳〜17歳の部、男子12歳〜14歳の部はプレーオフに突入した。
◆男子15歳〜17歳の部◆
上田涼真選手(岐阜聖徳学園高3年)がプレーオフを制し、初優勝。

初日首位のグレイ泰良選手が前半を1アンダーで回り通算4アンダーで首位をキープ。折り返し時点では通算3アンダーに水谷衛斗選手と清本貴秀選手、通算2アンダーに白川統太郎選手、そして通算1アンダーで上田涼真選手が続いていた。後半に入ると、上田選手が2バーディを奪って通算3アンダーに伸ばす一方、他の選手たちは伸ばし切れない。最終組の2組前の水谷選手は通算4アンダーまで伸ばしたものの16番から3連続ボギーを打ってしまい通算1アンダーでホールアウトし後続を待つことに。そして、通算4アンダーをキープし首位を走っていたグレイ選手が16番からの3ホールで4つ落としてしまい通算イーブンパーでフィニッシュ。同じく最終組の上田選手が通算1アンダーでホールアウトして、水谷、上田の2選手によるプレーオフになった。
プレーオフ1ホール目の1番パー5。上田選手はフェアウェイ左端へ、水谷選手は右の林の方に第1打を曲げ、そこからの第2打がフェアウェイ左ラフへ。第3打はピンの上6メートルに止まった。一方の上田選手はグリーン手前からの第3打をピン手前1メートルに寄せた。水谷選手のバーディパットはわずかに外れパー。上田選手がきっちりとバーディパットを沈めて決着した。
優勝 上田涼真(岐阜聖徳学園高3年) 107=35、72
2位 水谷衛斗(中部大第一高2年) 107=37、70
3位 グレイ泰良(栄徳高3年) 108=33、75
4位 清本貴秀(代々木高志摩本校3年)109=37、72
4位 白川統太郎(麗澤瑞浪高1年) 109=35、74
◆女子15歳〜17歳の部◆
平山心暖選手(ルネサンス豊田高3年)がプレーオフ1ホール目で初優勝を飾る。

初日4アンダーで首位からスタートした平山心暖選手は前半を1アンダーとして通算5アンダーで首位をキープし後半へ。そして、10番、11番を連続バーディで通算7アンダーまで伸ばした。2位の信藤希選手と生駒留菜選手とは1打差だった。しかし、16番で平山選手がボギーを打ち、信藤選手と並ぶ。生駒選手は1打差の通算4アンダーになっていた。17番、18番を平山、信藤選手共にパーとして、プレーオフに突入した。その1番ホール、左のバンカーからナイスアウトした平山選手はフェアウェイからの60ヤードのアプローチをピンの左2メートルにナイスオンし2パットのパー。一方の信藤選手は第3打がグリーン手前のバンカーにつかまり、そこから寄せたがパーパットを決めることができなかった。高校3年生同士の対決は平山選手に軍配が上がった。
優勝 平山心暖(ルネサンス豊田高3年) 103=32、71
2位 信藤希(福井工大福井高3年) 103=33、70
3位 中山凜花(ルネサンス豊田高3年) 104=35、69
3位 小野優桜(ルネサンス豊田高1年) 104=34、70
3位 生駒留菜(麗澤瑞浪高2年) 104=34、70
◆男子12歳〜14歳の部◆
山下蒼馬選手(亀山市立中部中3年)が逆転で初優勝。

最終組でスタートし、前半を3アンダーで回り、通算3アンダーとして首位に立った山下蒼馬選手が後半を1バーディ、1ボギーのイーブンパーでスコアをキープし、そのまま初優勝を飾った。2位は2打差の通算1アンダーに3人が並んだ。前半をイーブンパーの36ストロークとした高柳大河選手は後半に4バーディを奪って68ストローク、瀧田選手も後半に2バーディの70ストローク、中嶋選手は2バーディ、1ボギーの71ストロークで回り、追い上げた。
優勝 山下蒼馬(亀山市立中部中3年) 105=36、69
2位 高柳大河(名古屋市立鳴海中3年) 107=39、68
2位 瀧田琥白(尾張旭市立東中3年) 107=37、70
2位 中嶋璃陽(土岐市立泉中2年) 107=36、71
◆女子12歳〜14歳の部◆
4人のプレーオフは2ホール目で決着。岩松玲亜蘭選手(名古屋市立楠中2年)が初優勝。

初日にアンダーパーが6人、イーブンパーが7人と大混戦が予想された。前半を終えた時点で、通算2アンダーに積りのあ選手、岩松玲亜蘭選手、佐々木麻帆選手の3人が並んでいたが、後半のアウトコースでスコアが動いた。最終組から2組前の岩松選手と木下陽菜子選手、1組前の佐々木麻帆選手、そして最終組の鈴木沙來選手が通算1アンダーでホールアウトし、実に4人のプレーオフとなった。1番からのサドンデスは、まず1番パー5で岩松、鈴木の両選手がバーディ、佐々木、木下の両選手がパーで、2番パー3へ2人が進んだ。最初に打った岩松選手の球はピンの右7メートルへ、続く鈴木選手はグリーン手前にショート、アプローチも短くなり、ピンまで5メートルほどを残した。岩松選手のバーディパットはピンをわずかに外れ10センチを残す。鈴木選手のパーパットが決まらず、勝負あり。岩松選手が初優勝を飾った。
優勝 岩松玲亜蘭(名古屋市立楠中2年) 107=36、71
2位 佐々木麻帆(帝京大可児中3年) 107=36、71
2位 木下陽菜子(津市立久居中3年) 107=36、71
2位 鈴木沙來(南山学園聖霊中3年) 107=35、72
<インタビュー>
◆男子15歳〜17歳の部
優勝
プレーオフは4度目。緊張を楽しんで4勝目。
上田涼真選手(岐阜聖徳学園高3年) 107=35、72

初日に違和感のあったショットを試合後に練習して「少し掴んだ」と思い、2日目をスタートした上田選手。だが、「コースに入ったら、試合の雰囲気もあって、やっぱりうまくスイングできなくて、前半は1打目がほぼラフに行くショットでした。周りはみんな伸ばしていて、折り返しの時は4打くらい離されてた」。しかし、上田選手は焦ることなく、自分のゴルフに集中した。11番で10メートルのバーディパットが決まり、続く12番も難しいバーディパットを決めた。しかし、その後2ボギーを打ち、通算1アンダーでホールアウトすると、プレーオフが待っていた。「びっくりしました。ダメだと思っていたので。でも、プレーオフは4回目で、今年も岐阜県アマでプレーオフでした。緊張するんですが、少し慣れていることもあって、緊張を楽しむことができたのが良かったと思います。(プレーオフは)4戦4勝です」。にこやかに穏やかに話をする上田選手だが、昨年の1年間はスランプの1年だったとか。ショットの悩みはまだ残っていると言うが、これから続く日本アマ、日本ジュニアに向けて、調子を上げていって欲しいものだ。
◆男子15歳〜17歳の部
2位
「16番からの3連続ボギーがもったいなかった」
水谷衛斗選手(中部大第一高2年) 107=37、70

最終組の2組前からスタートし、前半を5バーディ、1ボギーの4アンダー、通算3アンダーで折り返した。「ショットもパッティングも良かった。後半の14番で1メートルのバーディパットが決まって、そこまでは良かったんですが、16番から3連続ボギーしちゃいました。16番はセカンドがグリーン右手前のバンカーで、目玉になってしまったし、18番はOB打ちました。もったいなかったなあと思います」。
◆女子15歳〜17歳の部
優勝
「ショットが大暴れしていたけど、勝てて嬉しい」
平山心暖選手(ルネサンス豊田高3年) 103=32、71

通算7アンダーまで伸ばし迎えた16番パー4で木に当てたことからボギーを打ち、続く17番は2メートルのバーディパットを外した。最終18番では3メートルのパーパットを凌いだ。プレーオフでは第1打を左バンカーに入れたが、平山選手は振り返る。「バンカーは得意です。あの時は残り250ヤードでしたが、手前60ヤードを狙ってU4でフックをかけて打ちました」。狙い通りの球筋でナイスアウトし、勝負を引き寄せた。「本当に調子は悪いです。ショットが大暴れしていて芯にあたっていなくて距離もがない時もあり、酷かった。80くらい打った気分でした。でも、プレーオフでなんとか勝てて良かった」。飛距離250ヤードと飛ばす平山選手は飛ばなかったことやパッティングを嘆いたが、優勝については笑顔満面。中部ジュニアでは中学3年の時に優勝し、高校に入ってからは去年が3位、そして、高3での優勝になった。今年の日本女子アマは最終日に追い上げて4位入賞。日本ジュニアの前に、まもなく女子プロテスト1次が控えている。
◆女子15歳〜17歳の部
2位
「気持ちで負けてしまった」
信藤希選手(福井工大福井高3年) 103=33、70

首位と1打差で進み、16番にようやく追いついた信藤選手。「18番は緊張しました。それでもティーショットは真ん中に行って、残り130ヤードを8番アイアンで打ったら届かなくて、アプローチで1.5メートルに寄せてパーが取れた。お互いに耐えた最終ホールでした。プレーオフでは、2打目の時にユーティリティの距離だったけど、それまで1度も使っていなかったから7Wを選んで軽く、のつもりが緩んでしまった。バンカーショットも今日初めてでどんな硬さかわからなかった。振り返ると、やっぱり気持ちで負けてしまったのだと思います」。あと一歩で優勝を逃した信藤選手は、2日目のボギーが一つだったことを評価しつつ、日本ジュニアでのリベンジを目標に、さらにプロテスト合格へと進む。
◆男子12歳〜14歳の部
優勝
5バーディ、2ボギーのナイスプレーで初タイトル。
山下蒼馬選手(亀山市立中部中3年) 105=36、69

最終組で首位と2打差でスタートした山下選手は、出だしの10番(412ヤード、パー4)で3パットのボギー発進をした。が、続く11番(566ヤード、パー5)、12番(209ヤード、パー3)で連続バーディを奪うと、15番(176ヤード、パー3)では5アイアンで30センチにつけ、16番(415ヤード、パー4)でも「ビタッとついた」と連続バーディ。前半を終えて、通算3アンダーとして首位に立った。後半は1バーディ、1ボギーのイーブンと伸ばすことはできなかったが、2位に2打差をつけて初優勝を飾った。「今日はショットが良かった。雨でプリファードライが使えたからフェアウェイキープするよう心がけました。昨日、先輩の滝田詠夢君から無理に狙わずにパーを確実に取っていこう、耐えろ、とアドバイスをもらったので意識して回りました」と喜んだ。中学3年で初めての日本ジュニア出場となる。三重県のジュニアとして、ジュニア強化策であるMGAトレセンのメンバーになっており、今年の国スポ三重県代表に選ばれている。
◆男子12歳〜14歳の部
2位
2日目のベストスコア68をマーク
高柳大河選手(名古屋市立鳴海中3年) 107=39、68

初日は3オーバーで「よくなかった」としょんぼりしていた高柳選手だったが、2日目はニコニコでアテスト会場に戻ってきた。「前半はオールパーでしたが、後半に4つバーディが取れました。グリーンまわりが良くて、バーディは2、3メートルが入りました。このところ、ずっと80台が多くて良くなかったので、久しぶりのアンダーは嬉しい」。昨年の日本ジュニアは4位入賞している。
◆女子12歳〜14歳の部
優勝
岩松玲亜蘭選手(名古屋市立楠中2年) 107=36、71

実に4人のプレーオフ対決となった今大会。岩松選手は中部ジュニアに初めて出場し、初めてのプレーオフに「まさか勝てるとは思わなかった。今日は3バーディが取れたけど、悪くもないけど良くもないって感じでした。パットもあまり入らなかったし」と昨日からの内容を振り返った。小学5年生からきちんとスクールに入ってゴルフを覚えたという岩松選手、最近は神戸までレッスンに行っているそうだ。得意クラブは9アイアンで、130ヤード前後に残すマネジメントもしている。「日本ジュニアでは自分なりにゴルフができればいいかな」と控えめながら初ジャパンへの想いを口にした。
★2日目にホールインワン達成者!

鈴木莉沙選手(南山学園聖霊中1年)が東コース11番パー3(159ヤード)でホールインワンを達成した。いいあたりのショットはワンバウンドして転がって、「一瞬で消えました」と初めてのエースはよく見えたそうだ。クラブはPINGの5U、ボールはタイトリストV1。会場の東名古屋カントリークラブから記念品が贈呈された。
★選手の球には、名前と番号が必須に。

中部高等学校・中学校ゴルフ連盟は、試合級について、ラウンド中のロストボール・誤球を防止するため、スタート前にすべての使用予定ボールに氏名(フルネーム)と投資番号をマジック等にて記載されたものを確認することとなった。今大会でも、スタート前の持ち物チェックで使用球確認がされていた。
<会場フォト>



















