中部ミッドシニア本戦 2R 速報記事、インタビュー、会場フォト

2026.09.12

第32回中部ミッドシニアゴルフ選手権競技
2026年9月10日(木)・11日(金)
会場/三重カンツリークラブ 6255yd Par72
参加人数/120名(うち欠場5名)
天候/1R 晴れのち雨、2R 雨

 

佐々木清士選手(グランディ浜名湖)がシードの実力発揮。

雨の決勝を通算イーブンパー、ミッドシニア2勝目を飾る。

通算153ストロークまでの11人が日本ミッドシニア出場権獲得。

 

中部ミッドシニアの決勝ラウンドが終了した。会場の三重CCは朝から雨が降り続いた。

 

初日82ストロークまでの81人が出場した決勝ラウンドは、朝7時30分に第1組がティーオフ、最終組は8時51分だった。2アンダーで首位の佐々木清士選手(グランディ浜名湖GC・70歳)、1アンダーの市森満選手(富山CC・68歳)と千葉純一選手(スリーレイクスCC・73歳)、イーブンパーの杉山崇選手(愛岐CC・68歳)の4人は、オンタイムでスタート。1番(326ヤード、パー4)でバーディを奪ったのは佐々木選手と杉山選手、それぞれ通算3アンダー、1アンダーに伸ばす。続く2番(355ヤード、パー4)で杉山選手が右ラフからピン奥1メートルにつけバーディを奪って通算2アンダーに。佐々木選手がバンカーからピン右に寄せたがパーパットがカップに蹴られボギーとして、2人が首位で並んだ。その後、5番(376ヤード、パー4)で佐々木選手がボギーをうち、杉山選手が単独首位に、さらに7番(169ヤード、パー3)でそれまでパーを続けていた市森選手がバーディを奪取して、通算2アンダーの首位タイとした。しかし、好調だった杉山選手も7番パー3で第1打をOBとしたことから調子が狂い始める。ホールを進むたびにスコアが動く展開で優勝争いも混沌としてきた。

 

雨のためにラフからの脱出はとてつもなく重く、グリーン上も三重CC独特の芝の目がありラインを読むことが難しいなど、選手たちを苦しめる要素は多々。スコアは思いのほか伸びなかった。

 

前半を終えて、首位に立っていたのは、通算1アンダーの市森選手と最終組の一つ前の仁川稔朗選手(法仙坊GC)の2人。続いたのは通算1オーバーの佐々木選手だった。ところが、後半にはいると、市森選手が10番パー4をボギー、続く11番をダブルボギーとし、仁川選手も11番から3連続ボギーが出てしまう。一方、佐々木選手はパーをセーブし、通称二百三高地と呼ばれている12番(455ヤード、パー5)で80センチにつけるバーディを奪って通算イーブンパーとした時点で、首位に返り咲いたのだった。降り頻る雨の中、佐々木選手は安定したショット、しぶといパットでパーセーブを続けた。15番パー4でパーパットが外れボギーとしたが、最終18番パー4で左ラフからの第2打をピンの手前2メートルに寄せてバーディフィニッシュし、通算イーブンパーでホールアウト。2位と3打差の快勝、2年前に続く中部ミッドシニア2勝目を手にした。

 

2位は通算3オーバーの仁川選手、3位は市森選手、塚原誠選手(各務原CC)、藤井広文選手(桑名CC)の3人が入った。
 

★表彰
 

優勝 佐々木清士(グランディ浜名湖GC) 144=70、74(39、35)
2位 仁川稔朗(法仙坊GC)       147=73、74(34、40)
3位 塚原誠(各務原CC)        149=76、73(38、35)
3位 藤井広文(桑名CC)        149=75、74(37、37)
3位 市森満(富山CC)         149=71、78(36、42)

 

★日本ミッドシニアゴルフ選手権競技出場権。


 
2日間36ホールの競技の結果、通算153ストロークまでの11人(シード選手を除く)に日本ミッドシニアの出場権が与えられた。第32回日本ミッドシニアゴルフ選手権競技は11月5日〜6日に香川県の鮎滝カントリークラブで開催される。タイが生じたためマッチングコアカード方式により決定された。
出場権を得た選手のうち、グランドシニア世代は3人。シードで優勝の佐々木選手、11位タイの林建治選手(チェリーG和倉C・70歳)と石原伸行選手(鈴鹿CC・70歳)で、林選手はインからスタートし、今日を73ストロークで回り、54位から11位タイに大ジャンプアップしてきた。

 

 

<インタビュー>

 

優勝
「自分のゴルフに集中しました。次は中部グランドで勝ちたい」
佐々木清士選手(グランディ浜名湖GC) 144=70、74(39、35)


 
初日を首位として臨んだ決勝。一度は首位を明け渡したが、後半にしっかりバーディを奪って首位を奪還。そのまま勝利を引き寄せた。「自分が抜かれたことも知らなかったし、同組の人たちのスコアも気にせずに回っていました。自分のゴルフをしてダメならしょうがないなと。勝ったことも最後の18番が終わって、おめでとうと競技委員さんに言われてわかった」。そう話し始めた佐々木選手は、この三重CCは初めてで、練習ラウンドはアウトを回っただけ。インにはいって土砂降りで回れなかったそうだ。そのため、昨日のスタートのインコースは全くの初見だった。「今日のインは2度目でしたが、雨でラフがこんなに重いとはびっくりしました、それと、グリップが滑らないように、タオルで拭いてショットしました。なぜか指がツルツルになっちゃうんですよね」。今時のゴルファーと同じように、普段は雨の日はなかなか回らないそうでいろいろと苦労したようだ。
前半早々に首位を奪われての6番(500ヤード、パー5)、佐々木選手は左サイドの小山の斜面からの第2打を一旦フェアウェイに置いたものの、第3打が右サイドへ。ピン左3メートルほどに4オンしたパーパットを沈め、ガッツポーズをした。「思わずしたんですね。記憶はないけどあのホールが決め手だった」と振り返った。
日体大ゴルフ部時代は目立つことなく、社会人になってゴルフに熱中していた2010年に旅行先のタイで心筋梗塞を発症、現地で緊急手術をして助けてもらいゴルフ観が変わった。「これからはニコニコしてゴルフを楽しもう」。そして、今年グランド世代に突入しての中部ミッドシニア2勝目。今後の目標について、佐々木選手は「グランドルーキーなので来月の中部グランドシニアで勝ちたいですね。そして、日本ミッドシニア、日本グランドシニアのタイトルが欲しい(笑)」。すでに中部シニア(2017年優勝)、日本シニア(2015年優勝)と2つの称号を持つ佐々木選手は新たな目標を笑顔で狙っていく。

 

 

2位
「後半は緊張した。一度流れが変わると戻せないものですね」
仁川稔朗選手(法仙坊GC) 147=73、74(34、40)


 
「1番、2番とバーディで、ロケットスタートできて、そこから我慢して、またロングでバーディが取れました」と今日のプレーを振り返った仁川選手。前半を通算1アンダーとして首位タイで後半に入った仁川選手は、11番から3連続ボギーを打ってしまい、首位から落ちた。15番もボギーとして通算4オーバーにしたが、最終18番パー4で上から2メートルのバーディパットを決めた。「最近は出場する試合を削っていることもあるけど、久しぶりに試合で前半にアンダーが出て、後半にかえって緊張してしまったと思う。一度流れが変わるとなかなかパーパットも入らなくなりましたね。でも、今年はこのミッドに照準を合わせてきたので、ジャパンが取れたのが何より良かった」。仁川選手は67歳。今年は3度目の出場で、日本はルーキーイヤーに続く2度目の出場権獲得となる。

 

 

3位
塚原誠選手(各務原CC) 149=76、73(38、35)


 
初日23位タイから3位タイにジャンプアップした塚原選手はルーキーの64歳。「今日は4バーデ
ィが取れました。雨が強くなってからショットが良くなってきたし、パッティングも昨日は弱目でショートした分、強めに打って入ってくれたのが良かったです。シニアの時は裏街道から上がってのジャパンだったから今日はジャンプは少ないよね(笑)」と満足した笑顔だった。

 

 

3位
藤井広文選手(桑名CC) 149=75、74(37、37)



 
「今日は凌いで凌いで、の連続でした。ドライバーが悪かったけど、セカンドはよくてパーセーブに繋がったかな。バーディは最後の18番でようやく取れただけ。ボギーを打ってはいけないと思うほどプレッシャーになっちゃうのがアマチュア。ジャパン取れてホッとしてる」。69歳の藤井選手は日本ミッドシニア出場権はこれまで一度だけ外れたという常連選手だ。

 

 

3位
市森満選手(富山CC)  149=71、78(36、42)

 
最終組でスタートからパーセーブを続け、6番パー5のバーディを奪って首位に並ぶと、そのまま後半にすすんだ。しかし、その出だしでボギー、ダブルボギーとスコアを崩し、思うようなプレーができなくなった。「後半は身体が動かなくなってしまった。気持ちの問題もあると思うけど、雨で手に力が入らないっていうか、握力が弱くなって握れなくなってしまった。いい勉強になりました」と後半を残念がった。それでも最終18番では左ラフからの105ヤードの第2打を46度でピンの奥3メートルにつけ、見事にバーディを奪取。3位タイにとどまったのは流石だった。68歳。

 

 

<会場フォト>