中部女子シニア 2R成績表、速報記事&フォトを掲載しました

2023.06.07

2023年度(第22回)中部女子シニアゴルフ選手権競技

開催日/2023年6月6日(火)・7日(水)

会場/三甲ゴルフ倶楽部 谷汲コース

 

第2日成績表(PDF)

 

 

第22回中部女子シニアゴルフ選手権競技
2023年6月6日(火)・7日(水)
会場/三甲ゴルフ倶楽部 谷汲コース 5841yd、Par73
参加人数/116名(うち欠場4名)
天候/1R 曇り、2R 晴れ

 

岡部るみ子選手(岐阜北CC)がリードを保ち、
2位に5打差の通算7オーバーで初優勝。

 

通算167ストロークまでの14人に日本女子シニア出場権。

 


中部女子シニアゴルフ選手権競技の第2日は、快晴となった。91ストロークまでの80人が進出した決勝ラウンド、三甲GC谷汲コースのグリーンコンディションは今日も昨日と同じく速く硬い仕上がりで、さらにピンポジションも難しい設定だった。

 

初日に1オーバー73をマークした首位の岡部るみ子選手(岐阜北CC)を追いかけ、2打差76の鈴木智子選手(岐阜関CC)、4打差78の多賀章子選手(グリーンヒル関CC)。さらに79には菊川由美子選手(CRC白山ヴィレッジ)、小林真規子選手(名古屋GC)、坂野眞珠選手(東濃CC)、田中裕子選手(ローモンドCC)の4人、80にはディフェンディングチャンピオンの栗原悦子選手(EGC伊勢大鷲)ら4人が続き、頂点を目指す決勝ラウンドがスタートした。

 

最終組は岡部選手、鈴木選手、多賀選手、菊川選手の4人。スタートの1番は皆パーとするも、続く2番で岡部選手と鈴木選手がボギー、さらに3番で鈴木選手がダブルボギー、4番のショートでは岡部選手と菊川選手が池に落とす波乱でダブルボギーと、4人ともにスコアメイクがうまくいかない。どの選手もパーオンできなかったりグリーン上でパッティングが決まらなかったりで、コースを攻略しきれない様子だった。そんな中でも、岡部選手は4番からはしぶとくパーを拾うプレーを続け、9番(パー5)では5メートルの返しのパーパットをガツンとピンに当てて入れ、通算5オーバーで前半を終えた。

 

折り返し時点で、岡部選手が通算5オーバーで首位をキープ、2位はなんと最終組より2組前を回る栗原選手が通算7オーバー、3位は栗原選手と同組の木村江津子選手(CRC三重白山)が通算8オーバーで続き、さらに通算9アンダーで最終組の鈴木選手と多賀選手、最終組一つ前の小林選手の3人が続いていた。

 

首位との差が2打、3打、4打と後半の展開次第では逆転もありうる状況に目が離せなくなった。ところが、追いかける栗原選手が10番でボギー、木村選手は10番でボギー、11番でダブルボギー、鈴木選手も10番で、小林選手も11番でボギーとするなど皆が軒並みスコアを崩す。首位の岡部選手も10番をボギーとしたが、2位との差が縮まることはないまま、ホールが進んだ。岡部選手はパーセーブを続け、13番(パー3)で10メートルのバーデイパットを沈めて通算5オーバーに戻した時、2位グループは実に通算11オーバーと岡部選手は一人旅状態。そして、通算5オーバーで、優勝はほぼ手中で迎えた18番(パー5)。岡部選手は左に第1打を曲げてしまい、グリーンには4打でオン、15メートルほどのボギーパットは勢いよくピンを抜けて5メートル奥へ、返しも入らず、ダブルボギーフィニッシュで通算7オーバーとしたが、それでも、2位とは5打差をつけての圧勝となった。

 

また、日本女子シニアゴルフ選手権への出場権をめぐっては、カットラインの攻防が行われたが、通算167ストロークまでの14人が出場権を獲得した。マッチングスコアカード方式により決定された。日本女子シニアは、10月26日(木)・27日(金)に兵庫県の小野ゴルフ倶楽部で開催される。


 

 

<インタビュー>

 

スコア数えず、考えず、自分のゴルフに集中。
優勝
岡部るみ子選手(岐阜北CC) 153=74、79(41、38)

「今日も全く覚えてないんです」と、岡部選手は優勝の決勝ラウンドを振り返るにもなかなか答えられない。2位に2打差でスタートし、4番で池ポチャしダブルボギーもあったが、終始リードを保ち続けた。前半を首位で折り返し、後半も安定感のあるショットや思い切りのいいパッティングでパーセーブを続けた。「折り返した時に私がトップだったんですか。知りませんでした。今もまだ緊張しています。今日はとにかく、目の前の一打に集中することだけ考えてました、他の人の数字を数えることもしないように回ったのも、この間のパブリックの試合で人の数字を気にしすぎて失敗したことがあって、今日は、数えず、考えず、自分のゴルフをする、に徹しました」。一つのホールが終わったら、すぐに忘れて、次のホールでまた集中する、を繰り返しての18ホールだったと言うから、なんとも大したマイペースぶり!! 実は、一打に集中して、過ぎたスコアは忘れろ、は最初の師匠の教えなのだとか。
ゴルフを始めたのは10年ほど前。友人に誘われてゴルフに行くことになり、1ヶ月後にコースに出たいので教えてください、と俄か覚えでコースに出た。そして、「ゴルフ場って、なんて綺麗なんだろう」と大感激し、ハマった。それまで運動にもアウトドアにも無縁だった岡部選手だったが、今では「ゴルフがいちばん」と断言する。
今年は岐阜県女子シニアで2位、パブリックの中部日本女子ミッドゴルファーズで2位となっており、ついに中部ゴルフ連盟はもちろん競技ゴルフで初めての優勝を手にした。「自分がいちばんピックりの優勝だけど、ものすごく嬉しいです!!優勝カップは自分のお店に飾ります。お客さんにも喜んでもらえると思う」とホッと笑顔を見せた。

 

 

2位
栗原悦子選手(EGC伊勢大鷲) 158=80、78(37、41) 

前半を終えたところで、首位と2打差の2位につけていた栗原選手だったが、後半は伸ばすことができなかった。「前半は耐えたんですが、後半は一度3パットを打ってからは堪えられず、残念でした」。3連覇は叶わなかったが、今年は日本女子シニアの他に、日本スポーツマスターズの三重県代表に選ばれている。先日は男子レギュラーツアーのゴルフパートナーPRO -AMトーナメントにも出場するなど活躍の場を広げている頼もしいシニア女子である。

 

 

3位タイ
小林真規子選手(名古屋GC)  159=79、80(40、40)

「今日も我慢ガマンのプレーでした。嬉しかったのは9番でバーディが取れたことですが、あがりの17番、18番で連続ボギー、ダメでしたね」と振り返りながらも笑顔は絶えず、ルーキー出場で日本女子シニア出場権を得たことを喜んだ。

 

 

3位タイ
多賀章子選手(グリーンヒル関CC)  159=78、81(41、40)

「ショットが悪かったですね。ドライバーはきちんと当たってないし、アイアンも方向が定まらなくて・・・」と思うようなプレーができなかったことを反省しきり。「今年は日本スポーツマスターズで団体戦もあるし、みんなに迷惑かけられないから、もっと練習します!!」
 

 

<会場フォト>