中部女子ミッドアマチュア 1R成績表、2R組み合わせ表、記事速報 掲載しました

2021.09.14

2021年度(第3回)中部女子ミッドアマチュアゴルフ選手権競技

開催日/2021年9月14日(火)・15日(水)

会場/ザ・トラディションゴルフクラブ

 

第1日成績表(PDF)

 

第2日組み合わせ並びにスタート時刻表(PDF)

 

 

河北さやか選手(東海CC)が2オーバー74で首位発進
2位は77、名和里依選手(CRC白山ヴィレッジ)

 

第3回中部女子ミッドアマチュアゴルフ選手権競技
2021年9月14日(火)・15日(水)
会場/ザ・トラディションゴルフクラブ 5990yd  Par72
参加人数/61名(うち欠場4名)
天候/第1日 雨

 

25歳以上が対象の中部女子ミッドアマチュアが、愛知県のザ・トラディションゴルフクラブでスタート。あいにくの雨となったが、第1日が終了した。

 

池やバンカーが絶妙に配置され、グリーンの難しさにも定評があるジャック・ニクラウス設計の18ホール。ザ・トラディションGCでの中部女子ミッドは新型コロナ感染拡大防止により昨年度は中止、今回は2年越しの開催となった。まだまだコロナ禍の中、参加者は例年より少ないものの選手たちは皆、優勝および日本女子ミッドアマチュアに向けてティーオフしていった。

 

今日のグリーンコンディションはスティンプ10.3、コンパクション20、ピンポジションはかなり難しいセッティングであった。また、9番(321yd、パー4)は通常より短めに設定され、ティーショット次第で、池越えのセカンドが狙える距離。そのため、ナイスオンもある一方で、池につかまる選手も出るという挑戦心を掻き立てるホールとなっていた(家田真知子競技委員長・談)。

9番ホール

 

第1日の結果、首位に立ったのは、第1回チャンピオンの河北さやか選手(東海CC)で前半後半ともに1オーバーの74ストロークだった、インからスタートした河北選手は、最終の9番で、アゲンストの風の中、130ヤードのセカンドを8番アイアンで狙ったが、「ダフってしまった」と、球はグリーンと池の間の斜面に止まった。今にも池に落ちそうな態勢からのアプローチだったが、見事にグリーンオン。日本女子ミッドアマ覇者の優れたテクニックを披露した。

河北選手のナイスアプローチ

 

2位は77ストロークをマークした名和里依選手(CRC白山ヴィレッジ)、1打差の78ストロークに、前回大会の優勝者栗原悦子選手(EGC伊勢大鷲)と、青木ももこ選手(中部日本パブ)、長田紫野香選手(中仙道GC)の3人が続いている。

 

明日の決勝ラウンドは朝7時30分から、アウト・インでティーオフ。
日本女子ミッドアマチュアへの出場権は上位11人に与えられる。

 

<インタビュー>

 

1位
腰痛を押しての出場ながら、持ち前の強さを発揮
河北さやか選手(東海CC)  74=37、37

先週まではゴルフどころか生活にも支障があるほどの腰痛だった。「7月にぎっくり腰で痛めて、少し良くなったと思ったら8月に入ってまたひどくなり、MRIでヘルニアと診断されました。ゴルフは全くできない状態で、生活も痛さとの戦いで・・。この試合も出られないと思っていましたが、先週火曜日に、カオリン(松本香織選手のこと)が整体院へ連れていってくれたんです。30分ほど治療してもらいました。それで、金曜日に練習ラウンドに来てみたら回れた。続けて土日にも練習して、今日に間に合わせたって感じです」と河北選手。
にわか練習だったと本人は言うが、そこは日本女子ミッドアマを2度優勝している凄腕である。今日はインからのスタートで、前半を2バーディ、3ボギーで折り返すと、後半も2バーディ、2ボギーで最終9番へ。ここで、池の斜面からの素晴らしいアプローチでピン手前5メートルほどにつけたが、残念ながらパーパットはカップ手前で切れて入らずボギーとした。「今日はグリーンを外したホールはボギーでした。パッティングも決まらなかった。ドライバーは良かったかな」と振り返った。「明日、起きて、大丈夫だといいな」。まだまだ不安な腰だが、ミッド世代の星として2度目の優勝を目指す。

 

2位
「最後に50センチを外しちゃいました」
名和里依選手(CRC白山ヴィレッジ) 77=40、37

アウトからのスタートで、2バーディ、7ボギーだった。「前半はボギー4つ。セカンドが悪すぎました。バーディは後半の10番と15番。後半はまだパッティングがまだマシになったけど、バーディチャンスを外してばかり。最後の18番は59センチが入らなかった」と2位でホールアウトしたものの、内容は納得いってない感じだった。名和選手は26歳、昨年が中止だったため、今大会が初出場のルーキーだ。

 

◆3位タイは3人◆

 

「さやかさんと回って、すごく勉強になりました」
青木ももこ選手(中部日本パブ) 78=40、38

最終の9番でトリプルボギーを叩いてしまい、78でフィニッシュした青木選手。「今日はアプローチでしのぎました。パットはひと筋入らないことが多かったけどパーが取れたのでよかったです」と今日を振り返ったが、首位に立った河北選手と同組でラウンドしたことが、自分のスコアよりも印象に残っている様子。「さやかさんの素振りのしかた、パッティングの入り方、ショットの後の歩き方とか、ああ、そうなんだと全てが勉強になりました。一緒に回ることができて本当に良かったです」。とても良い一日となった青木選手は、ゴルフを始めてまだ8年目の38歳。長野県出身で競技に出るようになったのは5年前だが、中部女子ミッドアマは2年前の前回に出場しており、日本女子ミッドアマにも出ている。ちなみに、今回の出場権は中部日本女子ミッドアマチュアゴルファーズ選手権5位によるもの。

 

「欲しい時に取れなかった」前大会チャンピオンは明日にかける
栗原悦子選手(EGC伊勢大鷲) 78=38、40

「前半のアウトで、ロングホールを2つともボギーにしてしまったのはダメだった。後半もリズムが良くなくて、11番ではバンカーに入れてしまったし、最後の9番は上から3メートルのバーディパットが1メートルオーバー、その返しを入れることができなくて、悔しかった」。思うようにプレーできなかった1日だったようだ。明日は最終組でのスタートとなる。前大会の第2回中部女子ミッドを制した栗原選手は、今年はすでに中部女子シニアを制している。

 

「吹っ切れてからは、ピンを攻めることができた」
長田紫野香選手(中仙道GC) 78=41、37

「何も良くなかった」としょんぼりした長田選手。「前半を安全にいこうとしたのがいけなかった。いいところなしで後半に入って、3番4番を連続ボギーにして吹っ切れました。それからはピンしか見ない攻め方にしたんです。そうしたら、よくなってきて、バーディも取れました」。

 

 

<会場風景フォトギャラリー>