中部女子ミッドアマチュア 2R成績表、速報記事を掲載しました

2022.09.15

第4回中部女子ミッドアマチュアゴルフ選手権競技
2022年9月14日(水)・15日(木)
会場/スプリングフィールドゴルフクラブ  6113yd、Par72
参加人数/74名(うち欠場6名)
天候/1R 晴れ、2R 曇りのち晴れ

[第2日]

第2日成績表(PDF)

 

初日首位の田中蘭子選手(ローモンドCC)が通算3オーバーで初優勝。

上位13人が日本女子ミッドへの出場権を獲得。


25歳以上の中部女子ミッドアマの決勝ラウンドが終了した。昨夜、激しい雨が降ったとはいえ、スプリングフィールドGCは難関だった。

 

選手たちは皆、「グリーンが難しい」「セカンドの距離がなかなか合わなかった」「フェアウェイもうねっているし・・」とボギーがすぐに出てしまうコースの難しさを強調していた。

 

中部女子グランドシニアと同日開催となったため、女子ミッドのティーオフは8時33分からだった。初日に2オーバーで首位に立った田中蘭子選手(ローモンドCC)がどこまで伸ばすのか、ディフェンディングチャンピオンの河北さやか選手(東海CC)が逆転をするのか、はたまた下から追い上げる選手がいるのか。注目の最終組は9時33分にスタート。1番で、田中選手がいきなり左の池の方に第1打を放ち、ペナルティーかと思われたが、球はセーフ。そこから、グリーン右サイドに運んだ。そして、アプローチが見事なチップインバーディとなり、通算1オーバーに伸ばした。追いかける通算4オーバーの河北選手は、ピン奥15メートル以上から見事に寄せてパーセーブ。2人の差は3打となった。力強いショットを放つ田中選手に対し、河北選手の前半はティーショットが安定せず、バンカーに入れたり斜面につかまったり。結局、前半を終えて、田中選手は通算2オーバー、河北選手が通算7オーバー、同組の長田紫野香選手(中仙道GC)は通算7オーバー、太田貴美選手(セントクリークGC)は通算11オーバー。この時点で、前の組の渡部良紗選手(岐阜北CC)が通算9オーバーで折り返していた。

 

2位に5打差をつけた田中選手は、後半に入り、11番と17番でボギーとし、河北選手との差が3打に縮まったが、最終18番でバーディを奪い、2位と4打差でホールアウトした。32歳、初出場の初優勝となった。

 

2位は河北選手、3位に渡部選手と長田選手、5位に栗原悦子選手(EGC伊勢大鷲)が入った。


通算170ストロークまでの13人が、日本女子ミッドアマチュアゴルフ選手権競技(11月10〜11日に千葉県の成田ヒルズCCで開催)への出場権を獲得した。
13人の内訳は、20代が2人、30代が4人、40代が3人、そしてシニア世代の50代が4人と健闘した。

 

 

<インタビュー>

 

優勝
田中蘭子選手(ローモンドCC) 147=74、73(36、37)

2打のリードを持って決勝ラウンドをスタートした田中選手は、1番で幸先の良いバーディ発進をした。「第1打が池の方だったけど助かっていて、ついてるなーと思いました。その後のチップインバーディで流れも良くなった。それでも、今日はずっと緊張しながらゴルフをしていました」と2日間を回り切った安堵感が表情に現れていた。最終組には日本女子ミッド2度優勝で、ディフェンディングチャンピオンの河北選手や、パブリックの日本女子ミッド優勝の長田選手もいた。試合巧者を相手に、パワーある自分のゴルフが展開できた。前半を2バーディ、2ボギーで折り返し 後半は2バーディ、1バーディとした。最終18番で残り170ヤードをワンピン手前につけ、バーディフィニッシュできたのもよかった。「今年からアマチュア復帰して、初めての試合でしたが、ローモンド含め周りの人たちに恩返しできたかな。ここで優勝できたので、日本でもいい成績が出るように頑張ります!!」。大阪産業大時代に出場した日本女子学生以来のJGA主催競技に、田中選手は目を輝かせた。

 

2位
河北さやか選手(東海CC)  151=76、75(39、36)

前半のドライバーの不調が響き、連覇を逃した河北選手は「前半は右ばかりに行ってて、途中でアドレスが問題だと気づきました。変えてみたら、後半はいつもに戻ったので、よかったです。ここはグリーンも難しかったし、仕方ないですね」と振り返った。女子ミッドアマの憧れ的存在の河北選手とあって、表彰式後は、若い20代の選手たちから「一緒に写真いいですか」と引っ張りだこだった。

 

シニア世代で5位入賞
栗原悦子選手(EGC伊勢大鷲)  156=81、75(40、35)

今年の中部女子シニア覇者の栗原選手が2日目をしっかりまとめて5位に入った。初日は、最終9番で「第1打からジャッジをミスした」と痛恨の9打を叩き、7位タイだったが、決勝では2バーディ5ボギーの75でホールアウトした。「今日は前半で叩いたけど、後半に頑張れました。嬉しい」と栗原選手。日本女子シニアに続いて、日本女子ミッドの出場権を獲得した。
ちなみに、シニア世代で日本女子ミッド出場権を獲得した4人(栗原選手、川口啓子選手、鈴木智子選手、中山光代選手)は、いずれも日本女子シニアの出場権も獲得しており、忙しい秋になりそうだ。

 

母娘で出場
川口啓子選手(さなげCC)・さらら選手(スプリングフィールドGC)

今大会、明るく元気な母娘が2日間を戦った。母の啓子選手はシニア世代の52歳。今年の中部女子シニア2位の実力者だが「娘がどうプレーしているかが気になってしまっていました。お互い、選手だからねと言っていたのですけど、そうはいかなかったなあ」と啓子選手が言うと、さらら選手は「母は上手いので、私も頑張ろうと思い、2日間できたことはよかったです」と笑顔。このスプリングフィールドCCは、昔から家族でプレーしてきたコースなのだとか。ちなみに啓子選手は上位13人に入り、日本女子ミッドアマ出場権を獲得した。

 

3位の渡部良紗選手(岐阜北CC)と9位の高橋理子選手(能登島G&CC)

ジュニア時代から試合で一緒になったという同学年の2人は、26歳と27歳のミッド世代になり、今度は日本女子ミッドへ挑戦する。(写真 髙橋選手(左)と、渡部選手)

 

<会場フォト>