中部学生 2R 速報記事、インタビュー、会場フォト
2026.06.10
第55回中部学生ゴルフ選手権競技
2026年6月9日(火)・10日(水)
会場/やまがたゴルフ倶楽部美山コース
男子7059yd、女子6191yd Par72
参加人数/128名(男子84名、女子44名)
天候/1R 曇り、2R 晴れ
男子は建部晶紀選手(中京大4年)がプレーオフを制し、大逆転の初勝利。
女子は初日首位の冨田有紀選手(福井工大2年)がリードを守り初優勝。
男子11人、女子7人が日本学生の出場権を獲得した。

第55回中部学生ゴルフ選手権競技の決勝ラウンドが終了した。今日のやまがたGC美山コースは青空が広がり陽射しがたっぷり降り注いだ。風は朝のうちは爽やかさを感じる風量だったが、徐々に強風に変わり、プレーを左右するほどの強さだった。そして、グリーンコンディションはスティンプ12.0、コンパクション23、さらにホールロケーションは一段と厳しい位置に設定されており、選手たちを苦しめた。
男子の部は82ストロークまでの63人、女子の部は79ストロークまでの33人が今日の決勝に進出した。朝7時30分のティーオフで始まり、女子の部が先にホールアウト。その結果、女子の部は初日に5アンダーで首位に立った冨田有紀選手(福井工大2年)が今日を2オーバーの74ストロークで回り、通算3アンダーで勝ち切った。一方、男子の部は初日に9バーディ、ノーボギーの63ストロークをマークした大塚悠生選手(中京大4年)と6打差でスタートした建部晶紀選手(中京大4年)が最終ホールで通算7アンダーで並び、プレーオフに突入。2ホール目で建部選手が大逆転勝利を手にした。男子、女子ともに初優勝だった。
また、男子は通算147ストロークまでの11人(シート選手1名を除く)、女子は通算147ストロークまでの7人が日本学生ゴルフ選手権競技の出場権を獲得した。ともにタイが生じたためマッチングスコアにより決定された。
★男子の部 日本学生の出場権獲得者

日本学生出場権を獲得した11選手の内訳は、中京大3人、福井工大2人、愛知学院大2人、朝日大2人、岐阜聖徳大1人、中部学院大1人。また、益田航選手(中部学院大4年)は昨年度の文部科学大臣杯優勝でシード権を持っている。
日本学生ゴルフ選手権競技は8月25日〜28日に、岐阜県の三甲ゴルフ倶楽部 谷汲コースで開催される。
★女子の部 日本女子学生出場権獲得者

日本女子学生出場権を獲得した7選手の内訳は、福井工大4人、朝日大2人、中部学院大1人だった。また、7人のうち1年生が4人と健闘した。
日本女子学生ゴルフ選手権競技は8月26日〜28日に、岐阜県の三甲ゴルフ倶楽部 谷汲コースで開催される。
<男子の部>
初日に9アンダーのビッグスコアをマークした大塚悠生選手(中京大4年)、3アンダーの建部晶紀選手(中京大4年)、2アンダーの林愛翔選手(愛知学院大4年)、福原渡夢選手(中部学院大2年)の4人が最終組として午前9時18分にスタートした。1番(571ヤード、パー5)で大塚選手が残り50ヤードの第3打を56度でなんとショットインイーグルとし、通算11アンダーまで伸ばした。「ガシャン!」と音がしたと思ったらカップに入っているダンクショット、あまりにも鮮やかなスタートに今日もどこまで伸ばすのかと期待がかかった。ここで建部、林の2選手はバーディ発進した。しかし大塚選手は4番パー4でボギー、あとはパーセーブで前半を1アンダー、通算10アンダーで折り返す。一方で伸ばしたのは建部選手だった。1番、4番、6番、9番でバーディ奪取して4アンダー、通算7アンダーに伸ばした。前半を終えて2人の差は3打に縮まった。
そして、この日の速いグリーンと難しいホールロケーションに苦労した選手たちが多く、後半は大塚、建部両選手の一騎打ち状態となる。
後半、11番(330ヤード、パー4)で建部選手がバーディを奪うと、続く12番(235やーど、パー3)、13番(453ヤード、パー4)で大塚選手が3パットの連続ボギーを打ち、ついに通算8アンダーで2人が並んだ。そして大塚選手が14番(383ヤード、パー4)でバーディパットを沈めてバウンスバックで1打リードする。続く15番(547ヤード、パー5)はグリーン手前に大きな池が広がるホール。大塚選手は安全に池の手前からピンの左に3オンしたのに対し、建部選手は会心の第1打でフェアウェイに置き、果敢に2オンを狙った。だが、その球はまさかのチーピン気味で池の石に当たり入ったのだ。第4打はグリーンの傾斜で端まで戻った。8メートルほどのパーパットは1メートルを残し、ボギーパットも入らず痛恨のダブルボギー。大塚選手はバーディパットを決めきれずパーだったが差は3打に広がった。
まさに手に汗握る攻防だった。16番(186ヤード、パー3)で今度は大塚選手がボギーで2打差として、最終18番(564ヤード、パー5)。ともにフェアウェイから大塚選手はグリーン左手前へ、さらにピン手前3メートルほどに3オン、建部選手は残り260ヤードを3アイアンでグリーンオーバーした。ここで大塚選手がまさかの3パットでボギーに対し、建部選手は80センチに寄せてバーディ。通算7アンダーで二人が再び並び、プレーオフへと突入したのだった。
1番からのサドンデスのプレーオフ。1ホール目のパー5はともにパー。2ホール目の2番(390ヤード、パー4)、建部選手はピン右5メートルに2オン、大塚選手はグリーン手前からのアプローチで建部選手の内側に3オンした。先にパッティングした建部選手は入らなかったがパーが確実な距離に。大塚選手は慎重にラインを読んでパッティングしたが入らず、建部選手がプレーオフを制した。強風の中で行われた決勝ラウンドは、大逆転の初勝利という形で幕を閉じた。

優勝 建部晶紀(中京大4年) 137=69、68(32、36)
2位 大塚悠生(中京大4年) 137=63、74(35、39)
3位 工藤僚(福井工大4年) 144=71、73(40、33)
3位 林愛翔(愛知学院大4年) 144=70、74(36、38)
5位 水谷海琉(朝日大1年) 145=71、74(35、39)
優勝
「やっと勝てた」と男泣き
建部晶紀選手(中京大4年) 137=69、68(32、36)

同大学、同学年の勝負となった今大会。前半に怒涛の4バーディで勢いをつけた建部選手は優勝が決まってハウスに戻った時、目頭を押さえながら「やっと勝てた」とひと言。仲間たちのお祝いシャワーを浴びて、笑顔になった。
後半に一度並んで、リードされ、15番の2打目に攻めた1打はピンまで260ヤード。「池は230ヤードで超えるので3Wで狙ったんですが、ダフりました。パー5だからバーディ取りたかった。パーパットは13ヤード、80センチのボギーパットを外してしまって3打差になったけど、意外に落ち着いていました。18番も奥につけた方がいいと思っていたのでグリーンオーバーしても気にならなかった」と振り返った。「今日はパッティングが良かった」と建部選手。そして、「大学からゴルフを再開して、学連の試合で2位や3位はあったけど、優勝が遠かった。でも4年間でここまで来れて、優勝できたことはすごく嬉しいです」と続けた。
大学4年の今年は、三重県の国スポ・日本スポーツマスターズ三重大会で優勝、三重県オープンのローアマチュアになったが、中部アマチュアでは日本アマ出場権を逃した。プロテスト1次は通過していて来月の2次テストが控えている。
2位
「今日はパッティングが悪すぎました」
大塚悠生選手(中京大4年) 137=63、74(35、39)

1番で圧巻のショットインイーグルを決めたが後半の3パットが響いた結果となった。「あのイーグルで昨日からの流れは止まっちゃいましたね。建部くんの調子が良かった。今日は自分のミスが多かったから仕方ないかな」。初日に決めまくった3、4メートルのバーディパットが今日はことごとく外れた。ゴルフの難しさを改めて感じた日だった。
3位 工藤僚選手(福井工大4年) 144=71、73(40、33)

3位 林愛翔選手(愛知学院大4年) 144=70、74(36、38)

5位 水谷海琉選手(朝日大1年) 145=71、74(35、39)

<女子の部>
帽子が飛びそうになるほどの強風と決勝の難しいホールロケーションに女子選手たちも苦労した。この日、アンダーパーをマークしたのは新垣くらら選手(朝日大1年)が2アンダー70ストローク、中田彩夏選手(福井工大4年)が1アンダー71ストロークと2人だった。新垣選手は初日に75ストロークの16位タイ、中田選手は初日76ストローク19位タイから7位に大ジャンプアップで日本女子学生の出場権を獲得した。
優勝は初日に5アンダーと好スコアをマークした冨田有紀選手(福井工大2年)がスコアを2つ落としたものの逃げ切っての優勝を飾った。

優勝 冨田有紀(福井工大2年) 141=67、74(36、38)
2位 玉城豪華(中部学院大1年) 143=69、74(38、36)
3位 叶結衣(朝日大1年) 144=69、75(35、40)
優勝
「今年は水分をしっかり摂って熱中症対策しました」
冨田有紀選手(福井工大2年) 141=67、74(36、38)

初日の貯金を守って、2位とは2打差をつけての優勝だった。前半を2バーディ、1ダブルボギーのイーブンで折り返し、後半は1バーディ、3ボギーだった。「ダブルボギーはティーショットが曲がりました。今日はピンポジションが難しくて、後半は風が強すぎた。それでも、よく耐えられたと思います」。
冨田選手は1年生で出場した昨年も首位で決勝を迎えたが、後半に熱中症になってしまい、スコアを大きく崩した。その経験を踏まえた今大会。「今年は大丈夫でした。水分をしっかり摂りました」と笑顔で答えてくれた。
宮崎県の日章学園高から福井工大に入って2年目。今年は高校の後輩の吉松鈴梨選手が入学し、堂々の4位タイに入賞。一緒に日本女子学生に挑む。
2位 玉城豪華選手(中部学院大1年) 143=69、74(38、36)

3位 叶結衣選手(朝日大1年) 144=69、75(35、40)

<会場フォト>


















