中部小学生 本戦 成績表、速報記事を掲載しました

2022.07.29

2022年度(第15回)中部小学生ゴルフ大会 本戦

開催日/2022年7月29日(金)

会場/三好カントリー倶楽部(東コース)

 

[成績表]

 

男子(PDF)

 

女子(PDF)

 

 

第15回中部小学生ゴルフ大会
2022年7月29日(金)
会場/三好カントリー倶楽部(東コース) 5735yd、Par72
参加人数/男子29名(うち欠場1名)、女子26名(うち欠場1名)
天候/晴れ

 

男子は加藤金次郎選手(瀬戸市立長根小6年)、

女子は中山愛星選手(名古屋市立小幡北小6年)が優勝

全国小学生へは男子4人、女子3人に出場権。

 

 

小学4年から6年生が対象の中部小学生ゴルフ大会は、第1回から会場となっている愛知県の三好カントリー倶楽部(東コース)で今年も行われた。開催にあたり、抗原検査の実施、マスクの着用など新型コロナウイルス感染防止対策が徹底された。

 

朝から晴れて蒸し暑い一日だった。7時30分にティーオフした選手たちは皆元気いっぱい、大人顔負けのショットを放ち、レベルの高さを感じさせた。

 

今大会も中部アマゴルフ研修会の有志が各組のカート運搬係を担当した。

 

競技はスムーズに進行し、女子の第1組は11時24分にアテスト会場に戻ってきた。

 

その結果、男子は全選手中、ただ1人アンダーパー70でホールアウトした加藤金次郎選手が初優勝、女子は中山愛星(まなほ)選手が77ストロークで2位を1打かわして初優勝した。なお、全国小学生出場権は、男子は上位4人、女子は上位3人が手にした。タイが生じたため、マッチングスコアカード方式で決定した。

◆男子◆ 

(アウトからスタート)
優勝
飛距離が伸びてパーオン率がアップ。
加藤金次郎選手(瀬戸市立長根小6年) 70=35、35

3バーディ、1ボギーでホールアウトし、全選手中ただ1人のアンダーパーをマークした。「前半は5番でバーディでした。後半は13番でボギーにしたけど、14番で52度で打ったセカンドが5センチについてバーディが取れました。最後の18番で8メートルの上りのフックラインが真ん中から入ってバーディになったのが嬉しかった」と振り返った加藤選手。それでも、全体としてはパーオンできたホールが多かったのにバーディを取りそびれたと反省しきり。「カップに届かずショートしたことがよくなかった」と原因もしっかりと分析していた。
昨年の大会に続いて2度目の出場。昨年との違いは「飛距離が伸びたこと」だそうだ。昨年の飛距離は190〜200ヤードだったが、今年は205〜215ヤードまで伸びたことで、2打目でアイアンが使えるようになった。低学年の頃から注目を集めてきた加藤選手がCGA競技で初優勝した。次は日本小学生での優勝が目標となる。

 

2位
清本増人選手(一宮市立向山小6年)  74=38、36

「ショットで3メートルにつけたパッティングが4つくらいあったけど入りませんでした」と反省から入った清本選手だが、バーディを奪った12番は、ラフからフライヤーを計算して、番手を下げて打ち、2メートルにつけたのだ。マネジメントも素晴らしい小学6年生である。「ゴルフって面白そうだなと思って始めた。バーディが取れた時は嬉しい」と言う増人選手の姉は高校2年生の美波さん、兄は中学2年生の清秀さんで、2人ともに2日前の中部ジュニアで日本ジュニア出場権を獲得した実力の持ち主。今年は3人揃って日本の出場権が取れた。毎日一緒の練習にもますます力が入りそうだね。

 

3位
福井誠ノ介選手(東郷町立兵庫小4年)  75=38、37

2番でティーショットを右の林にOBし、このホールをダブルボギーとする。「ちょっとがっかりしたけど、気持ちを切り替えて頑張りました」と福井選手はこの時の気持ちを教えてくれた。その後、5番でバーディを奪い、15番では20ヤードをチップインバーディとした。「今日はショットの精度が良くて、パーオンが15個くらいありました。バーディも逃したけど、練習ラウンドでは84だったから、本番でスコアがまとまって、日本に行けるのが嬉しいです」。ハキハキと元気いっぱいの福井選手は、3歳からゴルフを始めたという小学4年生だ。

 

4位
佐藤遼選手(田原市立田原東部小5年)  76=39、37

4人枠の最後に全国小学生行きの切符を手にしたのが佐藤選手だった。前半に2バーディを奪うも5ボギーもあり3オーバーで折り返したあと、後半は1ボギーで凌いだ。「アイアンショットが悪くてパーオンができなかった。後半のボギーは18番です。第3打が砂地のところで開いて打つのをダフってしまった。去年は雨で86だったから、今日は良かったと思います」。

 

 

◆女子◆ 

(インからスタート)
優勝
「ショットはブン曲がったけど、悪いなりにまとめられました」
中山愛星選手(名古屋市立小幡北小6年)  77=38、39

女子の最終組でホールアウトし、2位に1打差で栄冠を掴んだ。カート係を務めた中部アマゴルフ研修会の山本さんが「難しい7番のショートでバーディ取るなんてうますぎる」と褒めちぎったのだが、7メートルの最後にフックするラインが入ったのだった。「今日のバーディはそれだけで、あとはパーパット入るのに同じ距離のバーディパットが入らなかった。ボギーになったのは、ドライバーもショットもブン曲げてしまったから。よかったのはアプローチで、ドライバーも悪いなりにそこそこだったことです」と、中山選手は悪いながらも優勝できたことを喜んだ。小4から近くの竜泉寺の練習場でコーチについてゴルフを学んでいる。きっかけは、女子プロのかっこいいゴルフをテレビで見てやってみたいと思ったそうだが、姉の凛花さんの影響も大。というのも、姉は2日前におこなれた中部ジュニア女子12歳〜14歳の部で優勝した選手なのだ。

 

2位
宋宜美選手(あま市甚目寺南小6年)  78=41、37

「ショットが右に出たり、アプローチが寄らなかったり、ロングパットの距離感が合わなかったり。バーディも取れなかったし、よくなかった」と残念そうだった宋選手。実は今日の目標は75を切ることだったのだ。一番よかったホールはどこ?と尋ねると、「7番です。パー3で奥からの20ヤードのアプローチが2メートルについてパーが取れたことです」と教えてくれた。ドライバー飛距離は約210ヤード。小さい頃からゴルフはしたことがあったが、本格的に始めたのは2020年9月から、父親に教えてもらっている。「去年は83だったから、それよりよかったのはいいかな」と、ミンジー・リーに憧れる宋選手はようやくにっこりした。

 

3位
寺町美友海選手(豊山町立豊山小5年)  79=41、38

バーディは14番だった。「チャンスホールでバーディが取れたのはよかった。アウトはチャンスがあったけど、今日はパットのタッチが強かったみたいでした。入らなかったし、3パットを2回したことがもったいなかったと思う」と寺町選手。グリーン上ではエイムポイントを使って、ラインを読んでいるという。「中部小学生は去年5位で日本に行けなくてすごく悔しかった。今年は三好の練習も多くして、日本に行けるのでよかったです!!」。ちなみに、寺町選手は今年、世界ジュニアの日本選考会で代表になりサンディエゴへ。実に9アンダーをマークして優勝している。

 

3位
清水莉理選手(いなべ市立員弁東小6年)  79=39、40

清水選手は3位タイの入賞だったが、79のマッチングで、残念ながら全国小学生の切符は取れなかった。

 

全国小学生ゴルフ大会に出場の7人

第15回全国小学生ゴルフ大会は、9月19日(月)に兵庫県の芦屋カンツリー倶楽部で開催される。

 

<会場フォト>