[2011]中部グランドシニア≪記事≫

2011.09.16

imadaDSC06738第40回 中部グランドシニアゴルフ選手権競技
開催日/平成23年9月16日(金)
会 場/葵カントリークラブ
距 離/6277Y PAR72
参加人数/152名
天 候/晴
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今田幸雄選手が中部ミッドシニアに続く、
今季公式競技2勝

厳しい残暑、気象予報では気温予報に熱中症への注意が付け加えられていましたが、やや高台にある葵カントリークラブは、やや強い風が吹くゴルフコンディションの一日でした。
中部グランドシニアは、今年、好調の今田幸雄選手(浜松)が試合前からマークされていましたが、予想通り2オーバーで優勝を飾りました。2位タイに小野田篁選手(豊田)、小出征生選手(南山)が入りました。小野田選手は、14番ショートで風の読みに関して規則違反をとられ無念な2位でした。
今田選手は中部ミッドシニアでも優勝、9月に入って絶好調です。しかも2勝ともエージシュートで勝つという“壮者の力”を見せてくれました。
今回の成績で、11月7・8日(月・火)鹿児島県・南九州カントリークラブで行われる日本グランドシニア選手権に上位17名が出場します。今田選手は、ミッドシニアの「日本」選手権出場の権利もありますが、すでに2005年・第12回大会で優勝しており、今回は日本グランドシニアへ挑戦します。勝てば「日本」のタイトル3勝となり偉大な記録が生まれます。

今田幸雄選手の「日本」タイトル
●1997年・第2回日本ミッドアマチュアゴルフ選手権
熊本空港 221
●2005年・第12回ミッドシニアゴルフ選手権
伊都 147(73 74)

優勝 今田幸雄選手(浜松) 74 ;前列中央
2位 小野田篁選手(豊田) 76 ;前列左
2位 小出征生選手(南山) 76 :前列右
4位 村瀬一夫選手(セントクリーク) 77 :後列右
4位 後藤弥平選手(四日市) 77 :後列中央
4位 清水辰雄選手(葵) 77 :後列左

80歳以上の部
1等 内田嘉韶選手(南山) 84 :写真左
2等 杉本裕選手(富士可児) 88 :写真右
3等 三谷國夫選手(中日) 88

アンダーハンディの部
1等 梅田茂選手(松阪) N66.2 G80
2等 玄海弘選手(能登) N67.5 G82
3等 河野克巳選手(桑名) N68.5 G79

<インタビュー>

エージシュートの陰に、毎日のトレーニングあり
優勝 今田幸雄選手(浜松) 74=40、34

9月上旬にあった中部ミッドシニアに次ぐ優勝、しかも、またまたのエージシュートである。1番Hからのスタートで、まずはバーディを取ったものの、続く2番Hでボギー、5番H(495Y、PAR5)では2打目をグリーン方向を間違えてOBとしダブルボギーするなどで40で前半を終えた。「いやあ、ミスった。後半は30台で回れば、日本には行けるだろう」と、今田選手は優勝よりも日本への出場権狙いでターンしていったのだ。そして、後半、今田選手は11番H、13番H、15番Hと3バーディを奪ったが、18番H(375Y、PAR4)で170Y、砲台グリーンを狙った第2打が届かず、1.5メートルのパーパットをはずしてしまいボギー。74でのホールアウトとなった。「最後のボギーで、ダメだな、と思ったよ。だから、2オーバーで優勝とは!」と感慨深げだった。
それにしても、この夏前からの絶好調は未だ変わることがない。「今年になってお酒を止めた」「シャフトを軽いワクチンに変えた」だけでは、こんなに強さをキープできるわけないと、「何かトレーニングしていますか」と尋ねた。すると、「毎朝、1時間半、犬の散歩がてら歩いてる。それから、腕のグルグル回しを300回、握力を鍛える筋力ばねで左右各1000回握りを毎日やってるだけ」とさらり。なるほど、好調の陰にはやはり、トレーニングという努力があったんだ、と納得。今日で連続6日間のラウンドとなったが、それもなんのその、の体力の持ち主、今田選手。「日本はグランドシニアを取っていないからねえ」と意欲を見せた。

小野田篁選手(豊田) 2位タイ 76=38、38
「前半はティーショットが曲がりすぎて・・・。後半は順調にきてたけど、14番Hでグリーンオーバーしてダブルボギー、その後も16番Hで1ピンから3パットしちゃって」と悔しそう。「今田さんを負かしたかったんだけどね、残念でした」。グランドシニア初参加、ルーキーの69歳。(12月までに誕生日がくる選手は出場できる)

小出征生選手(南山) 2位タイ 76=38、38
ティーショット、パターともに「うまくかみあった」と小出選手。中部グランドシニアには4回目にして、はじめて日本への切符を手に入れた。73歳。

村瀬一夫選手(セントクリーク) 4位タイ 77=39、38
村瀬選手は、73歳という年齢を感じさせない力強いショットを放つ。「今日はパットが悪かったなあ。ショットはよかったですよ」。

後藤弥平選手(四日市) 4位タイ 77=41、36
昨年のこの大会でルーキー優勝した後藤選手は、今年になってはじめての競技参加だ。「体力も落ちているし、年齢通りのグランドシニアには出場していきたい」と語ったが、久しぶりとは思えない、さすがの4位タイだった。

清水辰雄選手(葵) 4位タイ 77=41、36
葵のメンバーになって8年目の清水選手は、「ショット、パットともによかった」と初参加で日本行きを決め、うれしそう。

80歳以上の部
1等 内田嘉韶選手(南山) 84=41、43
「アプローチが難しかった。寄せがうまくいかなくてね、この年になっても、まだまだ練習しなきゃいかんと思ったよ」。
「BOKE」と書かれた石田弘二選手(名古屋)の帽子。「これ、ボケ防止!」なんだよ(^o^) 78=41、37 7位タイ

最年長の85歳、原田義兼選手(名古屋)はエージシュート414回のびっくり爺さん。自分でパソコンにスコアを入力、データ管理はバッチリ。「今日の距離はちょっと長かった。パーオンができなかったから」。