佐々部杯 2R成績表、記事 掲載しました

2019.11.29

2019年度(第41回)佐々部杯ゴルフ選手権競技

 

第2日成績表を掲載しました。こちらからご覧ください。

 

第41回佐々部杯ゴルフ選手権競技
2019年11月28日(木)・29日(金)
会場/三好カントリー倶楽部(西コース)
7330yd、Par72
参加人数/150名(うち欠場10名)
天候/第1日 曇り、第2日 晴れ

 

後半の大混戦、さらにプレーオフを制し、

大学1年の土肥龍星選手(フクイCC)が優勝。

 


前日の曇り空から一転、今日は青空が広がった三好カントリー倶楽部・西コース。朝の気温は3度と真冬並み、冷たい風が上空に常に舞っている状態だったが、日差しの暖かさが寒さを和らげてくれた。

 

第1ラウンドの結果、89ストロークまでの105人(うち棄権9人)が出場した決勝ラウンドは、稀に見る大混戦となった。というのも、ただでさえ難度の高い西コースで、一段と難しさを増したピンポジションと、この冷たい空気である。CGA加盟倶楽部のクラブチャンピオンたちも流石に手を焼いたようである。

 

前半から、選手たちは軒並み、スコアを落としていく。折り返し時点で、初日2オーバーでトップの源野智紀選手(朱鷺の台CC)は前半を3ボギーの39で通算5オーバーとし首位をキープ。2位は、通算7オーバーで中嶋大静選手(芦原GC)、河北実選手(東海CC)、金原誠治朗選手(緑ヶ丘CC)の3人、そこに続いたのが、通算9オーバーで牧野祥大選手(藤原GC)と土肥龍星選手(フクイCC)の2人だった。
ところが、後半になると、いきなり源野選手が大きく乱れ始める。10番(430yd、パー4)、11番(430yd、パー4)を連続ボギーとすると、12番(555yd、パー5)ではダブルボギーを叩き、通算9オーバーまで落としたのだ。この時、前をゆく金原選手と河北選手はともに1つバーディを奪って通算6オーバーとし、首位タイに並んでいた。しかし、その河北選手も途中で足がつるというアクシデントもあり、13番(205yd、パー3)、14番(380yd、パー4)を連続ボギーとするなどスコアを落とす。パーセーブしていた金原選手だが、16番(195yd、パー3)、17番(425yd、パー4)を連続ボギーで通算8オーバーに。最終組3人もスコアを落としており、まさに混沌。

 

勝負の行方を見届けようと、皆は18番グリーンを見守っていた。


最終2つ前の組で、通算9オーバーでやってきたのが土肥選手で、ここをボギーとして通算10オーバー。優勝圏外かと思われた。続いて、最終一つ前で、通算8オーバーの金原選手がピン手前に、通算9オーバーの河北選手がグリーン奥カラーに2オンしたが、金原選手は3パット、河北選手はアプローチがピンを越え池ポチャ、結局2人ともにダブルボギーで通算10オーバーになった金原選手が土肥選手と並んだ。そして、最終組。通算9オーバーで単独首位となった牧野選手と、通算10オーバーの源野選手、中嶋選手が最終18番を迎えた。牧野選手がパーセーブなら優勝という場面だったが、牧野選手はフェアウェイからの第2打を大きく曲げ、池に落としてしまったのだ。それだけではなかった。源野選手も第3打を池に落とした。中島選手は3オンしたものの8メートルほどのパーパットがピンの脇を抜けた途端、かなりオーバーしてしまった。3人ともにまさかの失速で、牧野選手と中嶋選手は12オーバー、源野選手は13オーバーでのフィニッシュとなった。と同時に、通算10オーバーで先に上がった金原選手と土肥選手のプレーオフが決まった瞬間でもあった。

 

ちなみに、18番(470yd、パー4)は三好の西コースでも数々のドラマを演出してきた名物ホールである。そして、今日の設定は、右の池から7ヤード、手前から17ヤードと秋の東海クラシック最終日を上回るようなピンポジションで、出場96人中、バーディは25ヤードのロングパットを沈めた児島達之選手(春日井CC)ただ一人。パーもわずか13人、反対にダブルボギー以上が42人、中には12打も叩いてしまった選手もいた。

プレーオフ第1ホール目は、10番。金原選手は左のファーストカット、土肥選手はフェアウェイへ。第2打、金原選手がグリーン手前のバンカーへ入れたのに対し、土肥選手はピン左15メートルへオンした。第3打、金原選手のバンカーショットはやや短く、ピンまで7メートルほど。そして、土肥選手のバーディパット。ピンに向かっていったボールは惜しくもカップの横にとまったが、タップインでパー。残るは、金原選手のパットだったが、パーパットは決まらず、土肥選手の初優勝となった。

 

◆成績 入賞◆(敬称略)

優勝 土肥龍星(フクイCC・金沢学院大1年) 154=78、76(39、37)
2位 金原誠治朗(緑ヶ丘CC)  154=76、78(39、39)
3位 河北実(東海CC)  155=77、78(38、40)
4位 牧野祥大(藤原CC・いなべ総合高1年)  156=75、81(42、39)
4位 中嶋大静(芦原GC)  156=75、81(40、41)

 

<インタビュー>

 

「去年のリベンジができて、本当に嬉しいデス!!」
優勝
土肥龍星選手(フクイCC・金沢学院大1年) 154=78、76(39、37)


思わぬ形でプレーオフが転がり込んできた。初日は出遅れたが、「首位と4打差だから、今日次第だ」とスタートした。前半、6番をボギーとした後、8番ショートでバンカー右からダフったりでうまくカバーできずダブルボギー。3オーバーとしてしまったが、周りも伸びてないことを聞いて「まだチャンスあるかも」と思った。後半は、13番でボギー、15番でバーディ、16番でボギーとして通算9オーバーとなった時、いい位置にいることを知った。18番で3パットのボギーで通算10オーバーでフィニッシュしたものの、それが首位タイとなり、プレーオフに突入したのだ。
プレーオフの15メートルのロングパットは、偶然にも、本編と同じラインだった。「ラインは読めていて、完璧だったんですけどね」、惜しくも外れたパッティングを振り返った。
実は、土肥選手は昨年の佐々部杯で、織田信亮選手とともに首位タイで迎えた決勝日に崩れてしまい。6位に沈んだ。「すごく悔しくて、今回はリベンジのつもりで来ました。だから、勝てて本当に嬉しい」と達成感をかみしめる。
土肥選手は、練習場を経営していた祖父の影響で、小1からゴルフを始めた。中学、高校では優勝経験はあるが目立たない存在だった。昨年の佐々部杯で、出場していた冨岡宇翔選手(花尾CC、当時、金沢学院大3年)に誘われ、今年、北陸高から金沢学院大へ進学。「大学生になって、自分の時間が作れるようになったので、練習の効率が良くなったし、トレーニングもしっかりやってます。金沢でアパート暮らしだけど、体のことを考えて自炊してます。肉野菜炒めとご飯と味噌汁が多いですけど(笑)」。将来は、今年プロ合格した作田大地先輩のように、プロを目指すと目を輝かせていた。

 

2位
金原誠治朗選手(緑ヶ丘CC)  154=76、78(39、39)

プレーオフは20年ぶりくらいだった。「体力の限界でしたね。昨日は、足がつりそうになったので、今日はテープを貼って対処してきたんですよ。でも、やっぱり、体力が続かなかったかな。もったいなかったのは、最後の18番のダブルボギー。ピンも難しかったけど、3パットしちゃったからね」。戦い終えて、苦笑い、といった様子とはいえ、その笑顔はすっきり爽やかだった。

 

3位 河北実選手(東海CC)  155=77、78(38、40)

 

4位 牧野祥大選手(藤原CC・いなべ総合高1年)  156=75、81(42、39)

 

4位 中嶋大静選手(芦原GC)  156=75、81(40、41)

 

<会場風景 フォトギャラリー>