佐々部杯 2R成績表、速報記事 掲載しました

2021.11.26

2021年度(第42回)佐々部杯ゴルフ選手権競技

開催日/2021年11月25日(木)・26日(金)

会場/春日井カントリークラブ(東コース)

 

第2日成績表(PDF)

 

西陵高3年、湯原光選手(岐阜国際CC)が通算5アンダーで圧勝

2位は56歳、横山浩康選手(ローモンドCC)、通算2オーバー

 

 

第42回佐々部杯ゴルフ選手権競技
2021年11月25日(木)・26日(金)
会場/春日井カントリークラブ(東コース) 6883yd、Par72
参加人数/148名(うち欠場8名)
天候/第1日 晴れ、第2日 晴れのち曇り

 

中部ゴルフ連盟主催競技の2021年度を締めくくる佐々部杯ゴルフ選手権競技がが終了した。
明け方にザーッと雨が降った会場の春日井カントリークラブは晴れたり曇ったりで、とても寒かった。

 

優勝は、初日に4アンダー首位でスタートした西陵高3年の湯原光選手(岐阜国際CC)で、今日も1打スコアを伸ばして通算5アンダー。2位に7打差をつける圧勝だった。

 

湯原選手は、前半3番(498ヤード、パー5)でフェアウェイから2オンに成功、ピン左12メートルのスライスラインを読みきってイーグル奪取。一気に通算6アンダーとする。さらに6番(460ヤード、パー4)で2メートルのバーディパットを沈め通算7アンダーに。しかし、続く7番(182ヤード、パー3)でグリーン右のラフからのアプローチがショートして、パーパットを外してしまいボギー、通算6アンダーで前半を終えた。この時点で、2位は8打差の通算2オーバーで横山浩康選手(ローモンドCC)土肥龍星選手(フクイCC)の2人。横山選手は初日76の11位タイからのスタートだったが、前半を2アンダー34で回った。また土肥選手は初日1オーバー73の3位タイからスタートし前半を1オーバーとした。

 

隙のないゴルフを展開する湯原選手の優勝はほぼ間違い無いと思われ、後半にどこまで伸ばすかに注目が集まった。また、2位以下の入賞者は混戦が予想された。

 

後半に入り、湯原選手のショットが突然不安定になる。10番(362ヤード、パー4)で第1打が大きく右に曲がりボギー、11番(368ヤード、パー4)は「このホールが今日一番の完璧なショットだった」と振り返るほどの出来で4メートルのバーディパットが決まる。すると続く12番(174ヤード、パー3)でボギー、13番(503ヤード、パー5)では狙い通りに攻めて2メートルを沈めバーディ。さらに15番(213ヤード、パー3)では第1打が大きくスライスしてサブグリーンに、そこから寄せきれずボギー、というように目まぐるしい展開となった。後半を1オーバーとして、結局、通算5アンダーでフィニッシュ。2位と7打差の圧勝には変わりはなかった。

 

混戦の2位以下は、後半もイーブンで回った横山選手が通算2オーバー146で2位に、土肥選手は後半を1オーバー37とし、通算3オーバー147で3位だった。また、4位は中田貴之選手(藤岡CC)で通算4オーバー148、5位は椎名将大選手(四日市の里GC)で通算5オーバー149だった。

 

優勝の湯原選手には、CBCテレビからレプリカが贈られた。
また、5位までの選手には、CBCテレビから副賞が贈られた。

 

<インタビュー>

 

優勝
湯原光選手(岐阜国際CC) 139=68、71(34、37)

圧勝したものの、後半にスコアを伸ばしきれなかった。「前半の6番まではショットも良かったけれど、7番のティーショットは、持ち玉のフェードではなく、ドローで打ったのですが、曲がりきらずグリーンの横のラフで止まった。柔らかいアプローチを狙いましたが、ショートした」と湯原選手。どうやら、今日は、フェードとドローを打ち分けながらのプレーだったらしく、「練習でできていても本番で使えないとダメなのでトライしましたが、後半にうまくいかなかったのは課題ですね」と飄々と話した。
パッティングは今年10月に入ってからアームロックに変えてみた。「案外いい感じで、狙ったラインに打ちやすくなりました」と、しっくりきていることを教えてくれた。
中学1年の冬から毎年、CGA強化指定選手に選出され、合宿やトレーニングを続けてきたが、それも来月上旬のラウンド合宿(岐阜関CCで開催)が最後。西陵高卒業後の来春からは東北福祉大学に進学する。強豪ゴルフ部でさらに磨きをかけて強くなる湯原選手に大いに期待したい。


 

2位
横山浩康選手(ローモンドCC) 146=76、70(34、36)

56歳の横山選手が実力を発揮した。スタートホールでボギーをたたいたが、6番(460ヤード、パー4)で177ヤードの第2打、7番アイアンでのショットが直接カップインしイーグル、8番(パー5)もバーディとして前半を34で折り返した。後半は2バーディ2ボギーのイーブンパーで、通算2オーバーの2位に入賞した。「昨日は18番で4パットしてダブルボギーだったからね、今日はまずまずでしょ」と横山選手は笑ったが、70ストロークは今日のベストスコアだ。
今年の横山選手はとにかく強さが際立った。中部から出場権を得た日本の競技で、日本シニア2位タイ、日本ミッドアマ9位タイと両競技で来年のシード権を獲得した。今年の中部インタークラブ本戦でローモンドCCが優勝を逃し、2位になった時、「連覇できるチャンスだった。優勝じゃなければ意味がない」と悔しがったのが印象的だった。誰よりもゴルフが好きで負けず嫌い、誰よりも練習熱心。「今年はいいことがたくさんありました」と締めくくった横山選手、来年の活躍も楽しみにしています!!

 

3位
土肥龍星選手(フクイCC)  ,147=73、74(37、37)

ディフェンディングチャンピオンの土肥選手は、思うように伸ばせず3位に終わった。「1番でOBを打ってダブルボギー、バーディは一つ。後半は3つのボギーのあと、16番、17番で連続バーディ取れました」。金沢学院大3年。

 

4位
中田貴之選手(藤岡CC)  148=75、73(36、37)

3バーディ、4ボギーだった。「今日はショットが安定していました。大学(愛工大)の先輩と一緒の組で楽しんで回れたのがよかったと思います」と中田選手。その先輩、早川直希選手(スリーレイクスCC)とは5つ違いの40歳。「今日すごかったのは、16番、17番を僕と、先輩、そして椎名選手の3人が連続バーディだったんですよ。すごく盛り上がりました」。

 

5位
椎名将大選手(四日市の里GC)  149=75、74(38、38)

前半を2バーディ、4ボギー、後半は中田選手が盛り上がったという16番、17番の連続バーディと2ボギーだった。日大1年。

 

<会場風景フォト>