日本アマチュア 第2ラウンド(CGA強化指定選手 報告)

2021.07.01

2021年度(第105回)日本アマチュアゴルフ選手権は30日、茨城県坂東市の大利根カントリークラブ・西コースで第2ラウンドを行った。

4アンダーパーで首位タイスタートの出利葉太一郎(筑紫ヶ丘GC)が、4連続を含む6バーディ・1ボギーの67をマークして通算9アンダーパーでホールアウト。その出利葉を追ったのが、世界アマチュアゴルフランキング1位のJGAナショナルチームメンバー、中島啓太(那須小川GC)。イーブンパーの32位タイで第1ラウンドを終えた中島は、1イーグル・8バーディ・1ボギーの驚異的な追い上げを見せ、大利根カントリークラブ・西コースのコースレコードを塗り替える63を叩き出し、出利葉と捉え首位タイに大きく順位を上げた。

 

湯原光(岐阜国際CC)142ストローク(72・70) 22位タイ
4バーディ・2ボギー 2アンダーパー70
湯原光は、第2ラウンドを4バーディ・2ボギーの2アンダーパー70で回り、通算2アンダーパーで予選通過を確実にした。「ピンポジションは昨日に比べたら難しくなかった」が、「自分のラインの読みが違ったり、思ったところに打てなかったり」してパットが入らなかった。ショットの調子は悪くないようなので、パッティングさえ決まってくれば3日目以降の浮上も期待できる。「とりあえず予選通過できたのでよかった。明日は60台を目指して頑張っていきたい」とさらなる上位進出を狙う。

 

益田航(JGAジュニア会員)147ストローク(68・79) 67位タイ(カット)
5ボギー・1ダブルボギー 7オーバーパー79
日本アマチュアゴルフ選手権初出場ながら、第1ラウンドを4アンダーパーの首位タイで終えた益田航。「大利根カントリークラブ・西コースの攻略は、フェアウェイキープと手前からの攻め」と第2ラウンドに向けた作戦を話してくれたが、この日は昨日とは一転、ティーショットでフェアウェイを捉えられず、終始苦しいゴルフを強いられてしまった。前半で5番のダブルボギーなど4つスコアを落とすと、後半も3ボギーを喫し、まさかの79。「ティーショットが悪すぎました。すべてが上手くいかなくて…」と、悔しさを滲ませる。「2日間とも決してショットの調子が良いわけではありませんでした。それよりもメンタルの弱さが自分の課題だと気づかされました」と、首位タイからカットに終わってしまった2日間を振り返った。

記事・写真提供/(公財)日本ゴルフ協会