[2012]中部オープン本戦(第2日成績表、記事、第3日スタート表)

2012.08.30

第42回 中部オープンゴルフ選手権競技 (第2日)

開催日/平成24年8月29日(水)~31日(金)
会場/南山カントリークラブ
参加人数/プロ109名 アマ39名
距離/7051ヤード PAR72
天候/晴れ一時雷雨(14時20分雷雲接近のため中断。15時再開)

第2日成績表・・・・・button_report_result

第3日スタート表・・・・・button_report_start


【第2日】

好スコアで日替わり首位の様相。

清水プロ、小野田アマ12アンダーでタイ



DSC01174-2第2日は、じりじりと太陽が照りつける午前と打って変わって、西の空に不気味な雨雲。南山上空をそれるかと思いきや、午後2時頃に雷とともにスコールの様な雨が降り試合中断。3時には再開しましたが各選手にどのような影響を与えたか、これも明暗を分けたとなるとゴルフ競技はメンタルで非情なスポーツです。

第1日トップが64(-8)、第2日はどこまで伸びるか、興味の的がスコアに注がれました。結果、65で回った清水正貴選手(タートルエース)とアマチュアの小野田享也選手(グランディ浜名湖)がトップタイ。通算132、12アンダーで明日の決勝を迎えることになりました。3位には安定したゴルフを続ける森本雄選手(フリー)が1打差で首位に密着しています。昨日、トップの近藤啓介選手(南山)は4位タイに後退。アマチュアコースレコードを出した黒宮幹仁選手(ライオンズ・日大3年)は10位タイ。代って頭角を現してきたのが高山準平選手(TOSHIN)は3年ぶりの出場で4位タイ(134)、もしかしたらの期待の声もかかっています。しかし、6位に富田雅哉選手(瑞陵)、8位タイに沢田尚選手(マーシフルハート)が着実に順位を上げています。ハイスコアのしのぎ合いですから、首位と5打差までは優勝の可能性を秘めています。DSC01187-1
第3日決勝は、146ストローク、65位タイ・81名(内アマチュア14名)で争われます。


インタビューhirosesann

DSC01190-1ウエイティングからの出場で、12アンダー首位に立つ
清水正貴プロ 132=67、65(33、32) 1位タイ
7バーディ。昨日に続くノーボギーの、素晴らしいスコアをたたき出した清水プロ。「今日もあまり危ないホールはなかった。17番Hでの2メートルパーパットが一番あやしかった」と言う。「あせらずに、冷静にジャッジしようと回りました」とも。
清水プロは、中部オープンでは毎年上位に顔を出している。ところが、今回の中部オープン愛知地区予選ではマッチングで出場権を落としてしまっていたのだ。本戦ぎりぎりで欠場者が出て、ラッキーにも繰り上げ出場が決まった。引き(!)のいい今大会。その運の強さを存分に発揮してほしい。


DSC01201-1今年の中部アマチャンピオンが、優勝を狙う
小野田享也選手(グランディ浜名湖、日大3年) 132=67、65(31、34) 1位タイ
6番Hで1イーグルのほかに7バーディ2ボギーの好調ゴルフを展開した。「昨日よりも今日の方がいい感じでした。でも、18番Hで3メートルちょっとが入らなかったんです。あと一つでコースレコードだった。惜しかったなあ」いつものように穏やかに話す小野田選手は、そのおっとりした雰囲気からは想像できない強い心を持っているのだと思う。2日間をこのスコアで回るアマチュアは、プロにとっても脅威となるはず。日本オープン出場を狙う小野田選手、現在、JGAアマチュアランキング男子19位。


DSC01209-1今年で3年連続最終組となる、通算11アンダー
森本雄プロ(フリー) 133=65、68(34、34) 3位
6バーディ2ボギーと今日も「調子は悪くない」ゴルフだった。11番Hのボギーは、土砂降りのグリーンで3パットしてしまったのだが、15番Hでトラブルの末、15ヤード手前からの第4打が直接カップインするという「奇跡的なパー」もあった。「今年はたくさんの競技に出ないで、練習に時間を費やしてきた。アプローチやパターの練習、そして、ゲームマネージメントも」と森本選手。「ミスしてもチャンスにつけられるようなショットの組み立て、安全に回る意識をしてます」。プロ3年目の21歳は、大人のゴルフを狙っている。「そろそろ勝たないと、チャンスがなくなっちゃうから。明日はてっぺんを目指します」。


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通算10アンダー4位タイに二人
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高山準平プロ(TOSHIN) 134=69、65(34、31)
7バーディを奪う会心プレーでホールアウト。「今日は早いスタートだったこともあって、気分良く回ってきた。いいイメージでした」。3年前の中部オープンでチャンピオンとなった高山プロが、久しぶりに帰ってきた。昨年のQTでファイナルに残れなかったため、今年は競技出場がめっきり減った。だから、この中部オープンも昨日は「少し不安だった」のだとか。だが、「昨日の感触がよかったんで、今日もやれた。明日も伸ばします」力強い言葉で、明日を見据えた。


DSC01192-1近藤啓介プロ(南山) 134=64、70(35、35)
昨日、コースレコードタイの64で首位に立った近藤プロだったが、「今日は昨日と別人みたい」と自分を表現。「ショットもパットも悪くて」2アンダーにとどまり、通算10アンダーで決勝を迎える。


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DSC01202-1中学2年の最年少出場、1アンダーで堂々の予選通過
岡崎錬選手(中部日本パブ、美濃加茂西中2年) 143=71、72(37、35) 35位タイ
小野田選手と同組で2日間を回った錬君は、「すごく勉強になりました。小野田さんはグリーンを外さない」。まだまだ小ぶりな錬君だが、アプローチのうまさは大人にも負けないものがある。決勝に残った14人の一人として、明日は大いにプロを驚かせてね。


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DSC01199-1今日もホールインワン、4番ホールで2人の達成者
住田安朗プロ(タカラゴルフプラザ) 152=75、77(37、40)114位タイ
プロ17年、人生47年で初めてのホールインワンだった。コブラのユーティリティ4番、スリクソンのボール。ピンにまっすぐ飛んだボールはピン手前1.5メートルにボールマークを残して、カップに吸い込まれた。「運のいいボーは、そのまま使うのがよかったらしい。エースの後、大事にとっておこうとしまっちゃったんだよね」。


DSC01204-1光田智輝選手(明智、美濃加茂高2年) 146=75、71(35、36) 65位タイ
光田選手も初めてのホールインワンだった。ミズノの5番アイアンでナイスショットしたスリクソンのボールは、ピンの手前3メートルから転がって入った。「見えてました。ビックリした」という光田選手は、初めての中部オープン出場。スコアも通算2オーバーとして、決勝進出を果たせた。