[2012]中部グランドシニア(成績表・記事)

2012.09.14

第41回 中部グランドシニアゴルフ選手権競技

開催日/平成24年9月14日(金)
会場/岐阜カンツリー倶楽部
参加人数/178名
距離/6229ヤード PAR72
天候/晴れ・にわか雨

成績表・・・・・button_report_result


今田選手(浜松)2連覇を、68のエージシュートで飾る

DSC01400-1初秋というのに、17日が敬老の祝日というのに、178名という大勢の選手がエントリーされているのに、いい成績で自分の敬老を祝おうと、心密かに闘志を燃やしていた人も少なくないのに・・・。
それなのに、なんと無情な天気でしょうか。午前と午後の2度にわたる雨による試合中断が選手たちを振り回しました。


そんな天候波乱の中で、今田幸雄選手(浜松)が4アンダーという驚異のスコアで、2位に5打差をつけて優勝しました。しかも競技で35回目のエージシュート達成の優勝です。今日のグリーンは「ものすごく速い」と和合の名手・石田弘二選手も手を焼いたのに、今田選手は「私のゴルフ人生の中で、記憶に残るゲームの一つと言える素晴らしいゴルフが出来た」と、ご満悦でした。今年75歳、年齢より7打も少ないエージシュートに脱帽するしかありません。おめでとうございます。
2位はアウト1組目の1番でスタートした大島政務選手(さなげ)が73で回り、7組あとの今田選手の結果を待ちましたが届きませんでした。

さて雨による中断をもう少し説明すると、第1回目は午前11時25分、熱帯性の豪雨で午後13時00分に再開。2回目は午後4時35分、今度は雷雨による中断です。再開は5時10分、日没まで1時間しかありませんでしたが、無事に全員ホールアウトしました。それも2回目の中断時に35名(内5名は1回目に棄権)が棄権を意思表示したからのことでした。
1回目の中断の時には倶楽部の会議室で、競技委員の緊急会議が始まりました。今日中に全員ホールアウトできない場合はどうするか。サスペンデッドによる後日持ち越しも視野にいれた対策が立てられました。

また、この競技には80歳以上が9人出場。ホームコースから90歳の安田義郎選手も健闘しましたが、競技の2度目の中断で8Hリタイヤ、あと少しでホールアウトできただけに残念でした。

なお、この結果、上位17名が11月5日(月)・6日(火)に徳島カントリー倶楽部で行われる日本グランドシニアゴルフ選手権競技に出場します。

[成績]
1位 今田幸雄◎(浜松)68(33 35)
2位 大嶋政務◎(さなげ)73(37 36)
3位 安藤勤◎(名倉)74(37 37)
3位 幸村淳次◎(セントクリーク)74(38 36)
5位 柴田豊◎(ロイヤル)75(39 36)
5位 深田利幸◎(笹戸)75(39 36)

~80歳代の部~
1等 内田嘉韶(南山)83(43 40)
2等 清澤佐市(笹平)87(44 43)
3等 鵜飼道和(ボゥヴェール)89(48 4 1)

=エージシュート達成=
今田幸雄(浜松)75歳 =68(33 35)
幸村淳次(セントクリーク)74歳 =74(38 36)
新美金八(ローモンド)77歳 =77(41 36)


<インタビュー>hirosesann

35回目の競技エージシュートで連覇
今田幸雄選手(浜松) 68=33、35(写真左)
DSC01407-19番H(340Y、パー4)で、右フェアウェイからの第2打をピン左2メートルにピタリとつけ、グリーンに上がってきた今田選手は、惜しくもバーディパットを外したが、この時点で3アンダー。後半に入り、10番H(502Y、パー5)でバーディを奪って、4アンダーとした後、第1回目の中断となった。そして、再開後の14番H(172Y、パー3)でバーディを決めて5アンダーまで伸ばしたが、最終18番H(331Y、パー4)でボギーとし、4アンダーでホールアウトした。
「今日はアイアンがよくて、ほぼ全部ピンに絡んでくれたよ。1メートルちょっとのパットは全部入ったし、何より3パットがなかった。こんな素晴らしいゴルフは今までにないくらい。間違いなくトップ10に入るね。」と今田選手は今日のゴルフをベタ褒めた。それにしても、先週の中部ミッドシニアの2日間もエージシュートしたばかり。競技のラウンドしか数字に入れていないというのに、これで35回目となった。とりわけ、去年18回目となるエージシュートからの量産具合には仲間たちも驚くばかり。さらに今日のグリーンは素晴らしい仕上がり、10フィートはあろうかという速さをものともせず、パットを決めていく姿に、同組の選手たちは「ショットもアプローチもパットも3拍子揃ってた。完璧だった」「もう、脱帽です」「ものすごい先輩です」などなど、称賛の声があちらからこちらから。
昨年に続く中部グランドシニア連覇を達成し、11月は5,6日に日本グランドシニア、7~9日に日本シニアに出場、5日間連続の競技でビッグタイトルを狙いに行く。


2度の中断にめげず、3位タイ
幸村淳次選手(セントクリーク) 74=38、36
komuraDSC01434「最初の中断は5番Hで、その時で3オーバーだったんだけど、再開してから調子が戻ってきて、後半はパープレーでこれた。エージシュートは数えてないけど、年間にしたら30くらいはしているかも。病気で手術したりしましたが、また、こうやってゴルフができてうれしい」。


「坂井プロに感謝」5位タイ
深田利幸選手(笹戸) 75=39、36
fukadaDSC01435「まぐれですよ」と開口一番。「ここはインの方が難しいし、ホームの笹戸でパターとアプローチを集中的に練習してきました。中断までは1アンダーだったけど、再開した18番Hグリーンで3パットしてイーブンになってからは、3パットが出ちゃいました」と深田選手は振り返った。これまで、日本シニアに2回、日本ミッドシニアにも2回出場したが、日本グランドシニアには行けていなかった。「だから、どうしても行ってみたくて、この4月から、坂井(初敏)プロに月に2回程レッスンしてもらっていました。結果が出せて、よかったです」。


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80歳代の部に9人出場

最年長は90歳
安田義郎選手(岐阜)
yasudaDSC01376歩き方もスイングも話し方も、どこから見ても90歳には見えない。なにせ、中部グランドシニアにもう20年も出場しているのだから、「素晴らしい」としか言葉が見つからない。でも、本人はいたって普通で「トレーニングって言っても、市の介護予防のトレーニングを体育館でやっていて、そこでランニングマシーンとかしているくらい。ゴルフは月に5回くらいかなあ」とニコニコ。来年会いましょうの声には、「今年で終わりにしようと思ってたけど、元気なら来るよ」。どうぞ、肉系食事をいっぱい摂って、細胞を元気にしてくださいね。

~80歳代の部~
1等 内田嘉韶選手(南山) 83(43 40)
「昨年の葵に続いての受賞、大変光栄に思っています。これからも続けられるだけ、がんばっていこうと思います」。2度の中断も、棄権することなく、完走した内田選手。エージシュートには3打足りなかったが、悪天候の中、ナイスプレーに拍手。

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日本グランドシニアへの出場権を獲得した選手(敬称略)
今田幸雄、大嶋政務、安藤勤、幸村淳次、柴田豊、深田利幸、後藤弥平、仲正義、河野克巳、山川敬止、新美金八、西村衛、植松有郷、下尾佳宏、松田年武、吉川廣司、太田秀美