[2012]中部シニア(本戦第1日/記事)

2012.07.11

第46回 中部シニアゴルフ選手権競技(第1日)

開催日/平成24年7月11日(水)、12日(木)
会場/岐阜関カントリー倶楽部(東コース)
距離 6625ヤード PAR72
参加人数 156名
天候(第1日)曇り一時雨

第1日
スタート表・・・ button_report_start
成績表 ・・・・ button_report_result


【第1日】

首位はルーキーの藤井選手(桑名)

スコア70台が78人の混戦状態に

第46回中部シニアゴルフ選手権は、岐阜DSC00085-1関カントリー倶楽部(東コース)で開幕しました。中部で最も歴史ある競技として、今回は地区予選から総参加者数441人(愛知146人、岐阜165人、三重114人、北陸38人)と盛り上がりをみせ、その地区予選で出場権を得た163人のうち156人が参加。中部シニアの頂点とともに、日本シニアゴルフ選手権(11月7~9日、徳島県・Jクラシックゴルフクラブ)への出場権獲得の上位16人をめざします。会場の岐阜関CCは今年開催の「ぎふ清流国体」成年男子・少年男子ゴルフ競技が行われます。

第1日の天候は曇りがちで、午後にはひと雨がありましたが、それを忘れさせるような気迫あるプレー、熟練した技がみられました。成績結果として、アンダーパーの選手はいなかったが、70台のスコアでホールアウトした選手が78人と続出し、第2日の最終ラウンドに臨むことができる選手のカットラインは81ストロークまでの110人となりました。
イーブンパーのスコア72で首位に立ったのは藤井広文選手(桑名)で、今年から中部シニアに参加したルーキー。1打差の73で2位に付けたのは青木孝弘選手(岐阜稲口)で、年齢が65歳ですが、本戦へは初参加での好スタート。スコア74、75がそれぞれ7人、76が14人と続くなど、誰もが上位16人を狙える混戦状態であり、最終ラウンドは激しい戦いが予想されます。


hirosesann<<インタビュー>>

DSC00142-fuzii「久々に、パターの女神さんがおりましたわ」
藤井広文選手(桑名) 1位 72=38、34
初日をトップで飛び出した藤井選手は、シニアルーキー55歳(1957年生)。前半を3ボギー1バーディの38としたが、後半に2バーディ34をマークして、イーブンパー72でホールアウトした。「今日は、ワンピンくらいのパターがよく入ってくれました。久々にパターの女神さんがおりてくれましたよ」とニコニコ。今年からシニア入りということで、競技の種類も一気に増えた。「忙しいけど、シニアの競技に出られるのはとても楽しみ」。すでに、日本スポーツマスターズの三重県代表となっているほか、今月初めに開催されたファンケルプロツアーの予選で、本戦への切符を手に入れている。8月には日本シニアオープンの予選会にも挑戦する予定だが、「まずは、明日もう一日がんばって、日本シニアの切符を手にしたい」。


DSC00144-aoki「初参加で、上出来です」
青木孝弘選手(岐阜稲口) 2位 73=39、34
「無我夢中でやってました」と青木選手。インからのスタートで、10番H、12番H、18番Hでバーディ、14番Hをボギーとしたが34の好スコアで折り返した。後半に入り、「プレッシャーがかかってしまった」と振り返ったが、ダブルボギーとボギーを一つずつ出して39とした。「全体にはパターがよかったかな。岐阜での地区予選はぎりぎりで通ってきたことを思うと、今日は上出来ですよ」。ゴルフ歴は35年になるが、今年の3月に仕事を引退して、ようやく競技にも本腰を入れられるようになった65歳。中部シニア初出場で、大きなタイトルを狙っていく。
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地区予選を通過して本戦に参加した70歳代は8人。

DSC00137-yamamoto最年長は、77歳のベテラン。
山本英弥選手(知多) 79位タイ 80=39、41
「16番HでOBを出しちゃった。それに、今日はグリーンがうまく読めなかった。ラインがあわなかったよ」といくつかのパーを逃したことを悔んだ。山本選手は最年長とはいえ、日本ミッドシニア、日本グランドシニアをはじめ数々のタイトルをもつベテランである。堂々、明日の決勝ラウンドへの進出を果たした。

DSC00106-imada75歳、エージシュートに1打足らず
今田幸雄選手(浜松)[写真右] 17位タイ 76=38、38
前半9番Hでボギーをたたいて2オーバーで折り返した今田選手は、後半でも最終の18番Hでボギーとしてしまい、76でのホールアウト。「ひそかに狙ってたけど、やっぱり緊張するのかなあ」と、1打足りなかったスコアにがっかりの様子だった。昨年の中部ミッドシニア、グランドシニアと2冠、エージシュートもこの1年で10回程達成し、現在は31回で記録を更新中。明日の決勝での32回目に、大いに期待したい。
DSC00147-kasu kurihara66歳の春日井修選手(ニューキャピタル:写真左)は10位タイの75、栗原荘太郎選手(岐阜国際:写真右)は17位タイの76で1日目を終えた。ともに、今年の日本スポーツマスターズ岐阜県代表に選ばれている。春日井選手は「腰痛が出てますが、明日もなんとかなるでしょう」、栗原選手は「ドライバーは絶好調だったけど、アイアンとパターがね。明日が雨でもいいよ、きらいじゃないから」