[2012]中部ミッドシニア・第1日成績表・記事、第2日スタート表

2012.09.06

第19回 中部ミッドシニアゴルフ選手権競技

開催日/平成24年9月6日(木)・7日(金)
会場/春日井カントリークラブ(西コース)
参加人数/159名
距離/6482ヤード PAR72
天候/晴れ

第1日成績表・・・・・button_report_result

第2日スタート表・・・・・button_report_start


【第1日】

元気印65歳以上が159名参加。

大久保選手(スリーレイクス)がトップ



DSC01283-165歳以上のゴルファーが競うミッドシニアは、シニアの時代から競技に慣れ親しんでいる選手が多く、試合の緊張感が漂う中でもホールアウトすると、お互いが相手の手の内を知るだけに、ジョークが飛び交い、キツイ会話も笑って聞き流す、和気あいあいの雰囲気を楽しませてくれる競技です。
そんな中で第1日、トップに躍り出たのは67歳で出場2回目の大久保広行選手(スリーレイクス)。途中戦況ではインスタート3組目、浜島巌選手(貞宝)が1アンダーでホールアウト。しかし後続組が伸び悩んでいたので「今日のトップは、浜島で決まり」と思いきや最終組、最後の最後のリーディングボードに大久保選手2アンダーが表示されると、一瞬、場内にどよめきが起こりました。
大久保選手は、ドライバーが絶好調、見事な2アンダーです。
天候は、晴れ。しかしいつまでも暑い今年の夏。とくに今日は湿度が高く、ボールの飛びも重い、27位に入った松本勝治選手(信州伊那国際)は、「いつも海抜800Mのところで楽しんでいるけれど、これほどボールが飛ばない感触を味わったのは初めて」と、暑さと、湿度の闘いを嘆いていました。
ディフェンディングチャンピオンの今田幸雄選手(浜松)は、スコア75・9位タイでホールアウト。本人の公式競技33回目のエージシュート達成でしたが、喜びはいまいち。もっと良いスコアを期待していたようです。
全体にスコアの伸び悩みは、夏独特の“重い”グリーンにあったようです。


第2日はカットライン84、103名で決勝が争われますが、波乱含みの様相です。
なお本大会の上位19名には、11月5・6日(月・火)に徳島県・タカガワ東徳島GCで行われる日本ミッドシニアゴルフ選手権競技の出場資格が与えられます。


<インタビュー>hirosesann

1位
「ドライバーがまっすぐいってくれました」
大久保広行選手(スリーレイクス) 70=37、33

DSC01331-1 最終組でプレーした大久保選手が第1日の首位に躍り出た。5バーディ3ボギーで、15番H(386Y パー4)から鮮やかに3連続バーディ。17番H(189Y、パー3)では第1打がスプリンクラーにあたって大きく跳ね上がり、グリーン奥に行ってしまったが、15ヤード程をチップインするラッキーなバーディであった。「今日はドライバーがまっすぐいってくれて、よかったです。前半は打ちきれなかったんですが、後半よくて、スコアになりました」。67歳、ミッドシニアは2回目の出場。ゴルフを始めて約30年、決勝の最終組を初めて経験する。


2位
2年ぶりの競技出場。3連続バーディで波に乗った
浜島巌選手(貞宝) 71=35、36
DSC01315-1 インからのスタートで10番H(362Y、パー4)を4メートル、11番H(341Y、パー4)を1メートル、12番H(475Y、パー5)を20センチにつけ、3連続バーディでスタートした。「これはいけると思ったんだけど、4番、5番はボギーにしちゃった」と浜島選手は振り返ったが、気分良くスタートしたことには確かで、1アンダーでホールアウトした。

貞宝の浜島といえば、知る人ぞ知る強い選手。優勝経験も多々あり、息が長い選手だが、2年前に突発性めまい症候群を患い、昨年は脊柱管狭窄症と立て続けに病を患ってしまい、しばらくゴルフを休憩することになった。プールストレッチなどを続けることでゴルフを再開したのが今年。この大会も2年ぶりとなる。「今日のトップは嬉しいけどね、実はね」と、今年の中部日本パブミッドアマで、初日トップを取るも2日目の途中で熱中症に倒れたことを教えてくれた。「明日は、そうならないように、気をつけて、がんばりますわ」。


3位
「楽しくできたのが何よりでした」
飯塚登代治選手(春日井) 72=35、37
DSC01318-1 「一緒に回った方たちが楽しくて、それがスコアメイクの一番だったかも」と飯塚選手。「ティーショットはいつもより良かったし、パターでくずれることもなかった。パーオンできてたんで、パターが入っていれば、バーディがもう少し取れたかもしれないけどね、今日は十分です」。2バーディ2ボギーのイーブンパー、ホームコースの強みを生かして、明日に臨む。


4位タイ
西原清二選手(岐阜関) 73=34、39
DSC01320-1アウトからのスタートで、16番Hを終えて、3アンダーに伸ばしていた西原選手だったが、17番H(189Y、パー3)で「チーピンして」ダブルボギー、続く18番H(406 Y、パー4)では2メートルを外してしまいボギーとし、1オーバーフィニッシュ。「最後は足腰がふらふらになっちゃって・・・」と体力不足を嘆いたが、実は西原選手は来週心臓の検査をするのだとか。無理をしすぎることなく、明日はベストを尽くされますように。


4位タイ
山川敬止選手(西日本セブンスリー) 73=38、35
(写真右、左は松本勝治さん(信州伊那国際))
DSC01322-1 病を経験、克服した選手が驚くほど多いミッドシニアの出場選手たち。2010年にミッドシニア優勝の山川選手もその一人で、今年2月に大腸腫瘍の手術をし、5月10日からようやくクラブを握ったばかりだという。「今年からグランドシニアになるので、一度しっかり検査しておこうとドッグに入ったら、見つかったんだけど、結果的にはよかった。ゴルフ続けられてますからね」。ゴルフがあるから、元気でいたい。ゴルフがあるから、元気になれる。



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33回目のエージシュート達成。昨年の覇者は好位置に
今田幸雄選手(浜松) 75=37 、38 9位タイ
DSC01327-1出場年齢でいえば、2番目となる75歳の今田選手は、昨年の中部ミッドシニアと中部グランドシニアの2冠達成したディフェンディング チャンピオン。その勢いは今年も健在で、夏に行われた中部シニアで見事に日本シニアの出場権を獲得している。そして、今回、連覇に向けての出場だが、「よくなかったよ、ボギーが多い」としょんぼり語ったスコアが75で、堂々のエージシュート達成なのだ。今田選手にとっては、エージシュートよりも、プレーの内容が一番であり、目指すはトップなのだろうな。明日の追い上げが楽しみである。


最年長は、やはりこの人!
山本英弥選手(知多) 78=39、39 27位タイ
DSC01326-177歳、今大会の最年長の山本選手は、「今日は6ボギーで、バーディなし。ドライバーがあってなくて、飛ばないんだよ」と、目下、新しいドライバーを探しているところなのだとか。過去に、日本ミッドシニアも日本グランドシニアも優勝経験のある大ベテラン、余裕の予選通過となった。。