[2013]中部シニアオープン・第2日成績表・記事

2013.10.17

平成25年度
第13回 中部シニアオープンゴルフ選手権競技(本戦)

開催日/平成25年10月16日、17日(水・木)
会場 /明智ゴルフ倶楽部(東コース)
距離/6691ヤード PAR72
参加人数/145名(プロ55名、アマ90名 うち欠場25名)
天候/(第1日)曇りのち晴れ、(第2日)晴れ

第2日成績表・・・・・button_report_result


【第2日】

伊藤正己プロが通算5アンダー。

2位に8打差をつけ、4年ぶり2度目の優勝

東海地方は今年一番の冷え込みを記録。標高600メートルに位置する明智GCでは、スタート時間の7時半の気温が10℃以下で、涼しさを超えて寒いほどでした。しかし、日中は秋晴れの陽射し暖かく、風も昨日ほどではなかったため、選手たちの意気込みもかなり高まっていたようでした。
試合は、第1日に1アンダーで首位に立った伊藤正己プロ(明智)を中心に展開。前半を終えて、伊藤プロが通算2アンダーで首位をキープ、2位は通算2オーバーで荒木東海男プロ(S・Kゴルフセンター)馬渕武将プロ(フリー)、3位に通算3オーバーで野口裕樹夫プロ(ISPS)鈴木光治プロ(フリー)が続いていました。
後半に入り、伊藤プロが、10番Hから12番Hまで3連続バーディを奪って、通算5アンダーにのばした時点で、試合は“一人旅”状態に。その後、16番Hでバーディを決めて通算6アンダーとしましたが、最終18番Hで50センチのパーパットをはずしたものの、通算5オーバーでフィニッシュ。2009年第9回大会以来4年ぶり2度目の総合優勝を果たしました。
部門賞はアマチュア60歳以上の部田中鋭郎選手(富士可児)アマチュア50歳代の部・小野充雄選手(名古屋)プロ60歳以上の部は野口裕樹夫プロがそれぞれ獲得しました。
また、3番H(195Y、パー3)で木村和祥選手(鈴鹿)ホールインワンを達成しました。


<< 入賞者 >>

総合の部

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優勝   伊藤正己(明智) 139=71、68
2位   鈴木光治(フリー) 147=73、74
3位タイ 野口裕樹夫(ISPS) 148=74、74
3位タイ 荒木東海男(S・Kゴルフセンター) 148=72、76
5位タイ 松井角次(津C) 149=77、72
5位タイ 林照康(㈱ウイル・ビー) 149=75、74
5位タイ 高阪喜久(四日市の里) 149=74、75

アマチュア60歳以上の部

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優勝 田中鋭郎(富士可児) 154=77、77
2位 春日井修(ニューキャピタル) 158=79、79
3位 中村行宏(名古屋) 159=75、84

アマチュア50歳代の部

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優勝  小野充雄(名古屋) 152=74、78
2位   佐々木清士(グランディ浜名湖) 153=81、72
3位タイ 小澤啓二(岐阜関) 154=80、74
3位タイ 佐々木一光(明智) 154=75、79

プロ60歳以上の部

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優勝   野口裕樹夫(ISPS) 148=74、74
2位タイ 出口栄太郎(鈴峰)  150=77、73
2位タイ 中村彰男(フリー)  150=74、76

ベストスコア賞
第1日 71 伊藤正己(明智)
第2日 68 伊藤正己(明智)

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<インタビュー>hirosesann

総合優勝
”所属”のプレッシャーを跳ね返し、 8打差をつけて圧勝
伊藤正己プロ(明智) 139=71、68(35、33)

th_DSC_9992s itoPGAシニアツアーで2006年から8年間、連続してシード権を持ち続ける中部ナンバーワンのシニアゴルファーである伊藤プロにとって、自分の庭ともいえる明智GCでの開催は、プレッシャーがかからないわけがない。周囲からの期待を一身に受けての2日間であった。初日を1アンダーで首位で回り、第2日の今日は最終組でのスタート。1番H(545Y、パー5)をバーディ発進し、波に乗るかと思われたが、3番H(195Y、パー3)で50センチのパーパットをはずしボギーとした。ここで、伊藤プロは「ああ、これでは危ないな」と気持ちを引き締めたと言う。「あのボギーは、かえってよかったのかもしれない」とも。その後は、慎重に落ち着いてプレーを続け、前半を35、通算2アンダーで首位をキープした。後半に入って、3連続バーディを含む4バーディで他を寄せ付けない強さを発揮した。通算6アンダーでホールアウトできるかと思った18番H(395Y、パー4)でまたも50センチをはずしボギーとしたのは残念だったが、「嬉しくて、バンザイをしようと考えながら打ったら、外してしまった。軽卒プレーが出ちゃいましたね」と苦笑い。それでも、2位とは8打差であった。「12番Hが終わって、5アンダーになった時に、多分いけるだろう。後はパーキープしておこうと思ったんだけど、逆に13番H、14番Hは守ろうとして緊張しましたね。特にティーショット。で,そこを抜けたら気楽になった」と振り返った。
「コースのことはよく知ってますから、グリーンの癖もわかっているし。優勝しなきゃ、と張り切って臨みました。勝てて、ほんとによかったですわ」心底ホッとしたといった様子の伊藤プロ。優勝の感激もそこそこに、セントレアから夕方の便で九州入り。明日からの九州シニア(佐世保CCで開催)に出場する。


アマチュア60歳以上の部
優勝
「今日はショットが素晴らしく良かった」
田中鋭郎選手(富士可児) 154=154=77、77(36、41) 総合19位タイ

th_DSC_0176s部門優勝と聞いて、目を輝かせて喜んだ田中選手。「今日はとびきり速いグリーンだったので、丁寧にいきました。前半は1バーディ1ボギーの36。後半もこらえて、16番Hまでいい感じでいけたんですが、もしかしたらベストアマかも、と考えた途端、17番Hで4パットダブルボギーをたたいてしまいました」と最後までこらえられなかったことを反省。それでも、「ショットは素晴らしく良かった」とニコニコ、満足気だった。


アマチュア50歳代の部
優勝
「素晴らしいグリーンコンディションでプレーできて、楽しかった」
小野充雄選手(名古屋)  152=74、78(40、38) 総合13位タイ

th_DSC_9943s ono「止まるのに、速い、転がる。スゴい仕上がりのグリーンに驚きましたよ」と興奮気味に話してくれた小野選手。「昨日ほどショットが良くなかった。ノーバーディ、8番HではOBを打ってダブルボギーにしたけど、楽しくできました」。


3番Hでホールインワン達成
木村和祥選手(鈴鹿)  162=82、80(40、40) 総合50位タイ

DSC06734s3番H(195Y、パー3)でエースを達成した。アブロードの5番アイアン、ボールはツアーステージで、「ピンにまっすぐ飛んで、落ちて、消えました」。木村選手はホールインワンは2度目。1度目はホームコースでのプライベートプレーで達成しており、競技での快挙に、証明書をもらい、この笑顔!!