[2014]中部アンダーハンディキャップ本戦・成績表 記事

2014.11.07

第16回 中部アンダーハンディキャップゴルフ競技(本戦)

開催日/平成26年11月7日(金)
会場/岐阜カンツリー倶楽部
参加人数/男子Aクラス75名(内欠場3名)、男子Bクラス34名(内欠場0名)
女子Aクラス35名(内欠場2名)、女子Bクラス12名(内欠場0名)

距離/男子A・Bクラス6398Y、女子A・Bクラス5859Y  PAR72
天候/快晴

【成績表】

総合・・・・・・・・・・・button_report_result

男子Aクラス・・・・・button_report_result

男子Bクラス・・・・・button_report_result

女子Aクラス・・・・・button_report_result

女子Bクラス・・・・・button_report_result

初の「インデックス」での試み。スロープレートによるコースハンディキャップで競い、総合優勝は女子、嘉田チカ選手!!


tee-flower中部アンダーハンディキャップゴルフ競技は、JGA/USGAハンディキャップインデックス取得が参加条件で、今年度から各選手の「インデックス」が、スロープレートによるコースハンディキャップに換算されて競われました。
新ハンディキャップのためか、愛知・岐阜・三重・北陸の4地区で行われた予選会にはやや少なめの401人の参加でしたが、予選を突破した151人が本戦に挑みました。競技は、7時15分にアウト、イン同時にティーオフ。選手たちは闘志いっぱいにスタートしていきました。

選手表彰は従来の男子A・B、女子A・Bの上に、男女総合の部が設けられ、嘉田チカ選手(名古屋広幡)が総合優勝に輝きました。また、各クラス上位4名にJGA杯出場権が与えられました。

会場の岐阜カンツリー倶楽部は、今年55周年を迎える岐阜県で最も歴史のあるゴルフ場です。今日は、朝から青空が広がる絶好の天候、西よりの風1.5メートルの微風、コースはフェアウェイの緑が濃く美しく、絶好のゴルフ日和に恵まれました。ただ、グッドコンディションに仕上げられたグリーンはスティンプ11フィートと速めのうえ、男女同じティーグラウンドが7ホールもあり、女子にとっては、ややタフなセッティングになったようです。

15H選手たちがホールアウトし始めると、アテスト会場では、プロジェクターに映し出される成績に驚きや称賛の声が上がります。いつもと違うのは、全選手の総合順位が発表されていることです。女子Aクラスの嘉田チカ選手(名古屋広幡)がグロス75、ネット63のビッグスコアをマークし、総合1位になると、後続組からもネットスコア・アンダーパーの選手が続々出てきました。実にアンダーパーは24人の好成績。しかし、嘉田選手の成績は最後まで抜かれることなく、2位から10位までは男子選手が獲得したので、まさに紅一点の栄冠。嘉田選手は、総合優勝の他に、女子Aクラス優勝、女子ベストグロスにも輝きました。表彰式では、総合1位から10位にクリスタルトロフィー、男子A・B、女子A・B優勝者に記念品、男女ベストグロスに銀メダルが贈られましたが、今年のアンダーハンディ競技は入賞者が一人もかけることなく全員が参列し、表彰式を盛り上げました。

<成績>敬称略
G:グロス H:コースハンディキャップ(I:JGA/USGAハンディキャップインデックス) N:ネット

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◇◆総合の部
優勝 嘉田チカ(名古屋広幡) G75 H12(I/8.9) N63
2位 林裕信(中仙道) G86 H22(I/19.5) N64
3位 前島典正(森林公園) G76 H12(I/10.3) N64
4位 齋藤信治(名古屋港) G81 H16(I/14.1) N65
5位 朝倉健一郎(花の木) G89 H24(I/21.4) N65
6位 小澤健造(新城) G81 H15(I/13.5) N66
7位 徳田隆司(額田) G79 H13(I/11.4) N66
8位 中根幹雄(岡崎) G79 H12(I/11.1) N67
9位 伊藤俊夫(グレイスヒルズ) G76 H9(I/7.6) N67
10位 阿部達郎(三重県連) G94 H25(I/22.0) N69


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写真/左から男子B:林選手、男子A:前島選手、女子A:嘉田選手、女子B:神谷選手

◇◆男子Aクラス
優勝 前島典正(森林公園) G76 H12(I/10.3) N64
2位 徳田隆司(額田) G79 H13(I/11.4) N66
3位 中根幹雄(岡崎) G79 H12(I/11.1) N67
4位 伊藤俊夫(グレイスヒルズ) G76 H9(I/7.6) N67

◇◆女子Aクラス
優勝 嘉田チカ(名古屋広幡) G75 H12(I/8.9) N63
2位 宮西裕子(富士可児) G82 H13(I/9.6) N69
3位 川畑美雪(石川県協) G84 H14(I/10.5) N70
4位 長谷川佐知子(名古屋港) G87 H17(I/13.2) N70

◇◆男子Bクラス
優勝 林裕信(中仙道) G86 H22(I/19.5) N64
2位 齋藤信治(名古屋港) G81 H16(I/14.1) N65
3位 朝倉健一郎(花の木) G89 H24(I/21.4) N65
4位 小澤健造(新城) G81 H15(I/13.5) N66

◇◆女子Bクラス
優勝 神谷直子(豊田) G94 H21(I/17.0) N73
2位 稲荷紀美子(石川県協) G97 H24(I/18.9) N73
3位 山本真津美(フォーレスト福井) G104 H29(I/23.7) N75
4位 高井友子(新城) G101 H25(I/20.4) N76


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◇◆特別賞 ベストグロス
男子 飯塚登代治(春日井) G75(38、37)
女子 嘉田チカ(名古屋広幡) G75(37、38)

なお、各クラス上位4名に、12月3日(水)に大阪府の茨木カンツリー倶楽部(西コース)で開催されるJGA杯J-sysゴルフ選手権(JGAアンダーハンディキャップ競技)への出場権が与えられました。

廣瀬1<インタビュー>


「盆と正月が一緒に来たようなラウンドでした」
総合優勝、女子A優勝、ベストグロス
嘉田チカ選手(名古屋広幡) G75 H12(I/8.9) N63

joshiA-B アテスト会場でカードを提出しながら、「どうしよう、盆と正月が一緒に来たみたい」と驚きを隠せなかった嘉田選手。「練習ラウンドがものすごく悪かったから、ほんとに今日は出来過ぎ!」と言った内容は、2バーディ3ボギー1ダブルボギーで、バーディは11番Hで30ヤードをチップイン、5番Hでアプローチがダフってゴロになったがピン1メートルに寄ってくれたというもの。しかも、少しパターイップスになりかけているパッティングが今日のグリーンの速さにうまくあったのだとか。ラッキーを引き寄せるのも実力のうち、とはゴルフ競技でよくいわれること。嘉田選手は、このアンダーハンディ競技には毎年出場、一昨年は4位、昨年は5位と上位に顔を出していた。北海道で獣医をしていたが、家業を手伝うために名古屋に戻り、いつしかゴルフ競技とも真剣に向き合っている嘉田選手だが、その細身の身体を目一杯使った大きなスイングで飛ばしていく。「ずっと調子が良くなかったんですよ。だから、今日は75のグロススコアが一番嬉しい!!」。(写真 右から2人目が嘉田選手)

「練習ラウンドでコースを見ておいたのがよかった」
女子B優勝
神谷直子選手(豊田) G94 H21(I/17.0) N73

th_DSC_3476s2年前に同クラス優勝、昨年は2位、そして今回で、3年連続で日本への切符をゲットした神谷選手。「練習ラウンドは100超え、たくさん打ちました。でも、それで、いろいろ考えて、今日は改善できたかな。3パットもいっぱいありましたけど、コースを見ておいたのがよかったと思います。ほんとは、もっと上手になって、Aクラスで闘えるようになりたいんですけど、なかなか難しいですね」。


「ぶっつけ本番でしたが、いつも通りできてよかった」
男子B優勝、総合2位
林裕信選手(中仙道) G86 H22(I/19.5) N64

th_DSC_4007sこの2週間ほど、練習が全くできない状況で、練習ラウンドもしないで今日を迎えた。「初めてのコースでしたが、アプローチは自信があったので、OBを出さないように気をつけました。バーディは取れなかったけど、ほぼほぼ普段通りのゴルフができたと思います。この日曜日に亡くなった祖母に報告できます」。中部アンダーハンディ競技にはこれまでも何度も地区予選に出場、今回3回目の本戦でクラス初優勝、初めてのJGA杯出場となる。「日本の試合は初めてなので行きたいですが、サラリーマンなので仕事が休めるかどうか。大阪なら近いですよね・・・。今は、めざせAクラス、で練習しています」ゴルフ歴25年とはいえ、競技に出始めてまだ10年という47歳。


「前半のアウトができすぎ、グリーンの速さに助けられました」
男子A優勝、総合3位
前島典正選手(森林公園) G76 H12(I/10.3) N64

maejima アウトはスコアカード通りのオールパー36だった。「グリーンが速かったのでビビりながら打ったのが、ちょうどいい距離になって入ったんです、速さに助けられました。最初のティーアップは久しぶりの競技で手が震えてました」と前島選手。1年ほど前に練習のし過ぎからか手首を痛めた。それがいまだに完治していないようで、なかなか思い切り振れない状態が続いているのだとか。「でも、そのおかげか、曲がらないんですよ」と怪我の功名に感謝した。友人に誘われて始めたゴルフ歴は約15年の43歳。

ベストグロス
男子
「バーディチャンスがとれなかった」
飯塚登代治選手(春日井) G75(38、37)

Itoh-iizuka いつもはスクラッチ競技に出場することが多い飯塚選手、68歳。「今日は全部で13ホールパーオンできたのに、バーディチャンスを生かせなかったのが残念。特に、最終の18番Hでバーディ狙って強気で攻めたら、1.5メートルオーバー、返し入れたけどパー。取りたかったね」。ベストグロスは獲得したが、総合も全国への切符もマッチングで次点、残念な結果となった。(写真 右が飯塚選手。左は総合9位の伊藤俊夫選手)