中部アマチュア 1R  速報記事&会場フォト

2026.05.19

2026年度(第58回)中部アマチュアゴルフ選手権競技
2026年5月19日(火)・20日(水)・21日(木)・22日(金)
会場/愛知カンツリー倶楽部 東山コース  7162yd Par74
参加人数/133名(うち欠場2名)
天候/1R 晴れ

 

23歳・中嶋太造選手(芦原GC)と

大学4年・益田航選手(中部学生ゴルフ連盟)が

5アンダーで首位発進。

 

 

2026年度の中部アマゴルファーの頂点を決める中部アマチュアゴルフ選手権競技が愛知県の愛知カンツリー倶楽部東山コースで初日を終えた。初日の今日は朝から晴れ、強い陽射しが注ぐ夏日になった。朝のうち爽やかさを感じた風も徐々に強くなり、後半になるほどに風の計算がプレーにも響くほどだった。グリーンコンディションはスティンプ11.5に設定された。

 

今回のエントリー選手133人の内訳は、最年少の12歳(中学1年)から59歳まで幅広い年代であり、10代49人、20代44人、30代8人、40代13人、50代19人、平均年齢は27.6歳だ。さらに細かく見てみると、中学生11人(中1が1人、中2が6人、中3が4人)、高校生19人(高1が3人、高2が4人、高3が12人)、大学生世代となる2004年4月生から2009年3月生は55人。出場者はいずれも厳しい各地区予選を通過してきた強者揃いが集まっている。

 

朝7時30分にティーオフした競技は、全員のホールアウトが16時ごろとかなりの時間を要した。先週に開催された中部女子アマチュアゴルフ選手権競技と比べると、1時間ほどの差があったようだ。

 

愛知CC東山コースは、パー5のロングホールが6つあり、パー74の18ホール。最近はアマチュアといえど飛ばす選手が増えており、このロングホールで幾つバーディが取れるかでスコアメイクも変わってくると思われた。そして、それを見事に具現化したのが、イン2組目でスタートした23歳の中嶋太造選手(芦原GC )だった。アテストが始まって早々に、5アンダーのビックスコアでホールアウト。実に6つのロングホールのうち5つでバーディ奪取をしてきたのだった。さらに、イン5組目の大学4年生・益田航選手(中部学生ゴルフ連盟)も5アンダー69ストロークをマークして、2人が首位に並んだ。
ただ、その後に、この5アンダーを上回る選手は現れなかった。次に続いたのは、2打差の3アンダー71ストロークで、大学4年生の金本大輝(片山津GC)、高校3年生の松山茉生選手(グリーンヒル瑞浪GC)、21歳の松井諒哉選手(CGA)の3人。さらに2アンダー72ストロークには34歳の笠松孝太郎(グランディ浜名湖GC)、高校1年生の白川統太郎選手(いわむらCC)、大学1年生の水谷海琉選手(いわむらCC)、1アンダー73ストロークには5人、イーブンパー74ストロークには4人が続いている。
デフェンディングチャンピオンの大学2年生・矢野仁貴選手(CGA)は3バーディ、2ボギーの1アンダーと伸ばしきれず、9位タイから巻き返しを狙うこととなった。

 

明日の予選第2ラウンドも朝7時30分からティーオフされる。明日からは天候が崩れる予報も出ている。決勝ラウンドに進出する上位80位タイがどんなスコアになるのか注目されるところだ。

 

 

<インタビュー>

 

1位
ロングホールでお見事!5バーディ。
中嶋太造選手(芦原GC ) 69=34、35

イン2組目のスタートし、10番、14番、1番、3番、9番と6つのロングのホールのうち5ホールでバーディを奪った。そのほかは2番パー4でバーディ、5番パー4でボギーだった。「ロングで取れなかったのは18番でした。ティーショットが左の池の方に行き、赤杭から出して、3打目がグリーンに乗らずでした。それでもよくバーディが取れたし良かったです。ロングで取らないとなかなか難しいですからね、僕はインコースの方が難しかった」と5アンダーの好スコアにちょっぴり驚き気味だった。中嶋選手は福井工大を卒業して2年目の23歳。今はシミュレーションゴルフのスタジオで働いているがエアコンの取り付けなどの便利屋さん的なこともしているのだとか。「いい初日ができたので残り3日間頑張りたいですね。日本アマに行けるなら3年連続になるので・・・」

 

 

1位
益田航選手(中部学生ゴルフ連盟・中部学院大4年) 69=33、36

インからスタート。出だし10番パー5で第2打が左奥まで弾んだが20ヤードのアプローチがチップインしイーグル奪取。続く11番パー4も7メートルのバーディパットが決まり、好発進した。だが、13番、16番、17番をボギーに、18番で4メートルのバーディパットを沈めて1アンダーで後半に入った。すると、後半は1番パー5、4番パー3、7番パー3、9番パー5でバーディを決め、5アンダーでホールアウトした。「後半のノーボギーが嬉しいです。明日からも頑張ります」と振り返った益田選手は、春から中部学院大4年。先日行われた東海テレビ杯で優勝し、今年のバンテリン東海クラシックの出場権を獲得している。飛距離は280ヤードほど。今年はQTを受ける予定だ。

 

 

3位
松井諒哉選手(CGA) 71=35、36

インの最終組からスタートした松井選手が3アンダーでホールアウトしてきた。「必死で1ホールずつ回ってたので、思い出しながら話します」とひとホールずつを丁寧に振り返った松井選手。10番パー5に3メートルを鎮めるバーディをはじめロングホールで4バーディ、15番パー4でドライバーを左に曲げたことからボギーとした。「今日はティーショットが曲がってしまいダメでした。そうなるとアイアンも精度に欠けるし、いいところに乗らなくて。アプローチとパッティングでぼちぼちできたかなという感じです」。難病を抱えている松井選手は大学もオンライン授業を軸に続けてきたが両立が難しくなったこともあり、この春中退を決めた。「今はゴルフに時間をとって練習しています。体の方も薬や食事などがうまくいっているので、なんとか行けそうです」と笑顔だった。まずは日本アマ出場権を、そしてQTへ、見つめる先は明るい。

 

 

3位
松山茉生選手(グリーンヒル瑞浪GC・福井工大福井高3年) 71=38、33

ホールアウトするなり、「最後にスダボ! 5アンダーだったのに」と茉生くん。インからスタートし、前半を4アンダーで折り返し、後半は2バーディ1ボギーで迎えた9番パー5だ。210ヤードを七アイアンで打った第2打がグリーン左手前のバンカーへ。そこから出すのに2打を要し、5オン2パットのダブルボギーとしたのだった。「そこも悔しいですが、自分としては5番のボギーの方が悔しいかな。ショットのミスがあったので」と今日を振り返った。松山選手は2年前に史上最年少で日本アマを制し、一躍全国区に。今年もナショナルチームメンバーとして活躍を続けている。来月は3年連続となるトヨタジュニアカップ(中京GC石のコースで開催)に出場する予定だ。愛知CC東山コースのアマチュアコースレコードが9アンダーと聞くと「そうなんですか。狙います!!」と目を輝かせた。

 

 

3位
金本大輝選手(片山津GC・大手前大4年) 71=35、36

インからスタートした。3バーディ、ノーボギーだった。「今日はフェアウェイもほとんど外していないし、パーオンが14回ありました。あとはアプローチも良かった。いいゴルフでした」。金本選手は先週のツアー「関西オープン」にも出場した大手前大4年生。「中部アマチュアは大学に入ってからもずっと出ていますが、いつも最終日に崩れて日本アマを逃しています。今年こそ最終日に崩れないようにしたい」と自分を鼓舞した。

 

 

ミッド世代以上で最高位の6位タイ
笠松孝太郎(グランディ浜名湖GC) 72=36、36

34歳の笠松選手が2アンダーと気を吐いた。インからスタートして、出だしの10番パー5で第2打をグリーン奥に外したが、そこから20ヤードほどをチップインしイーグル奪取。その後パーセーブを続けたが18番パー5でダブルボギーとする。後半は2バーディ、2ボギー出回ると最終9番パー5でピン右手前2.5メートルに2オンした笠松選手は、実に今日2つ目となるイーグルパットを沈めてフィニッシュしたのだった。「同じ組の中学2年生の福井誠ノ介くんのプレーに圧倒されてました。イーグル2つは自分でもびっくりですが、ちょっと歩きすぎて足が痛いです、今」と苦笑いしつつも好スコアを喜んだ。ホール間以外は歩きのプレーの今大会。大人世代には体力との勝負というもう一つの戦いも待っている。

 

<会場フォト>